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    皆様、お世話になっております たつみやベビー店長の矢野誠一です

    3人のやんちゃ娘達に手を焼く A型40才の「夢見る中年男」の私が

   月に1〜2回ごくたわいもないことをダラダラと書き込んでおります

   ふと気が付けば早いもので、すでに6年が経ってしまいました・・・

   どうか暇つぶしのつもりで読みとばしていただきたいと思います

   


 箕面市  勝尾寺にて   長女ナナコ   三女モモコ     次女トオコ

 

第122話  ワシ・タカ・トビ  3月7日


「鳶が鷹を産む」という言葉は・・・平凡な親から素晴らしい子供が育つ事の例えですが

トビやタカなどの猛禽類についてよく調べてみますと、少し違った意味に思えてきました


一般には鷹というと「オオタカ」の事を指すようで、他の鳥を高速で狩る生態系の頂点

まさに猛禽といった精悍な姿です

一方、鳶はFAXの受信音みたいにピーヒョロとないて、生きた獲物をあえて狙わずに

カラスと一緒にゴミを漁る、全身がまさに鳶色の地味な姿・・・

鳶はその大きな翼を広げても、あまり羽ばたかずに上昇気流に乗りクルクル回って飛び上がるため

エネルギーを使わない、ある意味エコな鳥ですな


エサとなる野生動物が豊かな土地でないと繁殖が難しいタカとちがい

トビはなんでもたべるため、海岸・山間部はもとより、どこの町でも見かけますので

別の見方をすれば、鳶のほうが勝ち組のようにも思えます

しかも意外にもトビは比較的大型の猛禽類なのです

国内では一番大きな鷹であるクマタカだけが鳶よりほんの少し大きいようです

逆に、大きいと思っていた「オオタカ」はカラスと同じくらいのサイズで

翼を開くと120cmほどらしいので、150cmあるトビはオオタカよりもずいぶん大きいのです

もちろんオオワシやイヌワシなどは200cmを超えていますからワシが大きいことは確かです

しかしワシと名のつく鳥の中にも「カンムリワシ」などトビより小さな種類もあるので

大きな猛禽をワシというのなら、トンビはワシと言えなくもないのでは?と考えてしまいます

最近ではワシはタカの仲間という事になっており、トビもワシと同じタカの仲間ということは

トビとワシはタカ目のタカ科に属する鳥・・・つまりタカです・・・???

さてここで「トンビがタカを産む」話に戻りますと、元々トビはタカの仲間ということは

トンビが生むのも、ある意味で全てタカということになってしまうのです

ああ〜ややこしいいいいい

これでは「鳶が鷹を産む」という言葉の真意の解釈は

「意外に思うが実は当然の結果」となってしまうではないですか!

「平凡な親から・・・」の解釈のままで意味を拡大すると

「平凡な我が子を特別だと思ってしまう平凡な親」と言う意味が一番しっくりときます

他の解釈だと「平凡な親から小くて凶暴な子供が育ってしまった状態」と言う意味にも

「鳶が鷹を生む」を使えそうです

我が家でも、酔っ払って帰宅した私が娘のほっぺたに吸い付こうものなら

グーのパンチや、かかとを使ったキックが何のためらいもなく私を襲いますので

娘は鷹に育ってしまった・・・と感じる今日この頃です


さて本来の意味である、子供が親より素晴らしい事のたとえならタカではなく

「トンビがワシを産む」というほうがワシは・・・いや私は正解のように思えますが、どうでしょう

ううう〜む・・・自分でもワケが分からなくなってきました・・・

そんなわけの分からない状態をたとえて

「親がトビでもワシはタカ」という言葉はどうでしょう? わけわからんでしょ?

流行りませんかね〜






第121話 ゴイちゃん  2月8日 

はしご酒の3件目で日付が変わりました

さすがに付き合ってくれる相手もおらず、ひとり家路に着くと

「うわ〜、お前は〜また飲みすぎなのか?しょうがないヤツやな〜」と

毎回ご立派な意見をしてくれるヤツがいます・・・ゴイちゃんです

しっかりと酔っぱらって「神子川橋」を渡る時はいつものことです

ハイハイ〜ありがとう〜

でもゴイちゃんの声はシラフの人には聞こえないのでしょう・・・彼は鳥だからです

私は酔ったときに使える特殊能力である「ソロモン・リング」をつかって

ゴイサギのゴイちゃんの声を日本語で聞いてしまうからなのです



かの古代イスラエルのソロモン王は、大天使ミカエル様からもらった指輪の力を使い

動物たちの声を聞いていた・・・と一般的には伝えられていますが、たぶんソロモン王は

酔っていただけなのだろうな〜と思うのです

ヘベレケに酔っ払うと動物の声って普通は聞こえますよね・・・ってワシだけ?



ゴイサギを初めて意識したのは小学校の6年の時です

ある日元気のない茶色の鳥を拾いました

ニュージーランドにいると聞く「キウィ」に似ている鳥でした

でも翌朝コロリと死んでしまった謎の茶色い鳥・・・見ことがないな〜

鳥類図鑑で調べるとゴイサギの若鳥のようでした

ちなみに成長すると灰色になり、後頭部にアンテナのような飾り羽が1本垂れます

見たことないのは当然で、この鳥は夜行性なのです

赤い目玉が特徴的で、サギにしては首が短く、シルエットがペンギンっぽいのです

いまさら詳しく調べてみると、恐れ多くも賢くも彼は「サギの王様」だったのです



いまでは学問の神様として奉られている「天神様」といえば菅原道真のことですな〜

「菅家」と言う名で百人一首でもおなじみです

しかし陰謀で左遷させられてしまい、没後には雷神と化して京の都を恐怖の

ズンドコに陥れたことでも有名なのですが

この道真公の怨霊を最も恐れた人物といえば、左遷を認めた醍醐天皇なのです

ゴイサギはこの天皇様から「従五位」の位を授けられた、やんごとなき鷺らしいのです 

天皇は自分の権力で、鳥さえも従えることができる!

そんな冗談が好きだったのでしょうか

六位の家臣に命令して庭のサギ捕まえようとしたところ、もちろん捕まるわけもなく逃げ回り

困った家臣は「天皇の勅命なんだから恐れ入って、御前でかしこまってくれやい」と

お願いすれば、このサギは翼をたたんでおとなしくなったそうで

それを見て喜んだ天皇はいたずらで「鷺の王」とのお墨付きの札をサギ首にぶらさげ

捕まえた六位の家臣より上の「従五位」の官位を授けた・・・つまり「五位鷺」であると

このナイスな歴史的逸話がマジで「平家物語」に載っているのです!

これには道真公でなくとも雷を落とすか電撃的なツッコミを入れたくなります


当時の五位といえば、貴族の出身でなければ一生かかってもなれない地位とのことで

現在でも従五位は功績のあった校長先生や警察署長、消防所長、消防団長がこの地位の勲章を

もらっていますので、私のような一兵卒の消防団員では、ゴイちゃんに頭が上がりません

さすがはサギの王様です!世が世なら従五位の高級官吏様なのか〜

これでは上からの目線で私の泥酔をたしなめられても

「平民の私なんぞには、もったいお言葉でございます〜」

と恐れ入らなくてはなりませんな〜 さらに従五位について詳しく調べてみますと

従五位は軍隊ならば「中佐殿」らしいのです・・・中佐といえば陸軍なら連隊長殿で

海軍なら駆逐艦クラスの艦長殿ではないですか! 舞鶴の海上自衛隊なら二等海佐か〜

このこの〜!まったく五位鷺様はどんだけエライ奴なんでしょ!


ちなみに当地方では、力の入っている状態を表すのに「ゴイゴイ」という修飾語があり

「ガンガン」「ドンドン」「モリモリ」「グイグイ」の代わりによく用いられています

EX「大きな魚が釣れたんはエエけど、あんまりにもゴイゴイ引くで、糸が切れた〜や」とか

EX「いや〜夏はビールがうまいさかいゴイゴイ飲めるわいや〜」とか使いますので

「ゴイ」という言葉に、えもいわれぬパワーを感じてしまうのは私だけではないでしょう



さて、ある朝のことゴイサギが家の前にいたので驚きました!

ゴイちゃんかな?

我が家の近所で、しかも日中にゴイサギを見かけるのは珍しいな〜

近寄ってみましたが元気がなく、ノソノソ歩いて逃げようとしますが

飛び去る様子はないので、どこか具合が悪いなら我が家でお休み下さい〜とばかりに

虫取り網をかぶせて捕獲すると、そのままダンボール箱で保護させていただきました

暴れる様子も無いので調べてみますと、骨や翼は問題ないようですが下痢ピーで

体の下半分が汚くて、足の指が2本も途中から無くなっており、爪も嘴もボロボロです

かなり年寄っぽい・・・ではなかった、ご長命でらっしゃると感じましたが

元気がないのは、もともと夜行性だからかもと思いイワシ一匹をつつしんで献上すると

「誠に恐縮ですがどうかこの雪隠にてお休みいただきますように」とお願いたしました


 night-heron in toilet


その夕方のこと、携帯で撮った画像を私の妹と遊んでいたバカ娘たちに見せて

「お〜い、これを見ろ〜パパはペンギンを拾ってしもたんや〜」とウケを狙うと、妹が覗き込んで

「え?これはゴイサギやけど?」と一発で見破られました・・・

これでは話が盛り上がらんぞ〜オイっ!

さすがは我が妹「黄昏のムツコ」だけのことはあるのですが 私も暮れなずんでしまいました

妹は長女のナナコから「おばちゃんスゴイな〜物知りやね〜」と尊敬されていました

しかし妹よ〜サギの鑑定が出来ても実生活でのプラスは何もないぞ・・・

お前もヒマやな〜



その夜は、寄り合いの後でイタイイタイ後輩のKY君とペンギンの居る居酒屋で飲みました

そこでゴイサギの画像を見せて「ウチにもペンギンがおるんや〜」とウソぶけばKY君は

「ホンマや!なんでペンギンがトイレにおるんですか?」と分かりやすい反応でした

「そうなんよ〜お前はホンマに賢くなくて話が盛り上がるわ〜」と後輩を褒めてしまいました

おかげさまで盛り上がってゴイゴイ飲んだ私達ですが、泥酔したKY君は悲しい事があったのか

「家には帰りたくない〜」と言いだしたので、我が家で飲み直しをして、ついつい午前3時過ぎても

アホみたいにゴイゴイ飲み続けたために、結局つぶれたKY君は悲しいかな

廊下で力尽き「ワシはここで寝ます〜すんませ〜ん」と、うめきながら夢の中へ・・・

とりあえずフトンを2枚を無造作にかぶせておきましたが、恥ずかしいことに私もなぜか

イタイイタイ後輩に付き合って、廊下で寝てしまい風邪をひいてしまいました

すぐに朝になり、赤い顔のまま三女を保育園に送りましたが、久しぶりにひどい二日酔いです

うわ〜気分悪いな〜頭が割れそう・・・そういえば昨夜は、めっちゃ寒かったのです


すぐに自宅へ戻ると、暗い表情の妻が低い声で言うのです

「どうするつもりや? 息してへんで・・・昨日アンタは何をしとったんや!」

えええ〜! KY君は死んだのか!マジかあああああああああああ 3秒凍りつきました

フトンをめくると、いつもどおりの不細工な顔ですが、KY君の呼吸は止っていません

死んでしまったのはゴイサギ様のほうで、30年前と同じく翌朝にコロリとお隠れになられました



小さな命を救ってあげられなくて申し訳ない・・・もとい・・・「すみませんでした」

せっかく酔っ払って帰宅したのだから「ソロモン・リング」を使って具合を尋ねるべきでした

私としたことが、ぬかりました

やはりあれは「神子川橋のゴイちゃん」だったのかな〜

それを確かめたくて、橋まで何度も行ってみましたが、どこにも見当たりません


ゴイちゃんだとすると何ゆえに死ぬ前に私の所に来たのか・・・偶然としか説明できませんが

「いいかげんで酒を控えろよ!」と最後に言い残してくれたようにも思えます

メタボな私に禁酒の勅命が下ったのでしょうか・・・

おじさんはなんだかセンチな気分になってしまいますな〜



〜追記〜


その3週間後

やっぱり懲りていない私は、酔っ払って神子川橋を千鳥足で渡ってしまいます・・・

こんなアホウをだれか叱ってくれないものかと、ついゴイちゃんの姿を探してしまうのですが

あれ?なんだかさわがしいぞ・・・なに? まさか!

「お前、また飲みすぎか?」「しょうがないヤツやな〜」「ほどほどにせ〜よ」

なんやいな? ・・・えっ! 

「お前、肝臓は大丈夫か?」「コリへんヤツやな〜」「ほどほどにせ〜よ」

うわっ! なんでや〜

「お前、腰は大丈夫か?」「しかしイケメンやな〜」「ほどほどにせ〜よ」

ええええええええええええ?

再会したゴイちゃんは、なぜか・・・・・・なぜか3羽に増えていたのでした! 

幻覚か?・・・どうやら「ほど」を考えて飲まななくてはならないことが

分かりました! ありがとうございます


ここで一句

「このたびも〜ほどもとりあえず〜神子川の〜鷺の御言葉〜酒のまにまに〜〜〜」







第120話  誤用  1月16日

 新年会でB先輩と飲んでいて、座右の銘を聞かれましたので

「情けは人のためならず〜です」と即答したのですが・・・


「なるほど〜他人に厳しく自分に甘い、君らしい答えやな〜、まさにジコチューや」

といわれてしまいました・・・

なに?私が自己中心的ってか? ていていていっ〜!

この言葉の本来の意味は

『人に情けをかけることは、まわりまわって自分のためにもなるかもしれないから

なにもその人のためだけではないよ〜だから皆さんお互いに情けをかけましょうね〜』

と言う優しい意味なのですが、実際はB先輩のように

「甘やかすと、ろくな人間にならないから、あえて厳しくしよう〜」と解釈する人のほうが

多いようにも思えますな〜

言葉の意味は徐々に変化するものなのでしょうか

これからはB先輩だけには厳しく、情けをかけないようにしたいと思います

そのほうが、まわりまわって私のためになることも・・・ないな〜

ジコチュウ発言には「そうそうそう〜」といつものように軽く受け流して

先輩の間違いをあえて指摘しないであげることにしました



帰宅して時計を見ると、まだ11時です・・・飲み直しをするか〜

おや?冷蔵庫にビールがない・・・

私はぬるいビールもおいしく飲めるので買い置きを探すのですが

ああ〜!これもないぞっ 誰がのんだんや?・・・って、ワシか〜

しょうがないから、非常手段で神棚にお供えしてあるワンカップの日本酒をお下げしてと・・・

さて飲み直し飲み直し・・・


悪いことはできませんな〜翌朝すでにバレてます

「この確信犯がっ!またバチあたりなことをして〜!」と、妻にしかられました



さて、お次は確認犯の娘の場合ですが

家族で買い物中のこと、今夜は魚料理にしようかと親がしゃべっているのを聞いた娘が

「コッチがタビタイ〜」と

ステーキ肉のトレイを指差して、そのまま尖ったツメでラップにプスっと穴を開けたのです!

「うわ〜!」

夕飯は肉料理に変更になりました・・・ああ〜安い輸入牛肉で助かった〜

「次に同じことをしたら許さへんで〜!」

しかし娘は翌日も叱られるのを覚悟で「オニクがタビタイも〜ん」と、またもや肉をプスっ・・・

「コラ〜!この確信犯め〜今日は許さん!」

ちっともこりていない娘を、確信犯の現行犯で御用にいたしました

ところがそんな娘に『確信犯』を使うことは誤用だったのです

自分が正しいと信じて行う犯罪・・・コレこそが本来の確信犯だったのです「確信犯〜A」

私が使っていたのは、結果を予想して自分が悪いと分かっているのに行う犯罪「確信犯〜B」

今回の例を含めても確信犯はBのパターンで使う場合が多いようですが、コレは誤用らしいのです

Bの場合は普通に「故意犯」のことで、あえて「確信犯」と言う言葉で飾ってはいますが

悪いと分かって行う悪事って普通すぎませんか?

そうなると、なんでもかんでも確信犯になってしまいそうです

普通の悪事について「確信犯」を使うのは、よくよく考えると変なのです

ちょっとクドいですが、法的に悪い事をしていると分かっていない犯罪者というのは

よほどのアホか特殊な病気でもないかぎり、あまり聞かないですよね?

欲望に駆られてやったとしても、いけない行為だとは分かっているはずです

たとえば〜悪い事が分かっていても思わぬ結果で法を犯してしまった・・・これは過失犯

ブレーキを踏むのが遅れてオカマをほってしまった〜!などの交通事故はコレですな

悪い事を計画して、まだやっていないのに捕まった・・・これは未遂犯

こりずに何度も繰り返すのは・・・常習犯

これら以外の犯罪者のうち、自分でしっかりと考えた上で、悪いことをしているつもりが全く無い

ある意味ゴリッパな人こそが本来の「確信犯」なのです

思想犯・政治犯は自分の考えが間違っていないと確信して法を犯すので、ど真ん中の確信犯です



話は戻りますが、ウチの娘が本来の意味での確信犯ならば

「ラップに穴を開ければ、肉の鮮度を指で直接調べることができて美味しい肉が食べられる」

「ラップの穴を通して実際の微妙な色や素材の臭いがよりよく分かるため穴は開けるべきである」

なんてことを事を信じて疑わず、強い信念を持って穴を開けていることになってしまうのです

そんなややこしい幼稚園児は困りますな


さて、再び私の場合ですが

神棚の酒を酔っぱらって飲んでしまうことについて、妻が私に確信犯を使うのは誤用でしょうか?

お酒の神様が降りてきた私にとっては、供えられた酒を飲むのはむしろ当たり前のことです

この場合「確信犯A」があてはまります!

しかしもう一方の見方では

酒を控えろと言われても「これは神さまに供える酒だから別だ!」と言ってお酒を買って

もちろん神棚には一度供えるものの、結局自分で飲む私・・・こちらは「確信犯〜B」ですな

うう〜む、私はAとB両方を併せ持つ極めて稀な存在なのか・・・

私こそが真の確信犯か?

まあ〜ワシはお酒が飲めればなんでもエエんやけど〜〜


あ!でもこの考え方こそが、認めたくないけれど『ジコチュウ』なのかも〜

誤用で御用は私のほうでしたな〜〜すみません・・・勉強になりました!






第119話 顔の話  12月28日

 「明日から変われるとしたらどんな顔?」という会話で飲み会が盛り上がっていた時のことです

イケメンの私は、さわやかにビールを飲みながら、だまって話を聞いていました

後輩達からはジャニーズ系の木村拓哉・香取信吾 TOKIOの長瀬などの名前が出て

よせばいいのにK先輩が私に話を振ってくれます  (敬称略)

K先「そうやな〜ワシもキムタクかな? 福山雅治なんかも最高やな〜」

私「・・・そうですかね〜」

先「むっちゃモテるやろな〜そう思わんか!」

私「そうですか・・・」

先「おいおい、なんか世界がかわるっちゅうか、夢があるやろ?」

私「は〜」

先「なんや?お前も言いたいことあるやろうが、言うてみ〜」

私「そうですね・・・このエロオヤジは〜エエ年こいて何を考えているんだか〜」

先「そうじゃなくって、なりたい顔の話やアホ」

私「あ〜そっちでしたか、しかしそんな夢みたいな」

先「だから〜これは夢の話やないか!」

私「夢は寝て見るモンですよ」

先「ほな寝ろや!それで朝起きたらキムタク顔になっとったらどうや!人生変わるやろ?」

私「鏡をみて、びっくりするでしょうね」

先「ああ〜めんどくさいヤツやな〜」

私「20年も前なら考えますけど、いまさらどうですかね・・・」

先「絶対にSMAPのだれかの顔になってしまうとしたら、お前は誰がエエんや? はよ言え!」

私「どうしてもということなら・・・森クンですかね」

先「森?・・・はいはい昔は確かにもう一人おったけど、なんか分かりにくいな〜お前は」

私「ボクは今さらSMAPを気にする年でもないですし、どうでもエエんでほっといて下さい」

先「それでは話が盛り上がらんど〜 ほな、SMAP以外では誰の顔がエエんや?」

私「SMAP以外って・・・範囲が広すぎて、なんかわかりにくいな〜」


私の意見で盛り上がると思えませんが、とりあえず正直に答えました


私「ボクなら篠田三郎ですね〜」

後輩からは「だれです?なにする人ですか?」と聞かれて、詳しく答えるのが面倒です

「ウルトラマンタロウの人や〜」とだけ答えておきましたが

あの、さわやかさを絵に描いたようなタロウの顔が後輩には浮かんでいないようでした

基本的に私が子供の頃にヒーローだった俳優さんは今もカッコイイと思えるのです

Gメンの原田大二郎や、アオレンジャーの宮内洋、助け人の田村高広、ミラーマンの石田信之

これが20年前なら、ぜひとも取り替えてほしいところですな



先「篠田三郎か〜渋いな・・・たしかに男前やったけど、流行の顔やないな〜」

私「流行の顔は時代とともに変わりますやん〜でも篠田三郎は今でも男前でしょ?」

先「今がどんなんかは知らんけど・・・お前〜やっぱり変なヤツやな〜」

私「変?そうですか〜変といえば流行の顔ではKさんのボディとバランスが悪すぎて変でしょ?」

先「あほ〜!キムタクなんか、ワシのほうが背の高さでは勝っとるくらいなんやど〜!」

私「ほかにも毛深さと、ウエストのメタボさでも勝ってますよ」

先「うるさいわい! だまってビールを飲んどけ!」

私「それから膝の悪さと目つきの悪さでもKさんがキムタクに勝ってますよ、すごいな〜」

先「あほ!お前はしゃべるな!」

私「Kさんがしゃべれと言うから、わざわざしゃべっているのに、変なことを言いますね〜」

K先「おまえの口の悪さでは篠田三郎のサワヤカな顔に合うわけないで〜それのほうが変じゃ」

私「そうそうそう〜だからボクは今のまま、福山雅治顔のままで我慢できますからお構いなく」

先「あ〜バカバカっ! お前には、江守徹か中尾彬か綿引勝彦とか山崎努のほうが似合うど〜」

私「さすがKさん〜ボクの好みの顔をよくご存知で〜4人ともボクはチェンジOKですよ」

先「ああああ〜なんかむかつく〜!」

私「ありがとうございます・・・というか、ボクはKさんの顔以外ならOKです」

先「このアホタレがっ〜おまえは本当にめんどくせ〜な!」

後輩達がフォローしていたようですが、もともと不毛な会話なのでどうでもいいのです

しかし、K先輩の言う4人がコワモテの性格俳優ではありませんか

ぜんぜんほめられてないな・・・

でもビールが美味いので、もう少しかき回してさしあげましょう



私「そもそもキムタクって、そんなに男前ですか?」

先「あ〜ほ〜♪ どうみても、お前よりキムタクのほうが男前じゃろうが!」

私「一般的にはそうでしょうけどね〜夢のある話なら、それを国民投票したとしますやん」

先「ほんまにアホな二択問題やな〜、お前がキムタクに負けるだけやど〜」

先「そうそうそう、キムタクVSボクが98対2でボロ負けしたとしましょうか」

先「おお〜リアルな数字やな〜ワシなら88対22くらいは、いけるやろうな」

私「変な自信ですね〜Kさんはボクより少ないはずですよ、しかも合計が110になってますし」

先「ああ〜うるさいな!お前に負けてしもたら、ワシは1か0やないか!」

私「さあ〜そこです、リアルに1としましょう、国民投票なら投票人口は1億ちょっとでしょ」

先「リアルに1ってなんじゃいや〜! でも一億人の1%といえば・・・100万人か?」

私「その半分が女性のはずなんで〜50万人の女性がキムタクよりKさんを選ぶわけです」

先「おうおうおう〜50万人のうち、20〜30代のベッピンさんはどんだけや?」

私「その年代なら10万人ほどいるでしょうけど、ベッピンさんかどうかは・・・」

先「とりあえず10人に1人がベッピンさんやとしようや」

私「それでも1万人はいますね〜」

先「キムタクよりワシを選んでしまうベッピンさんが、この国には1万人も住んでいるってか!」

私「宮津市の人口が今では2万ほどでしょ?」

先「まさに、1万人といえば宮津市の半分・・・宮津の女性のすべてやな!」

私「そうそうそう〜しかもそれがキムタクよりKさんを選ぶ20代のベッピンさんばかりですよ」

先「うわ〜夢のある話やな〜おもろいな〜生きる勇気がわいてくるやないかい〜」

私「100対0で負けたら、生きる勇気どころか国民から存在を否定されたようなものですけどね」

先「99対1の勝負なら絶対に勝てるで!」

私「99対1の状態で勝利宣言できるKさんは夢のように夢がありますね〜すごいすごい」

先「・・・ぜんぜんほめられてないな〜 お前も夢があるじゃろうがっ」

私「だから〜夢は寝てみるモンですよ〜って」

先「ああ〜バカバカっ!お前は本当にめんどくせ〜ヤツやな! だまってビールを飲め!」


だから私は今夜も・・・夢のようなさわやかさのまま、ビールをだまって飲むのであります






第118話 流星  12月18日


 
ネットのニュースをみていたら、ふたご座流星群の話題が出ていました

今夜12月13から14日ころにピークを迎えるようです

私はふたご座がどこにあるのか知りませんが、画像ではオリオン座の左側に位置しており

そこに放射点があり、周りが暗くて雲さえなければ1時間に50個ほども流れるようです

流れ星か〜 天空のロマンですな〜

今夜は家族で天体観測をするのもいいかも〜



ロマンチックな私が中学2年の夏のでした

地区遠足で丹後町の海岸にキャンプへ連れて行ってもらい

夜の水平線に連なって輝く烏賊釣り船と、晴れ渡った夜空にペルセウス流星群が美しくて

砂浜に寝転び、波の音とラジオを聴きながら明け方まで200個ほどを数えたことが

懐かしく思い出されます

宮津の夜空は、うすぼんやりと明るいので流星がきれいに見えるのでしょうか

今夜は月がないようですが、運悪く曇っていますし、明日の天気予報は雨・・・



「今夜は流れ星がみられるかもしれん〜」と三人娘につぶやくのですが

テレビを見ていて上の空ですな

CM中に長女のナナコだけがモニターを覗き込んできました

「流星か〜私も見たいな〜」と言うのかと思ったら

「あれ?この絵にはプロキオンがないな〜オリオン座の横にあるはずなんやけど」

小学4年生ともなると理科の知識が充実しているようです

長女「小犬のプロキオンとオリオンのベテルギウスは冬の三角形やって」

私「おお〜、よく知っとるな〜ほな、もうひとつはなんや?」

長女「あれ〜?なんやったかいな〜」

私「シリウスじゃろうがっ!」

長女「そうそう、おおいぬのシリウスで3つやったな〜テストにでたし」

私「そのテストは何点やったんや?こんなんは常識やど〜、絶対に忘れるなよ!」


えらそうに言っている私ですが、じつは冬の三角で知っているのはシリウスだけなのでした

ああ〜あぶないあぶない・・・しっかり勉強していないと父親の威厳が保てませんな〜

しかも酒を飲んでテレビを見ているうちに流星群のことをすっかり忘れてしまいました

先輩にもらった九州土産の馬肉の燻製がうまいので、ビールを飲みすぎたようですな

おかげさまで、すべて忘れて気分良く眠ることができます〜




朝の4時30分に目が覚めました・・・再び眠りたいところですが

ビールのおかげで膀胱がパンパンに膨らんでおり

トイレに行かないと子供レベルで大変なことになりそうです

家族を起こさないように、静かに用を足しに行くと

トイレの窓から、オリオンの三連星が見えたのです

おりしも冬の星座たちが低い位置にまたたいているではありませんか

そのとなりで、杉の梢に輝くのはナナコの言うプロキオンかしら

乾燥した空気で星々がはっきりと見えるのです

ねぼけまなこで、ふたご座はどれかいな〜と見渡したその時

短い光の粒が音もなく視界を斜めに流れて消えました

ああ〜眼福眼福・・・

一瞬にして心が洗われるような感覚ですな〜

雲は未明にかけて消えており、夜明け前とはいえ観測するのにもってこいの冴えた夜空です

家族を起こし、便所の窓からみんなで顔を出して空を見ようかとも思いましたが

上着を着込んでいても寒いのです

やっぱり寝ようかな〜と思っていると、再びタイミングよく尻尾のある流れ星が一筋現れて

私のロマンチックな部分をツンツン刺激してくれるので、眠れなくなりそうです

その美しさに、もう1つ、さらにもう1つ見たいと思えてしまうではありませんか


結局、一人で流れ星の1ダースを、ふるえながら数えたところで5時になり

充分満足できた頃に、朝霧と夜明け前の薄明かりのせいでしょうか

急に星々が見えなくなりました

私は運がいいのでしょう・・・ありがとうお酒の神様〜



しかし、ロマンチックな私はしっかり風邪をひいてしまっただけでなく

翌朝から午前四時になると尿意をおぼえて目が覚めるようになってしまいましたので

子供と一緒に星を見るのなら冬以外にしようと痛感しました


ちなみに夏の大三角形を作る3つの星がデネブとアルタイルとベガだということは

8月前半のペルセウス座流星群のために予習をいたしました

来年の夏には、夜の砂浜で馬肉の燻製をアテにビールをのみつつ

家族で星のロマンを数えるとしましょうか





第117話 「1・1・7」 11月7日

 今回で第117話目ということで、娘の名前の由来についてお話いたします


愛してやまない我が娘たち、七鼓・十鼓・百鼓の三人ですが

単純に足し算すれば117鼓です

これには30年にも及ぶ深〜いワケがあったり、なかったり・・・



自分についている名前の由来について調べるという宿題が小学生の時にありました

父親に聞いても生命判断だったようで

いくつかの候補から絞ったとのことでした

他にどんな名前があったのか?と聞くと・・・


父「忘れたな〜」

私「ひとつぐらい思いだして〜な」

父「たしか・・・マルクスがあったな〜」

私「はぁ?」

父「そうや、矢野マルクスや!」

私「なんじゃそれ」

父「知らんか?マルクスやで、資本論を書いたオッサンやど〜」

私「日本人なんか?」

父「あほ〜日本人でマルクスなんてヤツがおるか?」

こんな耳を疑うような答えが返ってきたのでたまりません、これが今の私なら

「社会主義かっ!」とか

「ここはドイツじゃねーし」とか

「マルクスは苗字やろうが!名前ならカールじゃい」とかいろいろ突っ込めますが

小学生の私は父親の強烈なボケを理解できずに、こう考えました

『ボクはマルクスという名前でなくて本当に良かった、そしてどうやら父親の頭は壊れている』

おかげさまで自分の名前に満足できるほどの幸せを感じるようになりました


ちなみに私が9歳の時に妹が生まれまして

「千草」というカワイイ感じの名前つける予定でしたが、当時三年生だった私が生意気にも

「千草と名づけて、かわいくなかったら本人がいずれ困るからアカン」とダメ出しをした結果

地味な名前のムツコに落ち着いたようでした

ムツコはおかげさまで、いつもたそがれているような地味な女性に成長しました

そして何か縁があるのでしょうか私の妻の母親もムツコだったのです

それならば生まれた娘にはムツコの次ということでナナコにしようと

満場一致で決まったという説もありますが・・・さにあらず



長女が生まれたころ、まだ車好きだった私は「いすゞ」の車に乗っておりました

23歳からずっと、いすゞ車を3台も中古で乗り継いでいたのです

ISUZU ミューHARDCOVER →ISUZU ピアッツァXS TURBO →ISUZU ピアッツァXE LOTUS

いすゞ車の突き抜けたデザインのよさと、まじめで丈夫な感じが最高なのでした

どうせなら生まれてきた娘には「矢野いすゞ」という名前にしようと思っていましたが

妻に拒否されました

読みにくいとのならば「いすず」と訂正しましたが、ダメでした

それなら、必殺シリーズでもおなじみ往年の大女優「山田五十鈴」さんをリスペクトして

「矢野五十鈴」と漢字にしたのですが、それすら受け入れられませんでした

子供の名前を決めるのも大変だな〜


そういう時は赤ちゃんの名付け方の本を読んでみよう

親の好きなジャンルの中から、ゆかりのある単語を選んでみるのもよいとあるな〜

私はもともと自然や文化・芸術にちなんだ名前をつけたかったのです

鳥好きの私は男の子に「隼太〜はやた」と名づけようかと、ずっと考えていましたし

友人に子供ができたときなどは、双子らしいと聞いたので

男の子なら「疾風・飛礫〜はやて・つぶて」「飛沫・吹雪〜しぶき・ふぶき」

女の子なら「睡蓮・木蓮〜すいれん・もくれん」「霙・霰〜みぞれ・あられ」などと

頼まれもしないのに、名付け親を買って出ようとして叱られたほどです

女の子の名前はコレといって考えていませんでしたが、1文字の名前も素敵です

「萌」「虹」「琴」「鈴」「硯〜すずり」や「笙〜しょう」なんかも魅力的でしたし

先輩が「茜〜あかね」「葵〜あおい」を命名しているのを聞いて、ヤラレタ〜と思いました

草花・樹木の名前もステキではないですか〜

「杏〜あんず」「梓〜あずさ」「柚〜ゆず」「欄〜らん」「桐〜きり」「桂〜かつら」「芹〜せり」

「蕗〜ふき」「菫〜すみれ」「薺〜なずな」「菘 〜すずな」「薊〜あざみ」「樒〜しきみ」

しかしどれもイイ感じです、ひとつに決めかねるな〜

でも「しきみ」は、面白いけどムリか〜

それでは、いろいろな草花、樹木などもあわせて

命が芽吹く、みずみずしさを「菜」と解釈して、その多種多様性を兼ね備えた意味を

ひとまとめにして「菜々子〜ナナコ」と名づけよう

つまりもともと菜々子とつけるはずだった、という説もありますが・・・さにあらず




長女が生まれた十年前には松嶋菜々子さんや藤原紀香さんを

テレビで見ない日はないくらいでしたので、私の母が彼女達の美貌と人気にあやかって

女の子なら「ななこ」か「のりか」をつけようかと言う話になったのです

「のりか」の場合にフルネームが「やののりか」になるわけで、言いにくいし

どちらかといえば「ななこ」が音の響きがよろしいな〜

ということで、すんなり「ななこ」に決まったという説もありますが・・・さにあらず




私は、流行の名前が好きではないのです

実際は、もう少し複雑でして

じつは姓名判断によると「矢野」という苗字には

2画の漢字を名前につけるのが良よいとのことでした

しかし2画の漢字は少ないのです

二・七・八・九・十・人・入・了・丁・刀・力・又・乃のなかから選ぶしかありません

とりあえず男の子なら八を使って「八太郎」と先に決めてしまいました

困るのは女の子です「丁・入・人・刀・力・又」はやめまして

初めての子供ですから「二」もやめて「九」は欠番にすると、残るのは

「七・八・十・了・乃」の4文字に絞られます

それなら「十」をつかって「五十鈴〜いすず」と再び名づけようとしましたら

再び却下されました

すでに決まっている「八太郎」より先に生まれるのなら

順番では「七」をつかった名前が自然でしょう

よって「ナナコ」に決定したという説もありますが・・・さにあらず



妻が読んでいた姓名判断本には

名前の総画が14画になる名前がさらによいとも書いてあったため

男は「八太郎」でバッチリですが・・・ナナコは「七子」ではぜんぜん画数が足りません

「七湖」がイイ感じですが、「湖」は11画で残念ながら1つ足りない〜

なにか、自然・文化・芸術を感じる字はないか?・・・ないな〜

おおっ!太鼓の「鼓」が12画で、総画14でバッチリです

ビンゴ!それにしよう!ドンドン!

そして次の女の子に「八」をつけて「八鼓〜ぱあこ」と名づけようとしましたが

「八」は男の子に「八太郎」で使いたいので、あえて「十」を使うことにして

あっさり「十鼓〜とおこ」になりました


さて、次に三女が生まれたのですが、もう2画の数字がないのです

これにて終了〜という意味で「了鼓〜りょうこ」か?と思っていると

妻が新たに調べた本には、驚くべき内容が書かれていました

『数字の漢字を名前に使う場合には画数ではなく、その数字の意味の画数になる』

そうなると七鼓も十鼓も2+12で14画ではなく、19・22画だというわけです

おいおいおい

いまさら困るではありませんか〜もはや画数で名前を考えるのはやめにしよう

「七」は一桁で「十」は二桁なら次は三桁・・・三女には「百」を使いましょう

姓名判断でも「百」は意外と良いと書いてありましたので

三女は「百鼓〜ももこ」になりました、という説がありますが一方で




どうにもこうにも、いすゞ車が大好きなマニアックな私としましては

往年の名車との呼び声高い、あの流麗な「117」のオーナーに

いつかはなりたいな〜という夢を20歳ころから持ち続けており

できれば私が生まれた昭和44年式に乗りたいと思っておりました

当時まだ珍しかったツインカムエンジンを積んでいる「いち・いち・なな」という車名の

いすゞ自動車が誇るスペシャリティ・クーペです

1968年から1981年まで生産されていて、後期モデルは丸目から下記の角目に変わります


 当時カタログより 角目四灯もカッコイイ 1・1・7


イタリアの天才デザイナー・ジウジアーロが引いた117のラインは美しさの極みです!

しかし古い車は維持費が大変で、趣味の車はこれから家族が増えることもあり

妻から反対されていて、実現する見込みは全くありません

それならば、せめて子供の名前につけた数字をあわせれば117になり

あの美しい「117クーペ」にあやかった美人姉妹に育つようにと計画していた

という有力な説もある一方で・・・


阪神大震災を忘れないように1月17日にちなんで命名したという説もあり

あれ? 湾岸戦争勃発の1月17日のほうだったかな〜どっちだったっけ?

ええ〜っと 本当はどうだったのか、だれかおぼえてませんか?


・・・どうやら私も壊れてきたようですな






第116話  動物〜その4  11月1日

 夜の8時ころ、座敷犬のマコが庭に向かってギャンギャン吠えます

猫かな?

たぶん猫だろう・・・怖いのでそういうことにしよう

といいますのも、我が家の周り半径100m以内には

タヌキ・キツネ・アナグマ・イノシシなどの野性動物がやってきているのです!

不意に遭遇して飛び上がるほど驚くことが何度かありました


夜の10時にも、マコが吠えだします

かなり興奮しており、叱っても吠えるのをやめないのです

落ち着いて眠るためにも、木刀を持ってパトロールに出撃します・・・

庭を懐中電灯で照らしますが何もいません

マコも吠えるのをやめました

ヤレヤレですな〜



翌朝、庭を見た私は凍りついてしまいます

やはり昨夜は何かがいたのです!

たいへんショッキングな状況に言葉も出ません

その状況が何かというと・・・

驚くべき大きさのウ●コがあったのです

私のウ●コと比べても、かるく5〜6倍の量です

上品な私が一般人のハーフサイズのウ●コをしているだけなのかもしれませんが

それでも大盛りというか、とにかく山盛りなのです

これほどのウ●コを残せる動物といえば、よほど大きな直腸を持っているはず

シカは黒豆タイプなので除外すると残るは人間以外ではイノシシかクマ・・・

アアコワ

ご近所としゃべっていて、恐ろしい情報を聞いてしまいました

お隣の家にクマがでたそうです・・・雨戸を開けると柿木に登っていて目が合ったとか

これはヤバイ!

夜の10時頃に、バカ犬のマコが吠え出しますが

今度は外へは出ません

マコよ〜ほえるな! わかったから、おとなしくしてくれ〜 



翌朝、私はまたもや凍りつきました

私のウ●コの7〜8倍はあろうかという巨大なウ●コがあったのです

よく見ると、消化できなかった柿の種がたくさんウ●コに含まれているのが分かります

うわ〜やっぱりクマやで・・・どうしよ〜木刀では文字通り太刀打ちできません


そしてその翌日は10倍ちかいボリュームの作品がありました

ただ10倍と言うのは間違いで、前回のウ●コを片付けていないため

同じ場所で排便している分だけ量が増えているわけなのです・・・色あいが違います


その次の日も確実に増えています! なんなんじゃああああああああああああ〜!

どうもこの1週間は夜毎やって来ては用を足しているようなのです・・・ウチは公衆便所か?

そして1日分に換算するとちょうど私の1回分と同じくらいの量のようにも考えられます

な〜んだ人間の仕業か〜ああ〜よかったよかった〜!




















・・・よくないよくない! コレで終わってしまうと、たいへん後味が悪いので続けますね


まずはウチの家族ですが、私も含めて全員シロです

たとえベンロベロンに酔っ払っている私でさえ最後は紙で拭きますから・・・

そうです、現場には紙が残っていないため、犯人はシリを拭かないワイルドさをアピールしています

とにかく柿を種ごと食べるくらいですからケモノみたいなヤツにちがいありません

ワイルドでしかも男前な私への嫌がらせの可能性もありますが、人間としていかがなものでしょうか

といいますか人間の仕業なら、ある意味でそれのほうが動物より怖いとも考えられます

可能性として、クマやイノシシの可能性は消えていませんが

どちらにしても身近に恐怖が迫っていることに変わりません・・・マジで怖いのです



隣組の寄り合いで最近の動物被害について話がでました

10kmはなれたところでアライグマが、5kmはなれたところでは鹿が、2kmはなれたところには

巨大鼠のヌートリアが、そして我が家の近くではイノシシが捕獲されたとか・・・しかも大量に!

そしてちょうどクマの目撃談になったときに、私は例のウンコ事件を切り出しました

するとあっけなく犯人が分かったのです、それは近所のH先輩・・・ではなく

タヌキなのだそうです・・・ええっ!タヌキ〜?そんな〜まさか??

出席している年長者のみなさんは「そうそう〜さもありなん〜」とうなずいているのです

先輩方を疑うわけではありませんが、どうにも納得がいかないのでさらに聞いてみました

私「でも、こ〜んなに大きなウンコなんですよ!クマじゃないんですか?」

H先「最近の若いもんはモノを知らんな〜『タヌキのタメフン』って学校で習わんかったんか?」

私「え?タヌキのタメフンってことは・・・タヌキは巨大ウンコをためとるんですか」

H先「は?タヌキのウンコなんて小さなモンやけど〜それがたまると巨大にみえるんやな」

私「でも、たまる?って言っても〜毎晩してたんですよ〜それならためる間もないし」

H先「アホやな〜便秘とちがうんやど〜タメフンは1匹と違うんじゃ〜、4〜5匹分やろうな」

私「なるほど〜あの量は1匹のウンコやないんか・・・でも、なんでですか?」

H先「タヌキは数ヶ所トイレを決めて、ほかのタヌキもそこでフンをして、みんなで貯めるわけや」

私「ほなウチの庭はタヌキの共同トイレと言う事ですか・・・タメフンなんて初めて聞きましたよ」

H先「おいおい!こんなことは常識やろうが!」

私「そういいながら、本当はペロペロに酔っ払ったHさんがウチの庭でウ●コしてたんでしょ?」

H先「じつはお前トコの庭だと落ち着いてウ●コできる・・・ってオイ!ワシはタヌキかぁ〜!」

私「タメフンの中には柿の種がたくさん入ってたんで、うすうすHさんやと気づいてましたよ〜」

H先「そうそう、ビールには柿の種があうのは常識〜って、コラ!いいかげんにしなさい!」

H先輩の見事なノリ突っ込みが連発して盛り上がりました



タヌキのタメフンか〜勉強になりますな〜

私が思うのに、タヌキが人を化かすというのは死んだフリが上手いからだけではなくて

特盛りウ●コでビビらされた人の、苦しいイイワケからきたのではないでしょうかねぇ〜








第115話  動物〜その3  10月25日

 第5話・第6話の動物話の続編として、6年ぶりに〜その3を書いてみました

内容としましては、さらに古い13〜17年前から、最近の話〜その4へと続きます


 ずいぶん昔の話ですが、卒業後に鳥取県で2年間働いておりまして

その頃に私は動物を自動車ではねたことがありました

夜、道路工事のため片側通行になっている細いデコボコ道をトロトロ走っていて

いきなり後輪に何かが飛び込んできて「ゴン!」と、あたったのを感じたのです

引き返して見ると、周りに山などない市街地なのに、驚くほどマルマル太ったタヌキでした

よける事ができない状態だったので、いたしかたないですが

罪もない動物をあやめるのは後味が悪いものですな・・・


友人のサムにその話をすると

「後味が悪いなんて気にするくらいなら、食べればよかったのに〜」といわれてしまいました

そういう意味ではないんだけれど、それはそれで面白い意見なので続きを聞いてみると

サムのオヤジさんが車でタヌキを跳ねると、すぐに知人宅へ持ち込んでバラしてもらい

家族で食べたことが何度もある・・・というワイルドな内容でした
                           
                            ちなみに愉快なサム君については第50話参照のこと

私「あの・・・カチカチ山だったかな?昔話で聞いた事のあるタヌキ汁とやらにするのか?」

サム「タヌキは臭いから汁にはしないな〜普通にヤキニクにして喰うよ〜」

私「ヤキニクか・・・どんな味がするんやろ?」

サム「味は・・・つけたタレの味だな〜」

私「ワシの聞き方が悪かったのかな・・・たとえば〜豚か牛ならどっちに近い味や?」

サム「牛や豚ほど美味くねえし、タヌキはタヌキだな〜それ以外のなにもんでもね〜わ」

私「うむむむ・・・具体的にイメージできないとなると、買ってでも食べたくなってしもたで〜」

サム「買って食べるほどじゃねえし、売ったりしてたら捕まるんじゃない?」

私「ほな、食べるにはタヌキをはねるしかないか〜って・・・それもコワイ話やな〜」

サム「そうだ〜怖いっていったらさ、はねたタヌキが生き返って車の中で暴れると怖いよ」

私「そうか〜いろいろ参考になるねぇ〜それはタヌキ寝入りというやつやな!」

サム「そう、ちゃんとはねないと、タヌキはちょっと当たっただけも気絶するから気をつけてよ〜」

私「サム〜ありがとうな、でもワシが気をつけるのは安全運転のほうにするわ〜」

サム「しかし矢野さんは物好きな人だね〜、また今度タヌキが晩飯に出たら呼んであげるけん」


その後、私は京都府・宮津市の実家へ戻ってしまい、タヌキのヤキニクをたべる事ができませんた



それから2年後、私は結婚をするのですが披露宴にサムが出席してくれて

いつかの約束のタヌキ肉を結婚祝いに〜と、わざわざもって来てくれたのです〜

ありがとうサム! そして・・・たぶんオヤジさん!ありがとう〜

2次会ではかつての美術クラブの仲間達が腕をふるって早速タヌキ汁にしてくれました

汁は美味くはないと聞いていたのですが、一般人が食べる機会は、めったにないはずなので

話題性といいますか、盛り上がるかな〜?と思って皆に振舞ったのです

ところが出来上がったタヌキ汁は料理人の腕がそうとう良かったのでしょう

鍋から足が4本はみ出ているワイルドな見かけと裏腹に、キノコや野菜がたっぷりで

どうにもこうにも普通に美味しくて逆に驚いてしまいました

妻の友人達は「へ〜このあたりでは、タヌキをたべるんですね〜」とびっくりしていましたので

「そうそうそう〜意外とおいしいでしょ?」と私は何気に肯定してしまったのです

具がタヌキだけに人を化かしたくなるのでしょうね〜
                                           〜その4に続く






第114話 ミサゴ  10月17日

 長女が「パパ〜カタキをとってほしいんや〜」と言い出だしたので何事かと思えば

三女が近所の島崎公園でトンビにオヤツをとられてしまった・・・というだけでした

娘はケガもしていないのに、親を使って駄菓子の仇を討とうなどと失礼にも程があるわい!

が、しかし〜トンビには私も弁当のカラアゲを奪われた事があるので、とりあえず・・・

とりあえずですよ〜ほんの暇つぶしになるからと、軍手とテグスとポテトチップスを携え

クールに出撃してしまいました

「子供の手からオヤツをくすねるトビに捕まる怖さを教えて自然に帰す作戦」の開始です



犯行現場である宮津迷物「赤青ドーナツ・モニュメント」の前に到着すると

わざと周囲に空間のあるベンチを選んで座り、太陽を背にしてポテチをパリパリ食べると〜

きましたきました・・・

トンビが3〜4羽すぐに集まって上空でクルクル回りだします

私は軍手をはめた手でポテチをつまみ、肩より少しあげぎみにしてうつむくと・・・来ます!

一瞬の出来事でした

目の前をトビがすり抜ける刹那、音が聞こえたときにはすでにエサを持っていかれています

くうう・・・やりおるの〜

三度繰り返すのですが、こちらがトビの足を掴むよりはるかに早く盗られてしまうのです・・・

作戦変更

10mくらいのテグスをベンチの足に結び、糸の先に小さな輪を作って、それをポテチ2枚で

はさんでワナを仕掛けます  ふふふ・・・早く掛かってきなさい!

ここで困った事がおきます、娘が上空のトビをジロジロ見るので警戒して狙ってきません

少し離れているよう伝えると、娘は池の向こうでヤゴ(トンボの幼虫)を見つけてしまい

ソレを捕まえるのに夢中になり、家に網をとりに帰ってしまったのでたまりません!

一人でポテチをかかげて、うつむいて動かない軍手のオッサンは、どうみても不審者です

ほかの人たちの視線が痛く感じられてきて、さすがの私もヤバイな〜思っているところヘ

先輩のBさんが犬の散歩に通りがかりました 

というか、元気のいい2匹の毛の長い犬がBさんを引きずりながらこちらへ向かってきたのです

挨拶するより早く犬達がハウハウ言いながら私に飛びついてきて、手に持ったエサを食べ

制止するBさんを無視して足元のポテチの袋にも鼻を突っ込んで

あっという間にたいらげてしまいました・・・

言うまでもないことですが、足元のテグスに犬達がからまり、トビを捕まえるはずの私は

犬2匹とつながれた飼い主のオッサンを捕獲してしまい、ついでにエサも尽きたため

本作戦はあっけなく終了してしまうのでした

うちのイヌもそうとうアホなのですが、B先輩のイヌもなかなかのツワモノのようですな

もちろん、犬とその飼い主には捕まる怖さを教えて自然へ帰しました




うう〜む、思い通りに行かないものだな〜トンビめ〜どうしてくれよう・・・

もともとシャレでやっていることなので大の大人がムキになることは無いのですが・・・がしかし

どうにか無傷でトビを捕獲できないものか、空を見上げて考えてしまうのです


さてさて宮津の魚河岸である「漁連」でセリがあると、カモメやカラス、サギなどが喜んで集まり

もちろんトンビも20羽ほどが低空で飛び交うので不気味なほどですから、この時に狙おうか?

・・・いかんいかん!これでは魚屋さん達の迷惑になるうえに

私がアホということが世間にばれてしまう恐れがあります

ううう〜む 何か良い方法はないものかな〜 まづは相手を知る事からはじめよう

いつもトビがたむろしている場所で情報収集だ!

とりあえず漁連と公園の中間地点に架かる「港橋」へとヤツらの様子を探ろうと

まだ使い方がよくわからない一眼レフのデジタルカメラを携え

クールに出撃してしまいました

河口に一番近い、この「港橋」上空には5〜6羽のトビが海からの風を受けて

全くはばたかずにフワフワ飛んでいます・・・ああ〜のんきなヤツらだな〜!

トビか〜、ゴミの日にはカラスとともに集まってきて生ゴミを奪い合うのをよく見かけます

ワシやタカなどと同じ猛禽類なのに、プライドのない地味なヤツらですな

英語でトビのことをブラック・カイトと表記しますが、たしかに見上げていると「黒い凧」ですな

橋の上でしばらく考えあぐねていると、バサバサ羽ばたきながら1羽のトビが通過しました

何気なく見ていると、急に翼をたたむと、まっさかさまに目の前の川へ「ドボ〜ン!」と

派手な音を残し墜落したのです!

川面に波紋が広がりました

「助けねば!」とこちらが駆け出すより早く、水の中からバシャバシャ〜!と

ずぶぬれのトビが舞上がったのです

そして水を滴らせながら上空20mくらいまで一気に上昇すると

また円を描いているのです・・・なんだかぜんぜん平気のようです

心臓麻痺でもなさそうだし、全身打撲じゃないのか?

それしてもSF映画のような水中発進は見事です!

トビなどの猛禽類の足には水かきなど無いのに、たいしたヤツだ

そして上空で「ピコン・ピコン」と索敵レーダーの効果音のような声で鳴いています

おりしも、バサバサ羽ばたいて空中で1点にとどまったかとおもうと

急降下で川へと再び飛び込んだのです

何じゃコレは?なぜ水にもぐるのだ?自殺願望があるのか?

まさか魚を獲る気では・・・そもそもトンビなのか?


ふと私が小学生の頃に父親から聞いた話を思い出しました

「昔は宮津の街中にもタカが飛んできて、川へ急降下で突っ込んで魚を獲ったもんや・・・」

さてはこのことだったのか! これはすごいかも?

とにかく撮影開始です

望遠ズームでファインダー越しに見ても大きさは周りで飛んでいるトビと同じですが

翼が少し細くて腹部が白く半分カモメのような、なんともカッコイイ感じのタカなのです

このタカ?は、しばらく河口から市役所付近を飛び回り、また川へと突っ込んでくれました

かっこええ〜! でも遠い・・・しかも早すぎて撮れない!  ピントが合わない!

もっと近くに飛んでこないかな〜と願っていると なんと!もう1羽同じタカが飛んできたのです

へええ〜おるで〜! 宮津にまだタカがおったんや〜! 気がつかんかった〜! すんげ〜!

しばらく2羽でピコン・ピコン鳴いていましたが、1羽が上流へ飛び去り

もう1羽は海上へと消えていきました・・・ああ〜タノム戻ってきてくれ〜!

決定的な場面を撮りたい私のピュアな願いが通じたのか、10分後上流からタカが舞い戻ると

新大手橋と私の待っている港橋の中間でホバリングすると「撮るなら今やで」といわんばかりに

派手にダイビングしてくれました「ドボ〜ン!」20mくらいの急降下です

川から飛び出たタカは今回も魚は取れていませんでしたが、おかげさまで私は撮れました! 

初心者にしては、いい感じの画像です



   狙い定めて飛び込みます

  潜っています

  飛び出てきました

  水面ギリギリを羽ばたいて 


  ぐんぐん加速して急上昇!


                                        どうです〜トンビと比べて、かなり白いでしょ? 足まで白い美しい鳥です


よくよく調べてみますと、このタカは「ミサゴ」という種類で軽い絶滅危惧種だそうです・・・

英語ではオプスレイとかシーホークと呼ばれている魚専門のタカで

昔は北半球の海や湖、川でその勇姿を普通に見られたそうですが

環境の変化や農薬の影響で個体数は激減してしまったとのことです

しかし今でもわが町・宮津には人知れず、そして普通にいるみたいですな 

宮津湾や大手川でタカがダイブしていたとはな〜知りませんでした  (特に6月にはよく見かけました)

昔からこの川沿いに住んでいる友人に聞いてみましたが、カモやサギは見かけても

このミサゴはもとよりカワウもカワセミも一度も見たことがないそうです、私は運良いのでしょうか?

ご当地の名称・天の橋立に行くと、内海でミサゴが5〜6羽も海上を飛び交っているではありませんか

バサバサとカラスのように羽ばたいているのでトンビではないと見分けがつきますが、海は広いため

私のカメラでは50m以内に接近してくれないとアップの画像が撮れません

狙うならやはり川です!近所の大手川沿いを自転車でミサゴを追跡しましょう!



 

    シャッタースピードかなにかを間違えたようで、色が悪く時間が止まったかのような不思議な画像が撮れました



 
                              幼稚園〜市役所で撮影しました、  大手川より水をしたたらせて飛翔するミサゴ


この半年でかれこれ10回はミサゴのダイブを目撃しましたが

獲物をぶらさげていたのは、たったの1回だけです・・・

仕留める確率は高くないのでしょう・・・鳥の世界もキビシ〜のですなぁ〜

キビシイといえば、このミサゴはカワセミみたいにクチバシから飛び込んで魚を捕らえる

のではなく、足の爪で獲物を捕まえるため、急降下して着水直前に足を伸ばして

腹側からドボンと突っ込むのでモロにおなかを打っています

私が子どもの頃に5mの堤防から海へ飛び込んだ際、したたかに腹を打ってしまい

あまりの痛さと苦しさで、泳ぐ事も岸に上がる事もできなかったことが思い出されます

巣で待っているカワイイ雛達のためにも、彼らは魚が獲れるまで冷たい水の中へ何度も

飛び込みますから、心臓や内臓にかなり負担があるように思えてしまいます

トンビみたいに、死んだ魚やポテチでも食べられれば楽なのにな〜

しかし、それはタカとしてのプライドが許さないのか・・・ちょっと気の毒に思えてきます



ああ〜しかし宮津は自然が豊かやな〜

おかげでバードウォッチングが趣味になってしまいそうです

皆さんも川や海でバサバサ羽ばたいている白っぽいトンビを見かけたら

100羽に1羽くらいは、ミサゴかもしれませんよ〜






第113話  アート 〜その3  10月1日

 しかしなんですな〜、アートな趣味は心を豊かにしてくれます

今回もまじめな話です!

かつての美術部の仲間と、芸術について話していると

いい刺激をもらって、いまさら創作意欲がわいてきます


先日、高校時代の美術クラブの同輩・Z氏に誘われて福井県の越前町へ

家族連れで陶芸教室へと出かけました

陶芸は中学の修学旅行で萩焼きの湯飲みに絵を描いて以来です

土をこねたり絵筆を握ると血が騒ぎますな〜

私は花瓶に絵付けをして楽しみましたし、妻は皿を子供達はコップや置物を作りました

Z氏は奇妙な形の花器を作っていました・・・どんな花を飾るのか見当もつきません

さて、このあとは窯で焼いてもらって、翌月に我が家へ届く段取りです

帰りにZ氏のお宅へお邪魔したら

手作りの茶碗がいくつも飾ってあり、説明を受けました


   sigaraki-yaki

 Z氏よりのコメント

 この茶碗は狸で有名な信楽焼です
 土は白 釉薬は黄瀬戸 ひも作りで整形したものをガス釜で焼いています。
 これは茶碗自体にコンセプトはありません。
 僕の若い時からの「日本六古窯を全て体験したい」という願望が
 コンセプトといえばそうなります。

 備前、信楽、立杭、そして今回の越前で4古窯まで体験できました。
 残るは愛知県の瀬戸、常滑だけですが
 一番遠いところが残ってしまっています。
 六古窯の他にも萩焼の七化けなどもやってみたいですし
 金と暇がある時でないとなかなか行けません




うう〜む、やはり陶芸も奥が深そうだな〜

彼の趣味の多さに、また刺激を受けてしまいます

くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!

アートな私が、またまた目覚めてしまうではないですか〜ポキポキ



さて話は変わって最近ちょっと困るな〜と思うのが「通販カタログ」です・・・

無料とはいえ電話帳ほどの太いカラーの雑誌が妻宛に毎月2〜3冊送られてくるので

1年分たまると大変な量ですし、つい暇に任せて熟読してしまうと自分の暮らしぶりに

あれこれ不足しているのを具体的に感じてしまうではないですか・・・

ページをめくると美しいモデルさん達が季節を先取りした衣装でポーズをきめています

こんなスタイルの良い人に着られている服が読者に似合うかどうかは

ちょっと考えれば分かりそうな気がするのですが・・・

そんな事を口にすると身内に殺されかねないので言いません

そのまま黙ってお酒で胃袋へ流し去るまでです、大人の対応ですな

とにかく通販カタログは危険なのであります


そんなこんなで1ヶ月が経ち、越前陶芸館から焼きあがった作品が届きました


    マイ・トックリ

 かつて我が家で保護したカラスをモチーフに黒・濃紺の2色で仕上げています

 私は酉年なので、「酒」とは書かず「酉」と書き込んでいます

  

 手びねりでつくった次女の「コーヒーカップ」(左)と私の「つゆ入れ」(右)


自分で絵付けしたアートな三合徳利でチビチビ飲むと、いつもよりお酒が美味い気がします

・・・ああ〜しかしウマイ〜

おお〜三合が無くなったな〜もうちょっと・・・そうだ〜「つゆ入れ」に一合ほど追加してと・・・

ウマイウマイ・・・次はお猪口でもつくろうかな〜ウマイワイウマイワイ・・・はっはっはっは〜

おお〜また無くなったな〜 ふ〜〜午前0時か〜でも眠たくないな・・・

これくらい酔いがまわると、誰かが呼んでいるような気がします

いや、呼んでいますね〜 聞こえます・・・だれや? おや?通販カタログの中からか・・・

そうかモデルさんたちだな・・・どれや?じゃなかった〜だれや?ワシを呼ぶのは〜 

なになに? そうか、そういうことか・・・私に描いてほしくて、それでみんなカタログの中で

ポーズをきめてくれているのか〜ふむふむ・・・ありがとう〜ありがとう〜

うぃ〜今夜も酔っ払ったわい・・・だからビールも飲もう〜そしてアレをやるか!

アートな私は黙ってページめくりつつ、酒とビールを交互にを飲み

酔った時に使える特殊能力の中から「マジックペイント」を発動させるのです

娘の水彩セットを無断で使用するとしましょう

ではこの外国人のベッピンのモデルさんで〜おねがいしま〜す・・・フニフニフニ


   キャンバスを選ばないのが私流


午前4時すぎに完成しました!  ひゃ〜疲れた〜

今回は冷蔵庫につるしてあったホワイトボードの裏に書いてしまいました

すでに額に入っているような雰囲気で、エエ感じです



私の絵の描き方は少し変わっていまして、その時の気分で使わない色を決めます

今回のイメージでは12色のうち、刺激の強い三原色の赤・青・黄色と

緑と黒の5色を片付けて、残った7色 白・レモン・黄土色・橙・茶・群青・黄緑の

7色だけパレットに出して描きました

どうせ酔っ払っていては12色も使い切れませんから・・・



  人物画

  酔っているのでやや荒いタッチですが、これはこれで油絵っぽく見えて面白いですな〜  



さて翌朝、子供達に絵を見せて「パパはすごいな〜!」と尊敬してもらおうと思っていたら

私「どうや〜この絵、パパが描いたんや〜なかなかべっぴんさんやろ?」

長女「ふ〜ん、これってママなん?」

私「ええ? そうやな〜ママがコレくらい美しくならんかいな〜と思って描いたんや〜」

長女「うわ〜っ! この男は最低や〜!ママに言うたるでな!」

次女「ママ〜来て!パパが〜最低なことを言っとるで!」

三女「ぱっぱさいて〜♪・ぱっぱさいて〜♪」 〜クックロビン音頭風に〜

私「なんや! おいおい〜ほんの冗談やで〜」

長女「冗談ではすまんのんじゃ!このオッサンはウワキモンや!アホ〜」

次女「ママ〜、パパがエロい!早く」

三女「え〜〜ろ〜い〜え〜ろ〜いっ♪  ぱ〜〜ぱ〜は、え〜ろ〜いっ♪」

娘達から事の次第を聞かされたママが顔をひきつらせてノシノシやってくると

「その絵か?見せてみ・・・なんや〜私にそっくりやないの〜良く描けとる、さすがパパや」と

大人の対応を見せたために事態は収束したものの、この娘達の反応はどうでしょう?

我が家に男は一人だけということを忘れていた私のうかつな一言が

家庭内にゲリラ豪雨を呼ぶところでした、コワ〜


今回のことでダメオヤジとしての孤立が早まるのを感じてしまい、ぞっとしました・・・

このままだと4〜5年後は年頃の娘達から事あるごとに白い目で見られて

常に針のムシロ状態かも・・・アアコワ

私は通販カタログを見ながら機嫌よく絵を1枚描いただけなのにな〜不満ナリ〜!

自分の暮らしぶりに、なにが不足しているのかを具体的に感じさせてしまうとは・・・

だから通販カタログは危険なのであります


                ・・・なんと!反響が少しあったので、いずれ〜その4へ続きます





第112話 チーズバーガー 10月1日

 ハンバーガーといえば、私はシンプルなチーズバーガーが好きです

最近になって、ようやく気が付きました


思い起こせば私が小学生だった30数年前にはハンバーガーといえば貴重品でした

我が家から最寄りのマク●ナルドまでは100km以上も離れていたため

年に1〜2回の「おみやげ」でしか食べることができなかったのです

当然ハンバーガーは、できあがってから、かれこれ3時間以上経っているため

すでに冷めたく、パンはすっかり湿気ており、つぶれてぺったんこの状態でしたが

このハンバーガーというものは絶対に美味しいのだ!と小学生の私は勘違いして

1つたべれば胸一杯で腹一杯になっておりましたな〜

ああ〜懐かしい・・・思えば幸せでした。


話は現在に戻りまして、うちの子供達は普通にハンバーガーが好きです

マクド●ルドの前を通れば、2才の三女でさえも

「はんばんがん〜うまうま〜ももちゃんに〜はっぴせっと〜ちょうらい〜」と

知っている単語を総動員で猛アピールします。     * 3年前に書いた話なのです

そえゆえに月に一度は利用することもあるのですが

オッサンには、ちょっとキツいのです

体調が悪いときには、2個目の途中で胸焼けを起こすこともあります

・・・もう歳ですな〜


我が家では小学校の高学年になるまでは、チーズバーガーしか食べられないという

鉄の掟がありますが、それでも幼稚園児の次女は特に嬉しそうで

上から、パン→チーズ→肉→パンの順番で具を分けて食べたりします

「おまえは、アホか?」とは言いません

嫌なおかずを取り分けているわけではないので、本人がそれで満足なら

好きなスタイルでたべて、楽しんでほしいと思います

かく言う私も昔はそんな事をやりましたな〜懐かしいな〜

それぞれの具はまとめて食べるのと違う美味しさがあったように思い出されます

ささやかな幸せの形は人それぞれです



飲み会のあと、ついつい2次会にも3次会にも参加して深夜に帰宅しました

シャワーの後でテレビをつけると、私が小学校低学年の頃に見ていた

懐かしいアニメをやっておりましたので本気で見てしまいました

こうなると、さらに飲み直しのビールがすすんで楽しいのです。

しかしアテがないので、残り物はないかな〜〜と台所を物色すると

冷蔵庫にチーズバーガーが1つ残っていました

電子レンジを使わず、あえて冷めたいままで食べてみたのですが・・・

ああ〜まずいな〜パサパサのつぶれたパンにはさまれたチーズと肉は

これまたパサパサででかたくて・・・マズい・・・というほどでもないな〜

いや!意外にも歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味が出てきて、けっこういけるのです!

というかむしろ、この方が美味い・・・もう一口・・・モグモグ

「あれ?・・うわ〜めちゃめちゃうまいやん!なんじゃ〜こりゃ〜!」

と叫ぶほどの「不思議な懐かしい美味しさ」を感じてしまい、子供のように

パンだけ、ピクルスだけ、チーズだけ、肉だけ、と分けて食べても・・・めっちゃウマイ!

ビールのアテに探したはずなのに、チーズバーガーだけを食べきってしまいます

ごちそ〜さまでしたっ! しかしその後で飲んだビールの味に驚いてしまいました

懐かしのアニメと冷めたチーズバーガーで脳内に変化が起きたのでしょうか

味覚が小学生に戻ってしまい・・・好きなはずのビールの味がその夜だけは

苦くて苦くて、とても飲めたものではない!・・・と感じたのであります






第111話 アート 〜その2  9月12日

 夏休みの最終週といえば・・・海や山での楽しい思い出の数々に埋もれて

しっかりたまってしまった宿題の数々に途方にくれる私・・・いまだに思い出されますな〜

「あと3日・・・いや、1日でいいから時間を下さい〜」と

毎年8月末日には星に祈ったものでした

私は読書感想文が特にイヤでしたし、計算ドリルは暑い夏に集中力ゼロでしたな〜


さて、賢くも美しいウチの娘達はかつてのアホなオヤジと違って

8月の第1週目には覚えている宿題を全て終わらせています

宿題を終わらせないと妻の里帰りに同行できないことになったからなのです

「すごいな〜宿題はぜんぶできたんか!ほんまに、もうないんか?」と確認しますが

あと残っているは、日記と工作くらいなのだそうです

はっはっはっはっは優秀やないか!

日記に書けるように、どこかエエところへ連れて行ってあげましょう


が・しか〜し、親を一番困らせてしまうものこそが「夏休みの工作」だったりします

「得意な絵でも描いたらどうや?」と勧めても、なぜか娘は乗り気ではなく

「なにをかいたらエエんかわからんも〜ん」などとと言っているうちにお盆がすぎ

だんだん残りの日数が減ってきます・・・


そんな折、高校時代の美術部の同輩Z氏から相談をうけました

彼の娘さんが夏休みの工作に粘土で「ビリケンさん」を作るというのです

ちなみにビリケンさんは福の神で、つり目でトンガリ頭の子供の格好をしています

足の裏をナデナデすると願い事がかなうとか・・・なんだかくすぐったいな〜

造形が得意だった彼は娘に「紙粘土」ではなく「石膏粘土」を使わせてやりたいとのこと

石膏粘土とは、紙粘土の長所・・・乾いた後もくっつけたり、色も塗る事がきる性質に加えて

ひとたび乾くとガチガチに固まり、そのあとは水に強くなるスグレモノの粘土です

しかし、特殊な品なのでここらへんでは手に入らないな〜・・・という内容でした

「ビリケンさん」を作ろうとはさすがZ氏の娘・Aちゃんだ!シブイ3年生やな〜

ウチの4年と2年の娘にも石膏粘土でアートな作品を作らせたくなってきました

そしてなにより、私の創作意欲がわきあがってくるではありませんか!

さっそくAちゃんの分もふくめて5袋ほど手配をいたしました・・・

3〜4日後に届くはず・・・1袋400円ほどでした



「ふふふふ・・・キタキタ〜大人の粘土や〜パパはクワガタを作ろかな〜」とつぶやくと

しめしめ・・・娘達も使いたそうな面持ちでこちらを見ていますから、ちょっとじらすと・・・

「私にもさせて〜」「ウチも〜」「モモちゃんも〜」と三人娘がむらがってきます

どうやら夏休みの作品は粘土模型で決まりのようです

ナナコは昆虫好きなので先週捕まえたカブトムシを、ト〜コは犬を作りたいとのこと

かるく製作手順のアドバイスと、石膏粘土の注意をしておきました

@とにかく設計図を描くべし!・・・立体としてのイメージを書き留めておきましょう

@粘土は乾かさない事です、袋に入れて保管し、製作途中では保湿すれば固まりません

そして私が目の前でお手本を作るので、バッチリ参考にしなさい!と言って酒を飲み

本気でクワガタの設計図を書き、高笑いしながら粘土をこねました

美術クラブで磨かれた酒飲みオヤジのすごさを見せる時がやってきたのです!

はっはっはっはっはっは〜

粘土模型の製作手順を記しますので、興味のある方はお試しを〜紙粘土でも同じです


 よ〜く観察して設計図を描く・・・縦・横・上下・頭にイメージを立体で入れるのです

   ナナコのカブトムシ設計図と芯


 握って固めた新聞紙に針金をグリグリ巻いて芯と足を作ります・・・コレが重要です

   店長の作るクワガタムシの芯


 新聞紙を湿らせて、よくこねた粘土を厚めに盛り付けます・・・常に乾燥には注意を

   本物を背中にのせてみました 4倍模型です

   足はストローのジャバラを利用します


 いらない肉を削ったりしながら形を整えたあとで、しっかり乾燥させます

   彫刻刀で細かい筋を削ります


5 乾燥後はヤスリでさらに形を整えて、尖った部分を削り出します

   ああ〜、ツノがパキっと折れそう〜

 
 色が塗りたい場合は水彩絵具を2〜3度塗り重ねて出来上がり〜

   カブトムシはさらにニスでテカテカにします


長女は1日に2時間使って4日ほどで完成〜親子で楽しみながら「夏休みの工作」は終了です

ごくろうさまでした〜カンパ〜イ!


長女のカブトムシは4年生にしてはイイ感じのできばえでした

イケメンなオヤジの意見も参考にして、本物も見ながらじっくりと作っていましたが

次女はダレのアドバイスも全く聞かず、御意見無用状態でした

もちろん設計図は描かないし、新聞紙の芯や針金も入れないまま作ったので

曲がったり、ヒビわれたり、乾くとバラバラになってしまうのです・・・

しかも色を塗らずに仕上げたために残念な作品になりました・・・来年はたのむよお〜


さて私のクワガタは酒をチビチビのみながら小型のヤスリで表面の凹凸をけずり

キバを尖らせたりしてリアル〜に仕上げるのために、かなり時間がかかりましたな〜


  

店長作  クワガタムシ 4/1スケール模型  とりあえず白いままで、完成のつもりです

ノコギリクワガタを見て作りましたが、途中でミヤマクワガタの雰囲気も取り入れました

   stag beetle and one-cup


しかしなんですな〜小学生の頃は、宿題の工作を楽しむ余裕は無かったのですが

いい年こいて粘土をこねるのがこれほど楽しいとは〜また小学生に戻りたくなります

そして完成したクワガタムシを見ながら飲むお酒・・・しかし美味いのであります

私も子供の頃に酒を飲みながら宿題をやっていれば、素晴らしい作品ができたはず

・・・そんなアホな冗談はさて置き、そういえばZ氏のAちゃんは

どんなビリケンさん模型を作ったのでしょうな〜こんど見に行ってみようかな〜

おかげで夏休みの宿題を、今年はすんなりと終わらせる事ができました〜ありがとうね!

まだ手元には石膏粘土が1袋、未開封で残っていますので

気の向くままに、なにか面白いものを作ってみようかな〜っと・・・思ったり思わなんだり



さて、8月末になりました

賢くも美しい娘達は覚えている宿題を、すっかりすませていましたが

覚えていない・・・つまりすっかり忘れていた宿題の存在をいまさら思い出してくれます

・・・なんや〜この人権標語って、とにかく早くやってしまいなさい

・・・計算ドリルにまったくやってないページがあるど〜〜しかも間違いだらけやないか!

・・・ええっ〜読書が残っとった?早く読みなさい!なに?本が無い?図書館行け〜!

・・・漢字練習帳は書けば書くほど汚くなって最後は読めんような字になっとる〜書き直せ!

・・・おい、この日記はヒドイな〜三行か?どこで・だれが・何をした以外には書いてないど!

・・・おいおいおい!これは?この夏休みの目標達成表が白紙なのはなんでじゃ〜!


夏休み直前に書き込むべき目標達成票が、まさかランドセルに手付かずで残っているとは

『忘れていた宿題を早めに思い出す事を目標にする!と、目標達成票に書くのを忘れない』

それが来年の目標やな〜はっはっは・・・思わず悲しくて笑ってしまいますな〜

はっはっはっは・・・バカ娘どもめ〜私を笑わせすぎです!

提出は明日なのにいいいいいいいいいいいいい〜!


娘たち、しっかりしてくれよ〜 そうだAちゃんのビリケンさんの足を撫でてお願いしよう

「あと3日・・・いや、1日でいいから時間を下さい〜」と・・・






第110話 アート 〜その1  9月1日

 夏休みも終わり、いよいよ秋がやってきました

秋といえば芸術の秋です・・・ですが・・・お酒もすすみますな〜

芸術は爆発だ〜!

ということで今回は芸術についてまじめに論じてみたいと思うわけであります




旧友のZ氏が10数年ぶりに宮津へ転勤で帰ってきたので

彼の家におじゃまして2人で飲んでいると、昔話に花がさきました

今ではお互いにまっとうな社会人になったものだと納得しつつも

「さすがに今では昔みたいな、はじけた事はしとらんのやろ?」と聞くと

おもむろにガンダムのプラモを見せてくれました・・・最近作ったそうです

10体ほどのペイント済みのガンダム・・・んんん? すべてがガンダムです

ガンプラは、ザクとかグフとかゲルググとか敵キャラのほうが充実しているのですが

Z氏の棚は、まさにガンダムのみで、赤や緑や紫の見なれぬガンダムも並んでいます

Z「ちなみにコレとコレは、シャア専用のガンダムや」

私「おいおい、シャアは敵キャラやないか〜なんで専用のガンダムがあるんや?」

Z「まあエエやん〜、ほんで〜こっちの緑の機体はララァのガンダムでな」

私「ララァ? はぁ〜そうなんか・・・ほなこっちの紫のはシロッコのガンダムか?」

Z「違う〜これはマ・クベ大佐専用ガンダムなんや」

私「うわ〜そっちか! しぶいな〜なるほど〜」

Z「ちなみにこっちは(左)ハマーン用で、こっちはセイラさんの専用機(右)」


  


聞けば聞くほどに、Z氏オリジナルのガンダムたちが私の頭をピヨピヨ言わしてくれます

さすがZ氏だ!普通のガンプラモデラーとは一味も二味もちがいます・・・

くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!

ガンダムを第一話から見たくなってしまうではありませんか


そして彼は私に、とどめとなる1枚の写真を見せてくれたのです

それは夜の公園でウルトラマンが女の子を抱っこしているスナップでした

ちなみに初代ウルトラマンです

「どこかが違うやろ?」と聞かれ

「ちょっと腹が出とるな」と答えると

Z「ちが〜う!そこやない・・・ほら〜ひざ下の赤い斜めのラインが入ってないやろ?」

私「そういわれれば、たしかに」

Z「入れ忘れたんや〜」

私「ということは・・・やっぱり?」

Z「そうそう、オレや〜自分で作って中に入っとるのよ・・・」

私「ええ?すごいな〜ほんまもんみたいやで! ほな、この子はYちゃんか〜」

Z「そうなのよ、長女が3歳の誕生日に撮ったんや」

私「へえええ〜!やるとは思とったけど、社会人になってもまだまだ健在やな〜」


    Yちゃんは最近ネット動画に夢中らしい・・・


写真について詳しく聞けば、大阪のマンションに住んでいた頃、奥さんが撮影したそうです

着ぐるみを完成させたZ氏は、喜び勇んで変身するのですが

小さなのぞき穴から見える範囲が思った以上に狭いために歩く事すらままならず

マンションの玄関から奥さんに手を引かれてやっと出てきたところを

ご近所の人に見られたときには、さすがに恥ずかしかったとか・・・

Z氏いわく、ウルトラマンなどの特撮作品では着ぐるみに入るスーツアクターが

普通に飛んだり跳ねたり怪獣と戦ったりしているが、いざ自分が実際に着ぐるみに入ると

周りが見えない状態のため、怖くて動けない・・・これは大変な仕事だとよく分かったとのこと

なるほど〜しかし、「周りが見えない状態」なのは学生時代と同じだな・・・おっと失敬

このユニークなZ氏とは宮津高校時代の美術クラブでの同輩なのです


美しかった私達はアートな趣味を持っており、彼は昔から立体のオブジェなどを作っていて

私はもっぱらアクリル絵の具で水彩画を描くほうでした

当時から、お互いをなぜか「変態」と呼んで尊敬し合えるほどの、はじけた仲間でした

われわれは180cmを越す身長のため、じっとしていても目立つのに、彼は高校のころから

学生服の下に仮面ライダー変身ベルトを巻いて登校したり、化粧したりして目立つのです

私も当時から、クールなイケメンとして目立っていましたが、彼にはとうていおよびません


あれは学生時代に京都の繁華街でバイクに二人乗りをした時のこと

バイクにまたがった彼は赤いスカーフを巻き、フルフェイスのヘルメットをかぶると

私が後席に座っているのに、なかなか発進しないので、おかしいなと思ったら

彼はゴソゴソと変身ベルトを触っています

まさか・・・私の不安をよそにZ氏はライダー1号の変身ポーズを始めたのです

私はヘルメットをかぶっていないため、世間に素顔をさらしているのでたまりません

後ろから「コラコラ」と突っ込む私に「分かった分かった〜」と言って

今度は仮面ライダー2号の変身を披露し始めました

私は「そうやない!」とうっかり言ったために、今度は仮面ライダーV3のポーズをするのです

そんなこんなで周囲の注目を集めてからバイクが大げさに発進したので

クールな私はあまりの恥ずかしさで、おしっこをちびりそうになりました・・・

これもはじけた彼のアートな活動の一部なのか? さすがは人間爆弾だ〜

芸術は爆発である・・・を身をもって表現しています

言い出せばきりが無いかも・・・とにかくZ氏にはナイスなエピソードがてんこ盛りなのです 

お互いすでに「いい年のおっさん」なのに、彼は今も現役ではじけています

くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!

その後で、まじめな書道の作品も見せてくれました

プラモ作りだけではなく、書道教室に通ったりして趣味の活動を続けて楽しんでいる事に

少なくない衝撃を受け、私は久しくアートな趣味から遠ざかっていると気づかされました

まともな絵といえば、後輩の結婚祝いに描いた小さな水彩画が最後ですから

かれこれ10年以上はまともに絵筆を握っていません・・・

ある日、そんなZ氏から自筆・額入りの「書」をもらったのです


   Z氏の落款も入っています


無学な私にはどういう意味なのかは分かりませんが、早速部屋に飾らせていただきました

ありがとう

それならば私もお返しに絵でも描こうかなと思い、電話でお伺いを立てると

数日後に「トイレに飾るためにデビルマンを描いてくれ」と具体的なお題を頂いたのでした

はっはっはっは〜・・・なぬぅ?! どうやら私にしか描けない傑作を所望している様子です

気合を入れて頑張らなくてはなりませんな〜

卒業後もウルトラマンや仮面ライダーの気ぐるみを自作するほどのZ氏ですから

そんな彼のトイレシーンに似合う、はじけた絵に仕上げようではありませんか

ポキポキ・・・錆付いた腕がなります


家族が寝静まったころになって急に創作意欲がわいてきました

キタキタ〜

12色の色鉛筆と画用紙、そして日本酒を用意して

アニメのデビルマン第一話をレーザーディスクで再生して、酒をチビチビのみ

画面に食い入るように鑑賞しつつ構想にふけりました

デビルマン・・・

エンディングの・・・

夕日に・・・

赤い鉄骨・・・

腕を組んでたたずみ・・・

何を思うのか・・・

だれも知らない・・・

知られちゃいけない・・・

それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トイレ

とりえず酒をたっぷり飲んでから、無心で白い紙に向かったのです

よし、やるか!

酔ったときに発動する私の特殊能力の一つである「マジックペイント」を起動させます

あとはさらに酒をあおれば〜フニフニフニフニ・・・








・・・フニフニフニフニッ!


できました! ああ〜疲れた・・・でも思ったよりイイ出来だ〜 まさに自画自賛

えええっ!もう真夜中やんか〜 あああっ!しかも〜これは用意した画用紙やない

子供の落書帳やないかい〜! せっかく書いたのに〜やってしまった!  

でも書き直したとしても、これ以上の完成度はもはや望めません・・・それはなぜか

肝臓をやられてしまいます・・・



翌朝、家族に作品を見せると

妻は「これは部屋に飾れんやろ?」とあきれていましたが

もとよりトイレに飾ることのみ念頭においておりますので、聞き流しましょう

アホな娘達にはしっかり「キャーキャー」騒がれたので一安心

そのまま小さなフレームに入れて贈呈しました

Z氏ならシャレもわかるはず



   
                             店長作 「夕映ゑに悪魔人雪隠図」の一部  

フフフ・・・これなら、はじけたZ氏のご希望通りのはずですが・・・

「どうやった?君をイメージして描いたで、トイレにぴったりやろ?」と聞いてみましたら

「ありがとう〜ウチの嫁さんも満足しとるようや〜」と言われたので詳しく尋ねれば

トイレに飾れるデビルマンの絵をリクエストしていたのはZ氏ではなく

彼の奥さんの方だったと聞かされ、アートな私はおしっこをちびりそうになりました

人間爆弾・Z氏の奥様も、彼と同じくらいはじけているご様子・・・私は思い知らされました  

あえて言おう!やはり芸術は爆発であると!

くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!


(おわり)




さてココからはZ氏によるオリジナル設定のガンダム達の追加画像です。

彼のコメントも合わせてどうぞ


 私のガンプラのコンセプトは「ガンダム アナザーディメンジョン」としてまして
 赤い手前のがν(ニュー)ガンダム シャア=アズナブル専用です
 アムロ用はフィンファンネルが6台しか付いてませんがシャアはニュータイプ能力が
 アムロより優れていたため9台操作できた?という架空の設定です。


 

 左後ろの同じように赤いのはバンダイからも発売されている
 キャスバル=ダイクン専用初代ガンダムです。

 右後ろはRX78 NT−1アレックスという名前のガンダムで
 モビルアーマー・エルメスをイメージしたカラーリングのララァ=スン専用機です。



 このラベンダーと金色の機体はRX78 GP02A サイサリスという名前で
 核ミサイル
装備しているのが特徴です




 核といえば?そう、この人マ=クベ君です。
 大佐という階級から少し豪華な感じを出すために
 シールドに無意味な模様を入れました



 
〜以上、今回はアート三昧な美しい話でしたが・・・ナントまだ続くのです






第109話 記憶障害〜もしも私がこんなふうになったらお酒を
          やめてしまおうかな、と考えてしてしまう話  8月16日

 私もとうとう40歳になってしまいまして、肝臓が弱ってきたのか最近すぐに酔ってしまいます

先月、先輩のHさん、Nさんと後輩Jの4人で飲みに行った時の話です

2件目のカラオケスナックで、しっかり酔いが回ってきました

「なんだか40才になって酒が弱くなった感じがするんですけど〜」とヘロヘロで言う私に

「40才を超えたらヤバくなるんやで〜矢野君も気をつけなれよ〜」と酒豪のN先輩から

ありがたいお言葉を頂戴いたしました。

良い先輩に囲まれて鍛えられている後輩のJ君が両先輩に聞きます

「ザルのNさんがヤバなった〜なんて言うと、昔はどんだけ飲めたんすか?」

H先「どれくらい飲めたかをイチイチ憶えとるようでは飲みが足らんちゅうこっちゃ!」

私「今でも飲まない日はないんでしょ?体はどっこも悪ないんですか?」

N先「体の具合は悪くは無いで〜むしろエエ感じやな」

H先「そうそう〜N君は頭以外には悪い所は無いのう〜」

N先「人をアホみたいに言わんといてください、とにかく40を越えたあたりからヤバイんや」

H先「そうそう〜こないだ新年会やったばかりで、すぐ花見して、来週は忘年会みたいな」

私「マジですか?ほな、1年がめっちゃ早いですやん」

N先「たしかにな〜ワシも新年会・忘年会の繰り返しのような気がするんや、早いで〜」

私・J「そんなアホな〜」

このN先輩は40代半ばの働き者で大柄で優しい男前さんです

この後は子供の話になり、先輩が娘の制服姿を一度も見たことが無いと言うのです

ちなみにNさんの一人娘・Rちゃんは、しっかりものの高校生です(第68話参照)

私「宮中から宮高※ですよね?それならず〜っとセーラー服でしょ?」 
                            ※地元の市立宮津中学〜府立宮津高等高校

N先「だから〜それを着とる姿を見たことがないんじゃ〜」

「ほな、おまえが家に帰っとらんのやろ〜?」と突っ込むH先輩に続いて 

「へ〜、別居中なんすか?」 「娘さんは家出中?」 「めっちゃ嫌われてるとか?」

「登校拒否してるんですか?」 「引きこもりなんですか」 「ブレザー?」

「私服で通学しとるとか?」 「透明な制服か?」 「いつもジャージとか?」

「裸族?」 「もともと娘はいなかった?」 「オヤジが飲みすぎで制服を買う金が無い」

「セーラー服をいやらしい目で見てるのを目撃されたとか?」などと

全てに「ちが〜う」で答えるN先輩に3人でヤイヤイ言って勝手に盛り上がったのですが

「ワシは娘が、まだ寝とる6時頃に仕事に行くやん、帰ってくるんは夜7時やさかい・・・」

なんだ〜そんな事か!あまりにも普通すぎて思いつきませんでした

N先輩なら、たしかによく働く人ですからありえる話です

「それでも1回はあるでしょ?ボクはRちゃんのセーラー服姿を見ましたよ〜」とJ君がいうと

「それがまったく無いんや・・・」と寂しそうにつぶやくN先輩でしたが

H先「Rちゃんのセーラー服姿はワシが、お前の分までじっくり見といたるで〜安心せい!」

の一言でこの話題はどこかへ飛んでいってしまいました

ちなみにH先輩は40代後半のひょうひょうとした、こりないオッサンタイプの酒豪です


その夜は3件はしごをして、皆でたくさん飲んで楽しかったのですが

翌朝、N先輩から携帯に連絡がありました

N先「矢野くん〜財布に、お金が全く残ってないんやけど・・・何でやろ?」

かいつまんで、ご説明申し上げましょう

私「私とJ君はすっかり出来上がってるのに先輩2人が、どうしても3件目いくど〜って」

N先「え?3件目ってどこ?あれ〜2件目には行ったような・・・・あ、そ〜」

私「3件目はチサトですわ、Nさんがラーメンがたべたい〜!言うて行きましたやん」

N「え?そうかな〜ワシ・・・ラーメン食べたかいな〜?」

私「それがNさんだけはラーメンを頼まずに、ずっとビールを飲んでましたで〜」

N「あ〜そ〜か・・・ほな、ようけ飲んだんやな〜ワシはどうやって帰ったんやろ?」

私「タクシーです、H先輩に払ってもろて、Nさんは僕の家の前で一緒に降りましたよ」

N「あ〜そうなんか、でも何で君の家でワシがタクシー降りたんやろ?」

私「健康のためにワシは歩くんじゃ〜!とか言って帰られましたけど・・・」

N「はぁ? そうかそうか・・・ワシな〜最近よく忘れるようになってしもてな」

私「2件目で先輩2人で郷ひろみ歌って、ボクにも郷ひろみを歌え〜って言うのも?」

N「何でワシがヒロミGO〜なんや?わけがわからんな〜マジか?」

私「覚えてないんすね〜飲んでもぜんぜん変らんのに、みょうですね」

N「40を超えたら、ヤバくなるんやで〜矢野君も気をつけなれよ〜」

私「そう、それ!昨日も同じことを言われましたで〜」

N「ああ〜そうなんかな? まあエエわ〜 悪かったな、ほなまた飲もか〜」


私はそこで初めて先輩の記憶が飛ぶという事に気が付いたのです


念のためH先輩に「あの〜Nさんのことですが、記憶が飛んでません?」と話すと

H先「そうそう〜Nはいつも普通やけど、記憶は無いな〜もともと忘れっぽい男やから」

ええ〜っ? それでいいのか? よくはないでえええええ!

H先輩にN先輩の事をさらに詳しく聞いてみましたら

N先輩は朝早くから重労働をして、夜に帰宅するとすぐに缶ビールを2〜3本飲み

夕飯後にはチューハイを2〜3本飲みつつ家族と会話して、風呂に入り

日本酒を飲みながら普通に寝てしまうらしいのですが・・・

らしい、というだけあって、やはり自宅でも記憶がなくなるため、朝起きてから

「あれ?ワシはいつ寝たんや・・・パジャマに着換えとる・・・晩メシは喰ったかいな?」

と、びっくりしてしまうらしいのです。 

ひょっとして夕飯を食べさせてもらっていないのでは?と不安になったことがあり

家族に前日の話をそれとなく聞いても、酔っぱらい状態ではなく普段どおりで

「うまいうまい〜」と言って残さず食べて、野球中継を見ながらRちゃんとも話をしている

のだそうです・・・でもぜんぜん覚えていない

念のため昨夜の夕飯のおかずを、教えてもらっても思い出さないらしいので

奥さんから「晩ご飯を作るかいがないわ〜」と小言を言われているとのこと・・・

そして最後まで見ていたはずの試合結果さえも朝刊を読んで知るのです

「ええ?〜阪神は逆転されたんか〜なんじゃいや〜!」 



H先輩は、世界がいつも新鮮なN先輩を『忘れっぽい男』と表現していますが

私はN先輩を完璧な記憶障害だと思うのです

先週の飲み会でN先輩に直接聞いてみました

私「先輩は家で飲んでいて、それでも毎晩記憶が飛ぶんすか?」

N先「ま〜毎晩では無いけどな、あれ?毎晩ではないんやけど、どうやろ?」

私「どうやろ〜言われても・・・Nさん〜記憶障害で一度診てもらった方がええですよ」

N先「怖いこと言うなや〜まだ君は飲みがたらんようやな〜もっと飲め〜!」

いつもどおり普通に酔っているN先輩でしたが、記憶は普通に毎晩飛んでいるという

悲しい自白に驚いたのもつかの間、次の店で私が同じ話をむしかえしてみますと

私「Nさん〜大丈夫ですか?記憶ありますか?今はまだ飛んでませんか?」

N先「え?ワシの記憶が飛ぶってか? なんでお前が知っとるんや〜?」

なんと1時間前の会話も忘れてしまっているではありませんか! アアコワ


かなしむべきN先輩は、普通に記憶が飛ぶ日々のようです

この状態ですと平日の24時間の内で仕事以外の生活時間として記憶があるのは

出勤前の寝ボケた朝の1時間と帰宅後にビールの酔いが回るまでの1時間ほどとしても

約2時間だけではないですか!・・・仕事以外は寝ているか寝ボケているかホロ酔いで

まともな記憶は無い! ひえええええええ! どうりで1年が早いはずだ〜

先輩の場合は飲まないでいたほうが確実に一日の活動時間というか記憶が長いはず

このまま飲み続ければ、これまではともかく、これからの人生の自由な時間を

記憶せずに送ることになりかねません!なんだかむなしいな〜

娘のRちゃんが看護士を目指しているのも、オヤジの記憶障害に関係があるのかも・・・

さてはRちゃんのセーラー服姿も先輩は見ているのに、その記憶がないだけかもしれません



さらに大酒のみのH先輩にも意見を伺ってみました

H先「そうそう〜40超えたらな〜俺もそうやで、ちゃんと記憶はあるんやけどな〜」

私「ああ〜よかった〜Hさんは記憶がバッチリあるんですよね?」

H先「しかし、これが思いだせんのやな〜N君もそんな感じちゃうか?」

私「は?でも、昨日の晩飯を全く覚えて無いなんて、なんか悲しいですやん」

H先「おまえな〜昨日の晩飯では腹がふくれんど〜イチイチ気にしとったら腹へるで」

私「ほな、Hさんは昨日の夕飯が思い出せん〜なんて事はないんすか?」

H先「そうやな〜もともと俺は思い出そうなんてせん、人生は気にしたら負けなんやど」

あえて思い出さない、そして気にもしないとは、さすがH先輩だ〜見習わねば!

・・・あれ?

なんだか男らしいように感じますが、記憶はあるにもかかわらず思い出せない・・・

ということは記憶が無いのと同じですよね? 

何だ?この先輩達は変人か? コワアアア!

悲しくも40才になってしまった私は、どうなんでしょうか? 後輩に聞いてみましたら

後輩J「は〜?矢野さんの記憶ですか・・・ああ〜ギリギリ大丈夫と思いますで〜」

ギリギリというのが気になります、もうそろそろ記憶が飛ぶようになるのでしょうか

私もあの両先輩みたいになってしまうのかと思うと怖くて・・・


・・・怖くてお酒を飲まずにはいられません!


以上もしも私がこんなふうになったら、お酒をやめてしまおうかなと考えてしてしまう話でした






第108話 BBQ〜バーベキューにおけるプランクトンと、あしたのジョーにおける
            出崎統監督の演出についての検討〜  7月30日

 久しぶりにアニメ「あしたのジョー2」を見て、たいへん満足しました。

やっぱりおもしろいな〜大人向きや〜!

この作品は元ボクサーの汚れたオッサンに一方的に見込まれた不良少年の

矢吹ジョーが、素晴らしいライバルとの出会いからプロボクサーになり、死闘の果てに

真っ白に燃え尽きる・・・劇中ではオッサンではなく「おっつぁん」ですな・・・どうでもいいか

とにかく見ている私も気がつけば燃え尽きてしまっているほどの、すばらしい作品です


ストーリーはもちろんですが、感心するのは出崎統(でざきおさむ)監督の「演出」です

「エースをねらえ!」や「ベルサイユの薔薇」「スペース・コブラ」などでもそうなのですが

この監督さんの使う、スピード感のある場面に、あえてスローモーションを多用して

ここぞと言うときはさわやかな光をたたえた綺麗な1枚の絵にしてしまう演出はシビレます

作画レベルの高さと合わせて、まさに鳥肌モノなのです

汚い話ですが、試合中にジョーがゲロを吐くシーンが何度もあります

しかし出崎監督のおかげで苦しむジョーの口からは、きれいな光のつぶが

いくつもこぼれ落ちては広がり、空気さえも感じる美しい画面になります

とても心に残る大胆な演出ですな〜、でも一緒に見ていたウチの娘達には

なんでゲロが光るのか分からないので 「そんなアホな!蛍かよ?おいおい!」

「花火を食べとったんとちゃうん?」などと、無用なツッコミを入れてくれます

もっともな意見ですが、きれいな画面でないと本編の内容よりもゲロの印象だけが

強く残ってしまい「あしたのジョー」は汚い作品として記憶されてしまいますから

はやり出崎統監督は素晴らしいと思うのであります



さて話は変わりまして、子供と近所の島崎公園から海をのぞけば赤茶色く濁っており

「赤潮かな?宮津湾も汚れてきたものだな〜」と嘆いておりましたが

地元の漁師さんに聞けば、それは赤潮ではなくて夜光虫の大量発生なのだそうです

たいした害はなくて、時期になれば海が濁るだけのようですな

夜光虫というだけあって、夜になれば薄緑色にぼんやりと光ります

蛍と同じで明るい場所ではみえませんから、月の冴えている夜は見えませんね

波の静かな暗い夜に驚かせると、しばらくピカピカ光るオチャメなプランクトンです

宮津湾も最近では真っ暗では無いので、よほど大量に発生している時でもないと

夜光虫の放つかすかな光は見えませんね〜 

年に1〜2回ほどなのでしょうか、湾内で人知れず光っているようです


年に1〜2回と言えば、悪友のツヨシがバーベキューに誘ってくれます

メールで「今夜BBQ?」とのあまりにも簡単な呼びかけに参集するのは

カラオケ仲間の強者同級生・ダニーです

暗くて人気のない海岸や山中を選んでバーベキューをして酒を飲みまくり

ギターを弾いたりラジオを聞いたり、大人なのに花火を(冬でも)したりして

ランタンの光1つでダラダラと深夜まで盛り上がります

野外というのは店に飲みに行くのと違って、これまたお酒がすすみますな〜

前回、海岸でバーべキューをした時には、うちの子供2人も参加させてもらいましたが

この娘達が半狂乱で、はしゃぎまわる事になったのです・・・



さてその日はまだ8時前だというのに酔いが回り、一番酔っているツヨシが

「まだ飲みがたらんな〜オレはワインが飲みたいね〜」と言いだしたので

ワインは飲めない私が、ジャンケンで負けたので自転車で買い出しに行き

ご所望のワインを調達しましたが、すでに出来上がっているツヨシはワインのロゼを

「くちぜ」と言い間違うほどのアホぶりに加え、そのワインを一人で飲み過ぎたため

気分が悪くなってしまい、口を押さえてウグウグ言いながら岸壁へ走り出したのです

オッサンの異変に気づいたウチの子供達も不思議に思い追跡するのですが

これも社会勉強だと考え私は止めませんでした

そして、いよいよ臨界点突破のツヨシ君は、ナナコ・トーコが見守るなか

低くうめいて戻し始めたのでたまりません

おりしも、その吐寫物が海へドボドボ落ちると意外なことがおきました

真っ暗な海が、ピカピカと緑色に光り出したのです!

そうです!波の静かな宮津湾にはその夜、夜光虫が大量に発生していたのです

娘達は「おっちゃんのゲロが光った!」と驚き、にわかに喜びだします

私は「ツヨシのオッサンは、あしたのジョーや!光るゲロやで〜」とボケましたが

娘は本気にしてしまい「ほんまや!ジョーみたいや!」「ゲロは光るんや!」と納得していると

「これはな〜夜光虫いうて〜小さな小さな虫なんや〜びっくりすると光るんやで〜」

と、唯一まともなはずのダニーが説明をしてくれました。 ありがとう〜

しかし、ここからがいけません!

やはり、ジョーには汚れのオッサンがつきもの・・・なのでしょうか?

事もあろうに、苦しむツヨシの隣へ来たダニーは、なんと小便を始めたのです

「なにをしてくれるんじゃ〜介抱してくれるんと違うんかい〜!」と、ツヨシがわめき

全くお構いなしで、海に向かい行為を続けるダニー、それを終始見守る我ら親子・・・

オッサンたちのお下劣な行為とは真逆に、おしっこで水面はさらにピカピカ光り輝き

幻想的かつ神秘的で、めちゃめちゃきれいなのですうううううううう

サービスで広範囲に尿をまき散らすダニーの小粋な演出により、光の輪が時間差で生まれ

幾重にも広がり消えて、また輝く・・・子供達をみると、うっとりしてため息をついています

別の意味でため息がでた私は小石を拾ってきて、これを投げ込めば汚物でなくとも

同じように光るのだと本当のことを教えると、娘達はママが迎えに来るまで

何度も石を拾ってきては、狂ったように海に投げ込み「海の花火や〜!」と大興奮でした

キレイだね〜不思議な輝きやな〜ああよかったね〜



今でも夜に海辺へ行くことがあると、娘達は小石を海に投げては

「あれ〜今日は光らんな〜こないだはめっちゃキレイやったのにな〜」と残念そうです

かわいいものですな

あの「美しく光る夜の海」は純真無垢な娘たちの頭の中で、きれいな1枚の絵になり

深く記憶に残っているのか、娘たちは夜光虫のきれいな部分だけを覚えているようです

本当に良かった・・・光るゲロつながりで美しく浄化されたのかな〜出崎監督ありがとう


しかしツヨシとダニーよ・・・君たちは最低やな!

こういう汚れたオッサンを夜の海に放り込めば

逆にどれほど美しく光り輝くものなのかを

次回はぜひ見せてもらいたいな・・・ポキポキ






第107話 ヘロちゃん〜その2  6月29日

 アオサギの小さなヒナを保護して「ヘロン」と名づけ(第95話)やっとなついてきた矢先

コロリと死んでしまう・・・あの残念な思いから約半年が経ったある日の事です


冷たい雨が降っている昼下がり、私は大きな大きな灰色の鳥を見つけてしまいました

大変お世話になっている宮津警察署前の歩道に、なんとアオサギが落ちていたのです

よくよく見てみましたが具合が悪いらしく、シリモチをついてうずくまっており

私が近づいても逃げません、というか動きません・・・よし・・・保護しよう!

第105話でモモコを保護してくれた警察の前で、アオサギを再び保護するというのも

なにやら運命的なものさえ感じますな〜全身がしびれました・・・私だけでしょうか?

こんな事もあろうかと用意していた大きなダンボール箱をすばやくかぶせて捕獲し

車に積み込み連れ帰りました

なんだかワクワクしている私・・・



帰宅して、濡れた羽をタオルで拭いてやりましたが抵抗もしません

すぐに死にそうな感じです・・・冷たくて軽いのです

手を放すと自立できずに寝てしまいます

よく見ると、まだ模様がはっきりとしていないので、若い固体だと思いました

ああ〜ヘロちゃんが生きていたなら、ちょうどこのアオサギとおなじくらいだったのかも・・・

嗚呼〜へロちゃん、ヘロちゃんよ〜おじさんはなんだかセンチな気分になってしまいます

空を飛ばせてやりたかったな〜という、あの心残りをこの機会に解消できるのでしょうか


ケガは人間に例えると、両膝と右肘と右頬にあたる部分に傷があり

血がにじんでいますが骨は大丈夫そうです

ケンカに負けて撃墜されたのか、自動車との接触事故か、病気か?

まずはメシを食わそうと、アジをタタキにして、こじ開けたクチバシに突っ込みます

とりあえず箱に新聞紙を敷いて、保温用に使い捨てカイロを3個と一緒に入れて

かつてのカラスのクロちゃん同様(第94話)しばらくトイレでかくまうことにしました


夕食後に子供達が見たいというので様子を伺うと、サギはタイルの床で倒れています

なんとか箱から出たところで力尽きた感じで、今にも死にそうでした

しかもひどい下痢・・・うわ〜クッサ〜子供達も鼻をつまんでいます

動物好きのナナコが言うのには

「あ〜あ・・・お墓を作るのに〜今度は大きな穴を掘らんとアカンな〜」

「縁起でもない事を言うな!」と叱ってはいけません・・・彼女なりに残念な結果のために

心の保険を用意しているのです・・・ナナコも私と同じく目が輝いているので分かります

その保険を使わせないためにも、なんとかこのサギには元気になってもらいたいな〜


体重を量ってみると意外と軽くて約1・5kです、飛ぶためとはいえずいぶん軽いのです!

鳥は1日に体重の約20%のエサを食べることもあるらしいので、魚を300gほど

食べさせるとして・・・用意した小アジは1パック10匹で150円で重さは250gなら

おお〜ちょうどいい〜財布にもやさしいではありませんか〜

エサを頻繁にやり、箱から出れないようにして、ヒーターも用意してやりました

そのかいあってか、3日後には下痢も止まり、ひざ立ち?ができるようになりましたが

元気が出てくると箱には入らず、人間からも距離を置こうとしてしまい、今まで食べていた

アジを欲しがりません・・・警戒しているのです。

フンの処理に近づくと怒って噛みついてきます、私も手を噛まれてしまいましたし

うかつに近づいた三女は頭をつつかれて、すっかりアホになってしまったほどの凶暴さなので

普通の人は保護してはいけない鳥のような気がします・・・ヤバイのです


5日目には、とうとうエサを食べなくなったので無理に1匹食べさましたが

結局あとで吐いてしまいました

ああ〜せっかく元気になってきたのに〜なにか策はないものか・・・

生きたエサなら食べるのかもと思い、桟橋でアジ釣りをしているオッサンたちにお願いして

釣りたての小魚を5〜6匹分けてもらいましたら、さすがに野生の本能なのか

ピチピチしているエサに目の色を変えてこちらへやってきます

フラフラですが立ちあがって歩いてきます・・・よしよし〜さすが生きているエサだ

しかも見ているこちらがツバを飲み込んでしまうくらいの食べっぷりです

15cmの小鯛もバックリ・ゴックンです・・・細く長い首を魚が通ると、その部分が

鯛の形に膨らんで動いています!

これでなんとか回復して、もう一度空を飛べそうな予感がします

とりあえず名前は「帰ってきたヘロちゃん」「ヘロ2」「ヘロン(大)」など考えましたが

前回と同じ「ヘロン」に落ち着きました


 蒼鷺のヘロン


ヘロンには傷が治るまで我が家のトイレで療養してもらいましょう

ヤツはアオサギとしてはやや小型ですが、それでも翼を開くと150cm以上あります

首や翼をたたんだ状態でさえトイレ内では巨大にみえてしまいますな

子供達にとってはなおさらで、怖いもの見たさでエサをやりたがるのですが

いざ向かい合うと、ヘロンの強面にビビって腰が引けてしまいます・・・


 厠の主


そんなこんなで10日が経ったころには多少慣れてきて、あまり噛みつかなくなりました

スーパーで買った小アジでも、箸に突き刺して微妙に動かしてピチピチ感を出してやると

近づいてきて、子供達からでもエサを食べるようになったり、かわいげが出てきました

そして2週間たつと傷も治り元気になってきまして、トイレで夜な夜な暴れてうるさいので

もうそろそろ外に放そうかというとき、つい余計な事を考えてしまいました

我が家のバカ犬「泪目の萬鼓〜なみだめのマコ〜」を見せると動物同士では

どういう反応をするのかな?と興味が出てしまい、居間でくつろいでいるマコに

私がヘロンを抱っこした状態で対面させましたら、なんと動物同士で心が通じたのか

じっと見つめ合うと、クチバシと鼻先をゆっくり近づけて、無言で目を閉じるとチューを・・・

するわけもなく、驚くほどの大声で「ギャー!」と叫んだヘロンは暴れだし

尾を巻いて凍りつくミニチュア・ダックスを狙い、首を高速で伸ばして攻撃したのです!

野鳥を甘く見てはいけません! マコは危うく片目の犬になるところでした

射程50cmを超える鋭い突きが連発し、今までの恩を忘れたヘロンは私の腕にも

ガッシガッシ噛みついて暴れる魔獣と化し、思わず手が緩んで逃がしてしまいました

パニックです!

野生が戻った「鬼のヘロン」から逃げるよう子供に命令し、犬を保護して隔離します

オオコワ!

「ヘロちゃん〜!ワシや〜パパやで〜」と言っても、聞いてくれる訳もなく

部屋中で暴れてその挙句に壁で翼を打ちつけてしまい、自爆したヘロは出血したのです

妻と二人がかりで取り押さえましたが、翼から血がボトボトでています!

これが致命傷で死ぬかもと思い、肝を冷やしました・・・

幸い動脈ではなかったようで、妻が止血して何とか助かりました・・・アアコワ

このため自然に返すのが1週間伸びてしまいました、我ながら情けない〜



その後、翼の傷がふさがり再び元気になったヘロンを自宅前で放すことになりました

3週間も臭いフンの世話をして苦労した分、感動もひとしおのはず

フワリフワリと宙を舞って飛び去る姿に、つい泣いてしまうかもと思っておりましたが・・・

みなさ〜ん、野生の動物は本当に怖いですよ!

放したとたん私の指に噛みついてきました

「痛った〜い! なにしてくれるんじゃああああああ〜出血してしもたがなああああ!」

そして翼を開いたもののズッコケてしまったヘロは、飛ぼうとはせずに我が家の玄関へと

スタスタ歩いて戻ってしまうのでした! おいおい帰宅するな! どういうつもりや?

でもちょっと嬉しいな〜 いやイカン! そして、そのまま庭の隅で動かなくなったのです

なんだ?せっかく自由になったの引きこもってしまいました

しばらくそっとしておいて、飛ぶ様子が見られないなら今日は家の中に戻そうかと考え

1時間後に見に行くと、すでにヘロンの姿は無く、近所にも見当たらないので

どこかへ飛んで行ったのでしょう・・・

なんだかな〜

これでは別れのシーンに感動がなさすぎます・・・せめて山下達郎の名曲「ヘロン」を

頭の中で流しながら、あらいぐまラスカル最終回でのスターリング少年風に夕暮れの空へ

「さよならヘロン〜達者で暮らせ〜」とつぶやくしかありません



アレから警察の前を通るたび、朝市の屋根にとまっているアオサギ達をみかけるたびに

その中にヘロちゃんがいないかとイチイチ気になり、追突事故を起こしそうで困ります


困るといえば・・・スーパーでパック詰めになった小アジを見た三女が大きな声で

「これはな〜トリのエサなんやで〜!ヘロちゃんのメシやで〜!」と嬉しそうに言うので

それを聞いた長女が他のお客に申し訳ないと感じて気を使ったのか

「こら〜!コレを好きで食べる人間もおるんやさかい、そんなん言うたらアカンでえ」と

とどめをさしてくれます・・・!

ああ〜恥ずかしくって別の意味で泣けてきます


泣けると言えば、そうそう・・・ヘロンに噛み付かれて指からポタポタ出血していた私ですが

家族は誰も心配してくれませんでしたな・・・

嗚呼〜おじさんは、なんだかセンチな気分になってしまいます



ああ〜へロちゃんが、いつの日にか恩返しに戻ってこないかしら

しかし期待するとひどい目にあいそうです

同じ鳥だといってもヘロンはツルではなくて、サギですから・・・





第106話  オママゴト  6月12日

 昨年、未掲載の「店長の独り言」を記録したメモリーを紛失したのですが(第88話)

子供のオモチャ箱からそのフラッシュメモリーが出てきました・・・犯人はどの娘だ!

あえて思い出すこともなく忘れ去られていた「薬にも毒にもならない話」が

復活してしまいます!・・・独りよがりでスミマセン・・・ま〜いつもの事か

「記憶障害」「バーベキュー」「事故の話」「チーズバーガー」と

「オママゴト」
の5話分です

とりあず手直しができたら順次掲載をしたいと思いますが、いずれも2年以上経っている

古い話なので時系列が不自然なのはご勘弁を・・・ま〜いつもの事か 

さて今回は「オママゴト」です  


 2歳半になる三女の「微睡の百鼓〜まどろみのモモコ」は口が達者で

オウム返しに、よくしゃべります。 

次女が無口だっただけに、言葉を覚えるのが早いだけでも驚いておりますが

驚くのは私がくしゃみをすると、三女は毎回 「いらっしゃ〜い!」と言うのです

私は商売人なので、来店頂いたお客様には「いらっしゃい」と言いますが

「いらっしゃい」と聞こえるくしゃみをした事はまだありません

しかし、くしゃみの後で三女は「いらっしゃ〜い!」と必ず言いますし

機嫌のいい時は、私を見かける度に「パパ〜いらっしゃ〜い!」と

大声で言ってくれるので、あたかも私は間男のようです

そうでなくても訳あって別居中と思われるか、どちらにしても周りの誤解を招きそうです

まあ〜そんなところも含めて、なんと娘はかわいいのだろうと親バカ炸裂で

夜は一緒になって「いらっしゃ〜い!」と言ってビールを飲んでいます

かわいい娘達に囲まれて飲むビール・・・しっかしうまいナ〜



三女のモモコが姉たちと少し違うのは、熱心にママゴトをしてあそぶ事です

ママゴトと言えば普通の遊びなのですが、長女も次女も夢中ではなかったので

三女のママゴトがいまさらながらに新鮮なのです


さて風呂から上がり、着替えの下着が見当たらないな〜と探していると三女が

「パパ〜いらっしゃ〜い!」と強く手を引っぱります

最近見ないような強引な客引きに、ついついおもちゃの前まで来てしまうと

娘は体重をかけて、腕にぶら下がるのでたまりません

腰痛持ちの私はこれ以上体重をかけられるとヤバイので素直に座れば

おもちゃの皿に、おもちゃの果物を乗せて差しだして 「どうぞ〜パパどうぞ〜」と

熱心に勧めてくれるので、腰にタオルのみ姿でしばらくお相手をしました

私「おお〜フル〜ツ盛りか、うまそうですな〜うんぐうんぐ、うまいうまい〜」

娘「うまい?パパ〜うまい?」

私「うまいで〜このフルーツはうまいわ〜高級やな〜お店で5000円くらいやな」

そして小さなコップをもたされて、おもちゃのポットで飲み物をついでくれます

私「ああ〜ソレぐらいソレぐらいで・・・こぼれるこぼれる〜」

娘「ど〜ぞ〜パパど〜ぞ〜」

私「モモコや、これはなんや?」

娘「おさけ〜パパおさけ〜」

私「おお、やっぱりか〜 いただきま〜す、うぐうぐうぐう〜ん〜うまいな〜」

娘「うまい?パパ〜うまい?うまい?」

「モモコのついでくれるお酒はうまいな〜ささ、どうぞ〜モモちゃんも〜」と、娘に返杯すると

娘「パパ〜ぱんか〜いは?ぱんかーい!して〜」

私「え?パン・・・ああ〜かんぱいのことか〜 おもろい子やな〜!ほな、カンパーイ!」

2人で乾杯して、これはこれで楽しいのですが

「モモよ〜そのお酒は美味しいか?」と聞けば、ぐいっと飲み干したモモコは目をつぶり

「あ〜しっかしうまいナ〜〜」

子供はどうでもいい事はすぐに覚えます、ママゴトと言うより居酒屋ごっこのようですが

しかし客が裸では、これは居酒屋ごっこではなくて・・・ええっと〜・・・フニフニフニ〜


さてさて話に聞くところによると最近の幼稚園児のままごとでは、登場人物に

元カレや元カノ、介護士さんや悩みを電話でを聞いてくれる「相談員」まで登場することが

あるとかないとか・・・すごいですな

2〜3年もたつと、モモコのままごとに妙な登場人物が出てこないよう

親として気をつけなくてはなりません、ウチの家庭をそのまま再現していると思われて

お友達の家で知らない間に恥をかくことになります

たとえば〜

オヤジ役のカバの人形が、へべれけでテレビの前でごろ寝してプ〜っと屁をこいたり

黒猫のぬいぐるみがダイエット関係の小包を宅配に何度もきたり

それをママ役になりきった娘が「これはパパにはないしょの薬」とハンコを押して・・・

おお〜リアルだ!

こんな事を書くと、私が妻にうるさく言われそうですな!


とりあえずは、子供のするオママゴトの登場人物に借金取りやストーカー、隠し子など

ややこしいのが絶対に出てこないように心がけます

そして父親の設定は『イケメンで家族思いで心優しい働き者』にしてもらえるように懐柔して

まちがっても「酒の飲み過ぎで通風になった父」や「パパは肝硬変で入院中」

という哀れな設定にならないように気をつけますね

気をつけるといえば 『いつも若くて美人なグラマーオネーさん達と海外旅行中のパパ〜ン』

という設定にだけは絶対の絶対にならないように、くれぐれも肝に銘じなければ!


ああ〜、しっかしビールがうまいナ〜 いらっしゃ〜い!




あ・・・『腰痛で寝込んでいるイタイ親父』という設定はありえるな〜トホホ


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