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第000〜40話 第41〜70話 第71〜90話 第91〜110話 第111〜130話 第131話〜最新
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皆様、お世話になっております たつみやベビー店長の矢野誠一です
3人のやんちゃ娘達に手を焼くA型41才の「夢見る中年男」の私が
月に数回回、ごくたわいもないことをダラダラと書き込んでおります
ふと気が付けば早いもので、すでに8年が経ってしまいました・・・
どうか暇つぶしのつもりで読みとばしていただければと思います

大江山・新童子橋にて 次女トコ 三女モコ 私 長女ナコ
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第110話 アート 〜その1 9月1日
夏休みも終わり、いよいよ秋がやってきました
秋といえば芸術の秋です・・・ですが・・・お酒もすすみますな〜
芸術は爆発だ〜!
ということで今回は芸術についてまじめに論じてみたいと思うわけであります
旧友のZ氏が10数年ぶりに宮津へ転勤で帰ってきたので
彼の家におじゃまして2人で飲んでいると、昔話に花がさきました
今ではお互いにまっとうな社会人になったものだと納得しつつも
「さすがに今では昔みたいな、はじけた事はしとらんのやろ?」と聞くと
おもむろにガンダムのプラモを見せてくれました・・・最近作ったそうです
10体ほどのペイント済みのガンダム・・・んんん? すべてがガンダムです
ガンプラは、ザクとかグフとかゲルググとか敵キャラのほうが充実しているのですが
Z氏の棚は、まさにガンダムのみで、赤や緑や紫の見なれぬガンダムも並んでいます
Z「ちなみにコレとコレは、シャア専用のガンダムや」
私「おいおい、シャアは敵キャラやないか〜なんで専用のガンダムがあるんや?」
Z「まあエエやん〜、ほんで〜こっちの緑の機体はララァのガンダムでな」
私「ララァ? はぁ〜そうなんか・・・ほなこっちの紫のはシロッコのガンダムか?」
Z「違う〜これはマ・クベ大佐専用ガンダムなんや」
私「うわ〜そっちか! しぶいな〜なるほど〜」
Z「ちなみにこっちは(左)ハマーン用で、こっちはセイラさんの専用機(右)」
 
聞けば聞くほどに、Z氏オリジナルのガンダムたちが私の頭をピヨピヨ言わしてくれます
さすがZ氏だ!普通のガンプラモデラーとは一味も二味もちがいます・・・
くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!
ガンダムを第一話から見たくなってしまうではありませんか
そして彼は私に、とどめとなる1枚の写真を見せてくれたのです
それは夜の公園でウルトラマンが女の子を抱っこしているスナップでした
ちなみに初代ウルトラマンです
「どこかが違うやろ?」と聞かれ
「ちょっと腹が出とるな」と答えると
Z「ちが〜う!そこやない・・・ほら〜ひざ下の赤い斜めのラインが入ってないやろ?」
私「そういわれれば、たしかに」
Z「入れ忘れたんや〜」
私「ということは・・・やっぱり?」
Z「そうそう、オレや〜自分で作って中に入っとるのよ・・・」
私「ええ?すごいな〜ほんまもんみたいやで! ほな、この子はYちゃんか〜」
Z「そうなのよ、長女が3歳の誕生日に撮ったんや」
私「へえええ〜!やるとは思とったけど、社会人になってもまだまだ健在やな〜」
Yちゃんは最近ネット動画に夢中らしい・・・
写真について詳しく聞けば、大阪のマンションに住んでいた頃、奥さんが撮影したそうです
着ぐるみを完成させたZ氏は、喜び勇んで変身するのですが
小さなのぞき穴から見える範囲が思った以上に狭いために歩く事すらままならず
マンションの玄関から奥さんに手を引かれてやっと出てきたところを
ご近所の人に見られたときには、さすがに恥ずかしかったとか・・・
Z氏いわく、ウルトラマンなどの特撮作品では着ぐるみに入るスーツアクターが
普通に飛んだり跳ねたり怪獣と戦ったりしているが、いざ自分が実際に着ぐるみに入ると
周りが見えない状態のため、怖くて動けない・・・これは大変な仕事だとよく分かったとのこと
なるほど〜しかし、「周りが見えない状態」なのは学生時代と同じだな・・・おっと失敬
このユニークなZ氏とは宮津高校時代の美術クラブでの同輩なのです
美しかった私達はアートな趣味を持っており、彼は昔から立体のオブジェなどを作っていて
私はもっぱらアクリル絵の具で水彩画を描くほうでした
当時から、お互いを「変態」と呼んで尊敬し合えるほどの、はじけた仲間でした
われわれは180cmを越す身長のため、じっとしていても目立つのに、彼は高校のころから
学生服の下に仮面ライダー変身ベルトを巻いて登校したり、化粧したりして目立つのです
私も常に、クールなイケメンとして目立っていましたが、彼にはとうていおよびません
あれは学生時代に京都の繁華街でバイクに二人乗りをした時のこと
バイクにまたがった彼は赤いスカーフを巻き、フルフェイスのヘルメットをかぶると
私が後席に座っているのに、なかなか発進しないので、おかしいなと思ったら
彼はゴソゴソと変身ベルトを触っています
まさか・・・私の不安をよそにZ氏はライダー1号の変身ポーズを始めたのです
私はヘルメットをかぶっていないため、世間に素顔をさらしているのでたまりません
後ろから「コラコラ」と突っ込む私に「分かった分かった〜」と言って
今度は仮面ライダー2号の変身を披露し始めました
私は「そうやない!」とうっかり言ったために、今度は仮面ライダーV3のポーズをするのです
そんなこんなで周囲の注目を集めてからバイクが大げさに発進したので
クールな私はあまりの恥ずかしさで、おしっこをちびりそうになりました・・・
これもはじけた彼のアートな活動の一部なのか? さすがは人間爆弾だ〜
芸術は爆発である・・・を身をもって表現しています
言い出せばきりが無いかも・・・とにかくZ氏にはナイスなエピソードがてんこ盛りなのです
お互いすでに「いい年のおっさん」なのに、彼は今も現役ではじけています
くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!
その後で、まじめな書道の作品も見せてくれました
プラモ作りだけではなく、書道教室に通ったりして趣味の活動を続けて楽しんでいる事に
少なくない衝撃を受け、私は久しくアートな趣味から遠ざかっていると気づかされました
まともな絵といえば、後輩の結婚祝いに描いた小さな水彩画が最後ですから
かれこれ10年以上はまともに絵筆を握っていません・・・
ある日、そんなZ氏から自筆・額入りの「書」をもらったのです
Z氏の落款も入っています
無学な私にはどういう意味なのかは分かりませんが、早速部屋に飾らせていただきました
ありがとう
それならば私もお返しに絵でも描こうかなと思い、電話でお伺いを立てると
数日後に「トイレに飾るためにデビルマンを描いてくれ」と具体的なお題を頂いたのでした
はっはっはっは〜・・・なぬぅ?! どうやら私にしか描けない傑作を所望している様子です
気合を入れて頑張らなくてはなりませんな〜
卒業後もウルトラマンや仮面ライダーの気ぐるみを自作するほどのZ氏ですから
そんな彼のトイレシーンに似合う、はじけた絵に仕上げようではありませんか
ポキポキ・・・錆付いた腕がなります
家族が寝静まったころになって急に創作意欲がわいてきました
キタキタ〜
12色の色鉛筆と画用紙、そして日本酒を用意して
アニメのデビルマン第一話をレーザーディスクで再生して、酒をチビチビのみ
画面に食い入るように鑑賞しつつ構想にふけりました
デビルマン・・・
エンディングの・・・
夕日に・・・
赤い鉄骨・・・
腕を組んでたたずみ・・・
何を思うのか・・・
だれも知らない・・・
知られちゃいけない・・・
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トイレ
とりえず酒をたっぷり飲んでから、無心で白い紙に向かったのです
よし、やるか!
酔ったときに発動する私の特殊能力の一つである「マジックペイント」を起動させます
あとはさらに酒をあおれば〜フニフニフニフニ・・・
・・・フニフニフニフニッ!
できました! ああ〜疲れた・・・でも思ったよりイイ出来だ〜 まさに自画自賛
えええっ!もう真夜中やんか〜 あああっ!しかも〜これは用意した画用紙やない
子供の落書帳やないかい〜! せっかく書いたのに〜やってしまった!
でも書き直したとしても、これ以上の完成度はもはや望めません・・・それはなぜか
肝臓をやられてしまいます・・・
翌朝、家族に作品を見せると
妻は「これは部屋に飾れんやろ?」とあきれていましたが
もとよりトイレに飾ることのみ念頭においておりますので、聞き流しましょう
アホな娘達にはしっかり「キャーキャー」騒がれたので一安心
そのまま小さなフレームに入れて贈呈しました
Z氏ならシャレもわかるはず
店長作 「夕映ゑに悪魔人雪隠図」の一部
フフフ・・・これなら、はじけたZ氏のご希望通りのはずですが・・・
「どうやった?君をイメージして描いたで、トイレにぴったりやろ?」と聞いてみましたら
「ありがとう〜ウチの嫁さんも満足しとるようや〜」と言われたので詳しく尋ねれば
トイレに飾れるデビルマンの絵をリクエストしていたのはZ氏ではなく
彼の奥さんの方だったと聞かされ、アートな私はおしっこをちびりそうになりました
人間爆弾・Z氏の奥様も、彼と同じくらいはじけているご様子・・・私は思い知らされました
あえて言おう!やはり芸術は爆発であると!
くううううう〜あいかわらずやりおるな〜!
(おわり)
さてココからはZ氏によるオリジナル設定のガンダム達の追加画像です。
彼のコメントも合わせてどうぞ
私のガンプラのコンセプトは「ガンダム アナザーディメンジョン」としてまして
赤い手前のがν(ニュー)ガンダム シャア=アズナブル専用です
アムロ用はフィンファンネルが6台しか付いてませんがシャアはニュータイプ能力が
アムロより優れていたため9台操作できた?という架空の設定です。

左後ろの同じように赤いのはバンダイからも発売されている
キャスバル=ダイクン専用初代ガンダムです。
右後ろはRX78 NT−1アレックスという名前のガンダムで
モビルアーマー・エルメスをイメージしたカラーリングのララァ=スン専用機です。
このラベンダーと金色の機体はRX78 GP02A サイサリスという名前で
核ミサイルを装備しているのが特徴です。

核といえば?そう、この人マ=クベ君です。
大佐という階級から少し豪華な感じを出すために
シールドに無意味な模様を入れました
〜以上、今回はアート三昧な美しい話でしたが・・・ナントまだ続くのです
第109話 記憶障害〜もしも私がこんなふうになったらお酒を
やめてしまおうかな、と考えてしてしまう話 8月16日
私もとうとう40歳になってしまいまして、肝臓が弱ってきたのか最近すぐに酔ってしまいます
先月、先輩のHさん、Nさんと後輩Jの4人で飲みに行った時の話です
2件目のカラオケスナックで、しっかり酔いが回ってきました
「なんだか40才になって酒が弱くなった感じがするんですけど〜」とヘロヘロで言う私に
「40才を超えたらヤバくなるんやで〜矢野君も気をつけなれよ〜」と酒豪のN先輩から
ありがたいお言葉を頂戴いたしました。
良い先輩に囲まれて鍛えられている後輩のJ君が両先輩に聞きます
「ザルのNさんがヤバなった〜なんて言うと、昔はどんだけ飲めたんすか?」
H先「どれくらい飲めたかをイチイチ憶えとるようでは飲みが足らんちゅうこっちゃ!」
私「今でも飲まない日はないんでしょ?体はどっこも悪ないんですか?」
N先「体の具合は悪くは無いで〜むしろエエ感じやな」
H先「そうそう〜N君は頭以外には悪い所は無いのう〜」
N先「人をアホみたいに言わんといてください、とにかく40を越えたあたりからヤバイんや」
H先「そうそう〜こないだ新年会やったばかりで、すぐ花見して、来週は忘年会みたいな」
私「マジですか?ほな、1年がめっちゃ早いですやん」
N先「たしかにな〜ワシも新年会・忘年会の繰り返しのような気がするんや、早いで〜」
私・J「そんなアホな〜」
このN先輩は40代半ばの働き者で大柄で優しい男前さんです
この後は子供の話になり、先輩が娘の制服姿を一度も見たことが無いと言うのです
ちなみにNさんの一人娘・Rちゃんは、しっかりものの高校生です(第68話参照)
私「宮中から宮高※ですよね?それならず〜っとセーラー服でしょ?」
※地元の市立宮津中学〜府立宮津高等高校
N先「だから〜それを着とる姿を見たことがないんじゃ〜」
「ほな、おまえが家に帰っとらんのやろ〜?」と突っ込むH先輩に続いて
「へ〜、別居中なんすか?」 「娘さんは家出中?」 「めっちゃ嫌われてるとか?」
「登校拒否してるんですか?」 「引きこもりなんですか」 「ブレザー?」
「私服で通学しとるとか?」 「透明な制服か?」 「いつもジャージとか?」
「裸族?」 「もともと娘はいなかった?」 「オヤジが飲みすぎで制服を買う金が無い」
「セーラー服をいやらしい目で見てるのを目撃されたとか?」などと
全てに「ちが〜う」で答えるN先輩に3人でヤイヤイ言って勝手に盛り上がったのですが
「ワシは娘が、まだ寝とる6時頃に仕事に行くやん、帰ってくるんは夜7時やさかい・・・」
なんだ〜そんな事か!あまりにも普通すぎて思いつきませんでした
N先輩なら、たしかによく働く人ですからありえる話です
「それでも1回はあるでしょ?ボクはRちゃんのセーラー服姿を見ましたよ〜」とJ君がいうと
「それがまったく無いんや・・・」と寂しそうにつぶやくN先輩でしたが
H先「Rちゃんのセーラー服姿はワシが、お前の分までじっくり見といたるで〜安心せい!」
の一言でこの話題はどこかへ飛んでいってしまいました
ちなみにH先輩は40代後半のひょうひょうとした、こりないオッサンタイプの酒豪です
その夜は3件はしごをして、皆でたくさん飲んで楽しかったのですが
翌朝、N先輩から携帯に連絡がありました
N先「矢野くん〜財布に、お金が全く残ってないんやけど・・・何でやろ?」
かいつまんで、ご説明申し上げましょう
私「私とJ君はすっかり出来上がってるのに先輩2人が、どうしても3件目いくど〜って」
N先「え?3件目ってどこ?あれ〜2件目には行ったような・・・・あ、そ〜」
私「3件目はチサトですわ、Nさんがラーメンがたべたい〜!言うて行きましたやん」
N「え?そうかな〜ワシ・・・ラーメン食べたかいな〜?」
私「それがNさんだけはラーメンを頼まずに、ずっとビールを飲んでましたで〜」
N「あ〜そ〜か・・・ほな、ようけ飲んだんやな〜ワシはどうやって帰ったんやろ?」
私「タクシーです、H先輩に払ってもろて、Nさんは僕の家の前で一緒に降りましたよ」
N「あ〜そうなんか、でも何で君の家でワシがタクシー降りたんやろ?」
私「健康のためにワシは歩くんじゃ〜!とか言って帰られましたけど・・・」
N「はぁ? そうかそうか・・・ワシな〜最近よく忘れるようになってしもてな」
私「2件目で先輩2人で郷ひろみ歌って、ボクにも郷ひろみを歌え〜って言うのも?」
N「何でワシがヒロミGO〜なんや?わけがわからんな〜マジか?」
私「覚えてないんすね〜飲んでもぜんぜん変らんのに、みょうですね」
N「40を超えたら、ヤバくなるんやで〜矢野君も気をつけなれよ〜」
私「そう、それ!昨日も同じことを言われましたで〜」
N「ああ〜そうなんかな? まあエエわ〜 悪かったな、ほなまた飲もか〜」
私はそこで初めて先輩の記憶が飛ぶという事に気が付いたのです
念のためH先輩に「あの〜Nさんのことですが、記憶が飛んでません?」と話すと
H先「そうそう〜Nはいつも普通やけど、記憶は無いな〜もともと忘れっぽい男やから」
ええ〜っ? それでいいのか? よくはないでえええええ!
H先輩にN先輩の事をさらに詳しく聞いてみましたら
N先輩は朝早くから重労働をして、夜に帰宅するとすぐに缶ビールを2〜3本飲み
夕飯後にはチューハイを2〜3本飲みつつ家族と会話して、風呂に入り
日本酒を飲みながら普通に寝てしまうらしいのですが・・・
らしい、というだけあって、やはり自宅でも記憶がなくなるため、朝起きてから
「あれ?ワシはいつ寝たんや・・・パジャマに着換えとる・・・晩メシは喰ったかいな?」
と、びっくりしてしまうらしいのです。
ひょっとして夕飯を食べさせてもらっていないのでは?と不安になったことがあり
家族に前日の話をそれとなく聞いても、酔っぱらい状態ではなく普段どおりで
「うまいうまい〜」と言って残さず食べて、野球中継を見ながらRちゃんとも話をしている
のだそうです・・・でもぜんぜん覚えていない
念のため昨夜の夕飯のおかずを、教えてもらっても思い出さないらしいので
奥さんから「晩ご飯を作るかいがないわ〜」と小言を言われているとのこと・・・
そして最後まで見ていたはずの試合結果さえも朝刊を読んで知るのです
「ええ?〜阪神は逆転されたんか〜なんじゃいや〜!」
H先輩は、世界がいつも新鮮なN先輩を『忘れっぽい男』と表現していますが
私はN先輩を完璧な記憶障害だと思うのです
先週の飲み会でN先輩に直接聞いてみました
私「先輩は家で飲んでいて、それでも毎晩記憶が飛ぶんすか?」
N先「ま〜毎晩では無いけどな、あれ?毎晩ではないんやけど、どうやろ?」
私「どうやろ〜言われても・・・Nさん〜記憶障害で一度診てもらった方がええですよ」
N先「怖いこと言うなや〜まだ君は飲みがたらんようやな〜もっと飲め〜!」
いつもどおり普通に酔っているN先輩でしたが、記憶は普通に毎晩飛んでいるという
悲しい自白に驚いたのもつかの間、次の店で私が同じ話をむしかえしてみますと
私「Nさん〜大丈夫ですか?記憶ありますか?今はまだ飛んでませんか?」
N先「え?ワシの記憶が飛ぶってか? なんでお前が知っとるんや〜?」
なんと1時間前の会話も忘れてしまっているではありませんか! アアコワ
かなしむべきN先輩は、普通に記憶が飛ぶ日々のようです
この状態ですと平日の24時間の内で仕事以外の生活時間として記憶があるのは
出勤前の寝ボケた朝の1時間と帰宅後にビールの酔いが回るまでの1時間ほどとしても
約2時間だけではないですか!・・・仕事以外は寝ているか寝ボケているかホロ酔いで
まともな記憶は無い! ひえええええええ! どうりで1年が早いはずだ〜
先輩の場合は飲まないでいたほうが確実に一日の活動時間というか記憶が長いはず
このまま飲み続ければ、これまではともかく、これからの人生の自由な時間を
記憶せずに送ることになりかねません!なんだかむなしいな〜
娘のRちゃんが看護士を目指しているのも、オヤジの記憶障害に関係があるのかも・・・
さてはRちゃんのセーラー服姿も先輩は見ているのに、その記憶がないだけかもしれません
さらに大酒のみのH先輩にも意見を伺ってみました
H先「そうそう〜40超えたらな〜俺もそうやで、ちゃんと記憶はあるんやけどな〜」
私「ああ〜よかった〜Hさんは記憶がバッチリあるんですよね?」
H先「しかし、これが思いだせんのやな〜N君もそんな感じちゃうか?」
私「は?でも、昨日の晩飯を全く覚えて無いなんて、なんか悲しいですやん」
H先「おまえな〜昨日の晩飯では腹がふくれんど〜イチイチ気にしとったら腹へるで」
私「ほな、Hさんは昨日の夕飯が思い出せん〜なんて事はないんすか?」
H先「そうやな〜もともと俺は思い出そうなんてせん、人生は気にしたら負けなんやど」
あえて思い出さない、そして気にもしないとは、さすがH先輩だ〜見習わねば!
・・・あれ?
なんだか男らしいように感じますが、記憶はあるにもかかわらず思い出せない・・・
ということは記憶が無いのと同じですよね?
何だ?この先輩達は変人か? コワアアア!
悲しくも40才になってしまった私は、どうなんでしょうか? 後輩に聞いてみましたら
後輩J「は〜?矢野さんの記憶ですか・・・ああ〜ギリギリ大丈夫と思いますで〜」
ギリギリというのが気になります、もうそろそろ記憶が飛ぶようになるのでしょうか
私もあの両先輩みたいになってしまうのかと思うと怖くて・・・
・・・怖くてお酒を飲まずにはいられません!
以上もしも私がこんなふうになったら、お酒をやめてしまおうかなと考えてしてしまう話でした
第108話 BBQ 〜バーベキューにおけるプランクトンと、あしたのジョーにおける
出崎統監督の演出についての検討〜 7月30日
久しぶりにアニメ「あしたのジョー2」を見て、たいへん満足しました。
やっぱりおもしろいな〜大人向きや〜!
この作品は元ボクサーの汚れたオッサンに一方的に見込まれた不良少年の
矢吹ジョーが、素晴らしいライバルとの出会いからプロボクサーになり、死闘の果てに
真っ白に燃え尽きる・・・劇中ではオッサンではなく「おっつぁん」ですな・・・どうでもいいか
とにかく見ている私も気がつけば燃え尽きてしまっているほどの、すばらしい作品です
ストーリーはもちろんですが、感心するのは出崎統(でざきおさむ)監督の「演出」です
「エースをねらえ!」や「ベルサイユの薔薇」「スペース・コブラ」などでもそうなのですが
この監督さんの使う、スピード感のある場面に、あえてスローモーションを多用して
ここぞと言うときはさわやかな光をたたえた綺麗な1枚の絵にしてしまう演出はシビレます
作画レベルの高さと合わせて、まさに鳥肌モノなのです
汚い話ですが、試合中にジョーがゲロを吐くシーンが何度もあります
しかし出崎監督のおかげで苦しむジョーの口からは、きれいな光のつぶが
いくつもこぼれ落ちては広がり、空気さえも感じる美しい画面になります
とても心に残る大胆な演出ですな〜、でも一緒に見ていたウチの娘達には
なんでゲロが光るのか分からないので 「そんなアホな!蛍かよ?おいおい!」
「花火を食べとったんとちゃうん?」などと、無用なツッコミを入れてくれます
もっともな意見ですが、きれいな画面でないと本編の内容よりもゲロの印象だけが
強く残ってしまい「あしたのジョー」は汚い作品として記憶されてしまいますから
はやり出崎統監督は素晴らしいと思うのであります
さて話は変わりまして、子供と近所の島崎公園から海をのぞけば赤茶色く濁っており
「赤潮かな?宮津湾も汚れてきたものだな〜」と嘆いておりましたが
地元の漁師さんに聞けば、それは赤潮ではなくて夜光虫の大量発生なのだそうです
たいした害はなくて、時期になれば海が濁るだけのようですな
夜光虫というだけあって、夜になれば薄緑色にぼんやりと光ります
蛍と同じで明るい場所ではみえませんから、月の冴えている夜は見えませんね
波の静かな暗い夜に驚かせると、しばらくピカピカ光るオチャメなプランクトンです
宮津湾も最近では真っ暗では無いので、よほど大量に発生している時でもないと
夜光虫の放つかすかな光は見えませんね〜
年に1〜2回ほどなのでしょうか、湾内で人知れず光っているようです
年に1〜2回と言えば、悪友のツヨシがバーベキューに誘ってくれます
メールで「今夜BBQ?」とのあまりにも簡単な呼びかけに参集するのは
カラオケ仲間の強者同級生・ダニーです
暗くて人気のない海岸や山中を選んでバーベキューをして酒を飲みまくり
ギターを弾いたりラジオを聞いたり、大人なのに花火を(冬でも)したりして
ランタンの光1つでダラダラと深夜まで盛り上がります
野外というのは店に飲みに行くのと違って、これまたお酒がすすみますな〜
前回、海岸でバーべキューをした時には、うちの子供2人も参加させてもらいましたが
この娘達が半狂乱で、はしゃぎまわる事になったのです・・・
さてその日はまだ8時前だというのに酔いが回り、一番酔っているツヨシが
「まだ飲みがたらんな〜オレはワインが飲みたいね〜」と言いだしたので
ワインは飲めない私が、ジャンケンで負けたので自転車で買い出しに行き
ご所望のワインを調達しましたが、すでに出来上がっているツヨシはワインのロゼを
「くちぜ」と言い間違うほどのアホぶりに加え、そのワインを一人で飲み過ぎたため
気分が悪くなってしまい、口を押さえてウグウグ言いながら岸壁へ走り出したのです
オッサンの異変に気づいたウチの子供達も不思議に思い追跡するのですが
これも社会勉強だと考え私は止めませんでした
そして、いよいよ臨界点突破のツヨシ君は、ナナコ・トーコが見守るなか
低くうめいて戻し始めたのでたまりません
おりしも、その吐寫物が海へドボドボ落ちると意外なことがおきました
真っ暗な海が、ピカピカと緑色に光り出したのです!
そうです!波の静かな宮津湾にはその夜、夜光虫が大量に発生していたのです
娘達は「おっちゃんのゲロが光った!」と驚き、にわかに喜びだします
私は「ツヨシのオッサンは、あしたのジョーや!光るゲロやで〜」とボケましたが
娘は本気にしてしまい「ほんまや!ジョーみたいや!」「ゲロは光るんや!」と納得していると
「これはな〜夜光虫いうて〜小さな小さな虫なんや〜びっくりすると光るんやで〜」
と、唯一まともなはずのダニーが説明をしてくれました。 ありがとう〜
しかし、ここからがいけません!
やはり、ジョーには汚れのオッサンがつきもの・・・なのでしょうか?
事もあろうに、苦しむツヨシの隣へ来たダニーは、なんと小便を始めたのです
「なにをしてくれるんじゃ〜介抱してくれるんと違うんかい〜!」と、ツヨシがわめき
全くお構いなしで、海に向かい行為を続けるダニー、それを終始見守る我ら親子・・・
オッサンたちのお下劣な行為とは真逆に、おしっこで水面はさらにピカピカ光り輝き
幻想的かつ神秘的で、めちゃめちゃきれいなのですうううううううう
サービスで広範囲に尿をまき散らすダニーの小粋な演出により、光の輪が時間差で生まれ
幾重にも広がり消えて、また輝く・・・子供達をみると、うっとりしてため息をついています
別の意味でため息がでた私は小石を拾ってきて、これを投げ込めば汚物でなくとも
同じように光るのだと本当のことを教えると、娘達はママが迎えに来るまで
何度も石を拾ってきては、狂ったように海に投げ込み「海の花火や〜!」と大興奮でした
キレイだね〜不思議な輝きやな〜ああよかったね〜
今でも夜に海辺へ行くことがあると、娘達は小石を海に投げては
「あれ〜今日は光らんな〜こないだはめっちゃキレイやったのにな〜」と残念そうです
かわいいものですな
あの「美しく光る夜の海」は純真無垢な娘たちの頭の中で、きれいな1枚の絵になり
深く記憶に残っているのか、娘たちは夜光虫のきれいな部分だけを覚えているようです
本当に良かった・・・光るゲロつながりで美しく浄化されたのかな〜出崎監督ありがとう
しかしツヨシとダニーよ・・・君たちは最低やな!
こういう汚れたオッサンを夜の海に放り込めば
逆にどれほど美しく光り輝くものなのかを
次回はぜひ見せてもらいたいな・・・ポキポキ
第107話 ヘロちゃん 〜その2 6月29日
アオサギの小さなヒナを保護して「ヘロン」と名づけ(第95話)やっとなついてきた矢先
コロリと死んでしまう・・・あの残念な思いから約半年が経ったある日の事です
冷たい雨が降っている昼下がり、私は大きな大きな灰色の鳥を見つけてしまいました
大変お世話になっている宮津警察署前の歩道に、なんとアオサギが落ちていたのです
よくよく見てみましたが具合が悪いらしく、シリモチをついてうずくまっており
私が近づいても逃げません、というか動きません・・・よし・・・保護しよう!
第105話でモモコを保護してくれた警察の前で、アオサギを再び保護するというのも
なにやら運命的なものさえ感じますな〜全身がしびれました・・・私だけでしょうか?
こんな事もあろうかと用意していた大きなダンボール箱をすばやくかぶせて捕獲し
車に積み込み連れ帰りました
なんだかワクワクしている私・・・
帰宅して、濡れた羽をタオルで拭いてやりましたが抵抗もしません
すぐに死にそうな感じです・・・冷たくて軽いのです
手を放すと自立できずに寝てしまいます
よく見ると、まだ模様がはっきりとしていないので、若い固体だと思いました
ああ〜ヘロちゃんが生きていたなら、ちょうどこのアオサギとおなじくらいだったのかも・・・
嗚呼〜へロちゃん、ヘロちゃんよ〜おじさんはなんだかセンチな気分になってしまいます
空を飛ばせてやりたかったな〜という、あの心残りをこの機会に解消できるのでしょうか
ケガは人間に例えると、両膝と右肘と右頬にあたる部分に傷があり
血がにじんでいますが骨は大丈夫そうです
ケンカに負けて撃墜されたのか、自動車との接触事故か、病気か?
まずはメシを食わそうと、アジをタタキにして、こじ開けたクチバシに突っ込みます
とりあえず箱に新聞紙を敷いて、保温用に使い捨てカイロを3個と一緒に入れて
かつてのカラスのクロちゃん同様(第94話)しばらくトイレでかくまうことにしました
夕食後に子供達が見たいというので様子を伺うと、サギはタイルの床で倒れています
なんとか箱から出たところで力尽きた感じで、今にも死にそうでした
しかもひどい下痢・・・うわ〜クッサ〜子供達も鼻をつまんでいます
動物好きの長女が言うのには
「あ〜あ・・・お墓を作るのに〜今度は大きな穴を掘らんとアカンな〜」
「縁起でもない事を言うな!」と叱ってはいけません・・・彼女なりに残念な結果のために
心の保険を用意しているのです・・・ナコも私と同じく目が輝いているので分かります
その保険を使わせないためにも、なんとかこのサギには元気になってもらいたいな〜
体重を量ってみると意外と軽くて約1・5kです、飛ぶためとはいえずいぶん軽いのです!
鳥は1日に体重の約20%のエサを食べることもあるらしいので、魚を300gほど
食べさせるとして・・・用意した小アジは1パック10匹で150円で重さは250gなら
おお〜ちょうどいい〜財布にもやさしいではありませんか〜
エサを頻繁にやり、箱から出れないようにして、ヒーターも用意してやりました
そのかいあってか、3日後には下痢も止まり、ひざ立ち?ができるようになりましたが
元気が出てくると箱には入らず、人間からも距離を置こうとしてしまい、今まで食べていた
アジを欲しがりません・・・警戒しているのです。
フンの処理に近づくと怒って噛みついてきます、私も手を噛まれてしまいましたし
うかつに近づいた三女は頭をつつかれて、すっかりアホになってしまったほどの凶暴さなので
普通の人は保護してはいけない鳥のような気がします・・・ヤバイのです
5日目には、とうとうエサを食べなくなったので無理に1匹食べさましたが
結局あとで吐いてしまいました
ああ〜せっかく元気になってきたのに〜なにか策はないものか・・・
生きたエサなら食べるのかもと思い、桟橋でアジ釣りをしているオッサンたちにお願いして
釣りたての小魚を5〜6匹分けてもらいましたら、さすがに野生の本能なのか
ピチピチしているエサに目の色を変えてこちらへやってきます
フラフラですが立ちあがって歩いてきます・・・よしよし〜さすが生きているエサだ
しかも見ているこちらがツバを飲み込んでしまうくらいの食べっぷりです
15cmの小鯛もバックリ・ゴックンです・・・細く長い首を魚が通ると、その部分が
鯛の形に膨らんで動いています!
これでなんとか回復して、もう一度空を飛べそうな予感がします
とりあえず名前は「帰ってきたヘロちゃん」「ヘロ2」「ヘロン(大)」など考えましたが
前回と同じ「ヘロン」に落ち着きました
蒼鷺のヘロン
ヘロンには傷が治るまで我が家のトイレで療養してもらいましょう
ヤツはアオサギとしてはやや小型ですが、それでも翼を開くと150cm以上あります
首や翼をたたんだ状態でさえトイレ内では巨大にみえてしまいますな
子供達にとってはなおさらで、怖いもの見たさでエサをやりたがるのですが
いざ向かい合うと、ヘロンの強面にビビって腰が引けてしまいます・・・
厠の主
そんなこんなで10日が経ったころには多少慣れてきて、あまり噛みつかなくなりました
スーパーで買った小アジでも、箸に突き刺して微妙に動かしてピチピチ感を出してやると
近づいてきて、子供達からでもエサを食べるようになったり、かわいげが出てきました
そして2週間たつと傷も治り元気になってきまして、トイレで夜な夜な暴れてうるさいので
もうそろそろ外に放そうかというとき、つい余計な事を考えてしまいました
我が家のバカ犬「泪目の萬鼓〜なみだめのマコ〜」を見せると動物同士では
どういう反応をするのかな?と興味が出てしまい、居間でくつろいでいるマコに
私がヘロンを抱っこした状態で対面させましたら、なんと動物同士で心が通じたのか
じっと見つめ合うと、クチバシと鼻先をゆっくり近づけて、無言で目を閉じるとチューを・・・
するわけもなく、驚くほどの大声で「ギャー!」と叫んだヘロンは暴れだし
尾を巻いて凍りつくミニチュア・ダックスを狙い、首を高速で伸ばして攻撃したのです!
野鳥を甘く見てはいけません! マコは危うく片目の犬になるところでした
射程50cmを超える鋭い突きが連発し、今までの恩を忘れたヘロンは私の腕にも
ガッシガッシ噛みついて暴れる魔獣と化し、思わず手が緩んで逃がしてしまいました
パニックです!
野生が戻った「鬼のヘロン」から逃げるよう子供に命令し、犬を保護して隔離します
オオコワ!
「ヘロちゃん〜!ワシや〜パパやで〜」と言っても、聞いてくれる訳もなく
部屋中で暴れてその挙句に壁で翼を打ちつけてしまい、自爆したヘロは出血したのです
妻と二人がかりで取り押さえましたが、翼から血がボトボトでています!
これが致命傷で死ぬかもと思い、肝を冷やしました・・・
幸い動脈ではなかったようで、妻が止血して何とか助かりました・・・アアコワ
このため自然に返すのが1週間伸びてしまいました、我ながら情けない〜
その後、翼の傷がふさがり再び元気になったヘロンを自宅前で放すことになりました
3週間も臭いフンの世話をして苦労した分、感動もひとしおのはず
フワリフワリと宙を舞って飛び去る姿に、つい泣いてしまうかもと思っておりましたが・・・
みなさ〜ん、野生の動物は本当に怖いですよ!
放したとたん私の指に噛みついてきました
「痛った〜い! なにしてくれるんじゃああああああ〜出血してしもたがなああああ!」
そして一度は翼を開いたものの、期待にこたえて飛ぶことはなく
我が家の玄関へとスタスタ歩いて戻ってしまうのでした!
おいおい帰宅するな! どういうつもりや? でもちょっと嬉しいな〜 いやイカン!
そして、そのまま庭の隅で動かなくなったのです
なんだ?せっかく自由になったのに引きこもってしまいました
しばらくそっとしておいて、飛ぶ様子が見られないなら今日は家の中に戻そうかと考え
1時間後に見に行くと、すでにヘロンの姿は無く、近所にも見当たらないので
どこかへ飛んで行ったのでしょう・・・
なんだかな〜
これでは別れのシーンに感動がなさすぎます・・・せめて山下達郎の名曲「ヘロン」を
頭の中で流しながら、あらいぐまラスカル最終回でのスターリング少年風に夕暮れの空へ
「さよならヘロン〜達者で暮らせ〜」とつぶやくしかありません
アレから警察の前を通るたび、朝市の屋根にとまっているアオサギ達をみかけるたびに
その中にヘロちゃんがいないかとイチイチ気になり、追突事故を起こしそうで困ります
困るといえば・・・スーパーでパック詰めになった小アジを見た三女が大きな声で
「これはな〜トリのエサなんやで〜!ヘロちゃんのメシやで〜!」と嬉しそうに言うので
それを聞いた長女が他のお客に申し訳ないと感じて気を使ったのか
「こら〜!コレを好きで食べる人間もおるんやさかい、そんなん言うたらアカンでえ」と
とどめをさしてくれます・・・!
ああ〜恥ずかしくって別の意味で泣けてきます
泣けると言えば、そうそう・・・ヘロンに噛み付かれて指からポタポタ出血していた私ですが
家族は誰も心配してくれませんでしたな・・・
嗚呼〜おじさんは、なんだかセンチな気分になってしまいます

ああ〜へロちゃんが、いつの日にか恩返しに戻ってこないかしら
しかし期待するとひどい目にあいそうです
同じ鳥だといってもヘロンはツルではなくて、サギですから・・・
第106話 オママゴト 6月12日
昨年、未掲載の「店長の独り言」を記録したメモリーを紛失したのですが(第88話)
子供のオモチャ箱からそのフラッシュメモリーが出てきました・・・犯人はどの娘だ!
あえて思い出すこともなく忘れ去られていた「薬にも毒にもならない話」が
復活してしまいます!・・・独りよがりでスミマセン・・・ま〜いつもの事か
「記憶障害」「BBQ」「事故の話」「チーズバーガー」と「オママゴト」の5話分です
とりあず手直しができたら順次掲載をしたいと思いますが、いずれも2年以上経っている
古い話なので時系列が不自然なのはご勘弁を・・・ま〜いつもの事か
さて今回は「オママゴト」です
2歳半になる三女の「微睡の百鼓〜まどろみのモコ」は口が達者で
オウム返しに、よくしゃべります。
次女が無口だっただけに、言葉を覚えるのが早いだけでも驚いておりますが
驚くのは私がくしゃみをすると、三女は毎回 「いらっしゃ〜い!」と言うのです
私は商売人なので、来店頂いたお客様には「いらっしゃい」と言いますが
「いらっしゃい」と聞こえるくしゃみをした事はまだありません
しかし、くしゃみの後で三女は「いらっしゃ〜い!」と必ず言いますし
機嫌のいい時は、私を見かける度に「パパ〜いらっしゃ〜い!」と
大声で言ってくれるので、あたかも私は間男のようです
そうでなくても訳あって別居中と思われるか、どちらにしても周りの誤解を招きそうです
まあ〜そんなところも含めて、なんと娘はかわいいのだろうと親バカ炸裂で
夜は一緒になって「いらっしゃ〜い!」と言ってビールを飲んでいます
かわいい娘達に囲まれて飲むビール・・・しっかしうまいナ〜
三女のが姉たちと少し違うのは、熱心にママゴトをしてあそぶ事です
ママゴトと言えば普通の遊びなのですが、長女も次女も夢中ではなかったので
モコのママゴトがいまさらながらに新鮮なのです
さて風呂から上がり、着替えの下着が見当たらないな〜と探していると三女が
「パパ〜いらっしゃ〜い!」と強く手を引っぱります
最近見ないような強引な客引きに、ついついおもちゃの前まで来てしまうと
娘は体重をかけて、腕にぶら下がるのでたまりません
腰痛持ちの私はこれ以上体重をかけられるとヤバイので素直に座れば
おもちゃの皿に、おもちゃの果物を乗せて差しだして 「どうぞ〜パパどうぞ〜」と
熱心に勧めてくれるので、腰にタオルのみ姿でしばらくお相手をしました
私「おお〜フル〜ツ盛りか、うまそうですな〜うんぐうんぐ、うまいうまい〜」
娘「うまい?パパ〜うまい?」
私「うまいで〜このフルーツはうまいわ〜高級やな〜お店で5000円くらいやな」
そして小さなコップをもたされて、おもちゃのポットで飲み物をついでくれます
私「ああ〜ソレぐらいソレぐらいで・・・こぼれるこぼれる〜」
娘「ど〜ぞ〜パパど〜ぞ〜」
私「モコや、これはなんや?」
娘「おさけ〜パパおさけ〜」
私「おお、やっぱりか〜 いただきま〜す、うぐうぐうぐう〜ん〜うまいな〜」
娘「うまい?パパ〜うまい?うまい?」
「モコのついでくれるお酒はうまいな〜ささ、どうぞ〜モコちゃんも〜」と、娘に返杯すると
娘「パパ〜ぱんか〜いは?ぱんかーい!して〜」
私「え?パン・・・ああ〜かんぱいのことか〜 おもろい子やな〜!ほな、カンパーイ!」
2人で乾杯して、これはこれで楽しいのですが
「モコよ〜そのお酒は美味しいか?」と聞けば、ぐいっと飲み干したモモコは目をつぶり
「あ〜しっかしうまいナ〜〜」
子供はどうでもいい事はすぐに覚えます、ママゴトと言うより居酒屋ごっこのようですが
しかし客が裸では、これは居酒屋ごっこではなくて・・・ええっと〜・・・フニフニフニ〜
さてさて話に聞くところによると最近の幼稚園児のままごとでは、登場人物に
元カレや元カノ、介護士さんや悩みを電話でを聞いてくれる「相談員」まで登場することが
あるとかないとか・・・すごいですな
2〜3年もたつと、モコのままごとに妙な登場人物が出てこないよう
親として気をつけなくてはなりません、ウチの家庭をそのまま再現していると思われて
お友達の家で知らない間に恥をかくことになります
たとえば〜
オヤジ役のカバの人形が、へべれけでテレビの前でごろ寝してプ〜っと屁をこいたり
黒猫のぬいぐるみがダイエット関係の小包を宅配に何度もきたり
それをママ役になりきった娘が「これはパパにはないしょの薬」とハンコを押して・・・
おお〜リアルだ!
こんな事を書くと、私が妻にうるさく言われそうですな!
とりあえずは、子供のするオママゴトの登場人物に借金取りやストーカー、隠し子など
ややこしいのが絶対に出てこないように心がけます
そして父親の設定は『イケメンで家族思いで心優しい働き者』にしてもらえるように懐柔して
まちがっても「酒の飲み過ぎで通風になった父」や「パパは肝硬変で入院中」
という哀れな設定にならないように気をつけますね
気をつけるといえば 『いつも若くて美人なグラマーオネーさん達と海外旅行中のパパ〜ン』
という設定にだけは絶対の絶対にならないように、くれぐれも肝に銘じなければ!
ああ〜、しっかしビールがうまいナ〜 いらっしゃ〜い!
あっ・・・『腰痛で寝込んでいるイタイ親父』という設定はありえるな〜トホホ
第105話 保護 5月5日
あれから1年以上経ちましたので掲載することにいたします
警察を名乗る妙な男から度々電話がありました・・・
KY「モシモシ矢野さんのお宅ですか、こちらは宮津警察です」
私「はいはいゴクロウさんですな〜しかしお前もイタイやっちゃな〜今日は何の用や?」
KY「今夜、飲みに〜一杯どうです?」
私「よかろう!」
これはイタイイタイ後輩とのお約束です・・・
イチイチ笑いを取りたい彼のおかげで、私も宮津警察を名乗るようになってしまいました
KY「モシモシ矢野さんのお宅ですか、こちらは宮津警察です」
私「はいはい、こちらも宮津警察です〜」
警察と言えば・・・京都縦貫自動車道で安全運転をしているのにパトカーに捕まったのです
何ゆえパッシングをされて、拡声器で「そこの車止まりなさい!」と言われるのか
品行方正な私には見当もつきませんでした
路肩へ停車後にパトカーへと連行されてスピードの表示を見せられたものの
[101km/h]でした
「えええ〜っこれってセーフですやん!」と思わず言ってしまいましたが
80km/h規制を21キロもオーバーしていると指摘され
ハムカウ言葉も見つかりません
しかし周りのほとんどの車はどう見ても100キロ以上でぶっ飛ばしているのに
何でワシだけが? しかも罰金が高い! 何のために高速道路に乗ったのか・・・
まったくアホらしくなってきます
亀岡署め〜! やめてくれええええ
遮断機が降り始めたので一旦停止を軽めにすませば
いずこからかパトカーが出てきます
うわ〜やられた〜中ノ丁踏み切はヤバイのが分かっていたのに・・・しまった
しかも罰金が高い!
今度は地元の宮津署かあああ!やめてくれええええええええ
先週も帰宅時に市役所横からパトカーが追いかけてきました・・・シートベルトです
いつもしているのにいいいいいいいい!
たかがシートベルトごときで車庫の前までパトカーが追跡してくれて御用になりました
逃げたわけではないのですが・・・なんでなんでなんで?
今回は罰金はないものの、これみよがしにパトランプを
赤くギラギラ回転させてくれる過剰サービスおかげで
違反切符を切られている場面は逮捕状を見せての犯人確保にしか見えません
ご近所様方に疑いの目で見られまくるし〜恥ずかしすぎるではありませんか!
宮津署め〜! やめてくれええええええええええええええええええ
ワシは兇悪犯として常にマークされているのか?
極悪そうなオデッセイが目をつけられているのか?
ワシが改造したんやないで〜妻が買った中古なんじゃい!
酒でも飲まねば爆発しそうじゃ〜!
自分の素行が悪いのを棚に上げて、むちゃくちゃな事を酒の力を借りて言おう
「おのれっ警察めええええ!」と・・・
そうそう腹立つといえば、また後輩のKY君から電話がかかってきました
今回は妻に携帯電話を渡して、打ち合わせどおり「ハイ〜宮津警察です〜」と
先に小芝居をさせたところ、聞き覚えの無い女性の声にKYは
本当に警察に電話してまったかと思い、大変驚いたらしく
途中で私が電話に変わるというプチドッキリに見事に引っ掛かり
「矢野さ〜ん、冗談きつすぎ!」と半ギレで訴えてきましたが
ドッキリが成功すると妙にすっきりしますな〜
KY君よ、ゆるせゆるせ〜また飲もうではないか!
飲むといえば
水曜日は定休日なので仕事は早めに切り上げて夕方から飲んでいたところ
妻は寄り合いに行くと言って車で出て行きましたし
私は夕飯の後でさらにビールを飲みながら子供とテレビ番組を見つつゴロ寝していると
うっかり眠ってしまっておりました
三女のモコが私を枕にして一緒に寝ておりましたが
なんだか重すぎるぞ〜と起きてみれば、乗っているのは長女のナコでした・・・
下腹部に乗られて尿意を催してしまった私がトイレに行こうかと立ち上がったと同時に
電話が鳴りました・・・男の声です
「モシモシ矢野さんのお宅ですか、こちらは宮津警察です」
宮津警察? またKYか〜まったくバカなやつだ・・・この前のドッキリのお返しか?
私「はいはい矢野です、何の用ですか〜眠いんですけど〜」
「お宅のお嬢さんは、ナコさんですか?」
私「そうですが・・・それがなにか?」
「こちらで娘さんを保護していますが」
私「は?ナコなら目の前でテレビを見て寝ころがってますが、電話かわりましょか?」
「いいえ、それなら結構です、失礼しました」
『コラKY!エエかげんにしとけよ〜バレとるんじゃい!』 と言いかけたときに
一瞬で目が、いや!酔いが醒める事を言われてしまいました
「ヤノ・ナコとマジックで書かれたボールを持った2〜3歳の女の子に心当たりはないですか?」
「え・・・あれ?・・・おい!モコはどこや?ナコ!トコ!妹はどこにおるんやああああ!」
姉二人は口をそろえて 「そんなん〜しら〜ん」
警察の皆さんスミマセン、すっかり目が覚めました、そしてごめんなさい、ありがとうございます!
私は手のひらを返して半ギレで訴えます
「それはウチの子です、もうしわけありません〜すぐに迎えに伺いますっ!」
ひさしぶりに血の気がひきました・・・
酔って真っ赤な顔をしていますが、感覚的に真っ青です
7時45分くらいまでは一緒にいた記憶がありますが、ナコと入れ替わっていたのを
気づかずに眠ってしまい、8時15分ころに警察からの電話をいただきましたので
約30分間の出来事です
まさかモコが家出しているとは・・・
あいつはまだ2歳で、クツさえ一人で履けないはずなのに
どういうことだ!
勝手口には三女のクツがそのままあり
ドアは閉まっていますが鍵はかかっていません
鍵はかけておいたはずなのに・・・誘拐なのか?
とにかく迎えにいかねば! あれっ車がない?・・・
妻が乗って出ている・・・こういうときに限って!
おおっ!ワシは酔っているからそれ以前の問題か〜
危うく飲酒運転で自首してしまうところだった
とりあえず自転車で・・・なに!ナコとトコも行きたいって?
2人は無理!留守番してくれ〜
トーコはちゃっかり荷台によじ登っているので、そのまま乗せて行こうとすると
こういうときに限って長女もゴネてくれるのです・・・
自分がほったらかしにされるのがイヤなのか、この切羽詰った空気を
彼女なりに察して不安になったのか半泣きです
「ちょっと待っとれ!モコをつれて帰ってくるだけなんや」と言っても
泣きながら追ってくるのです
よく考えたら、三女を乗せて連れ戻るのならば
次女を乗せている場合ではありません・・・
というより飲酒? ああ〜ややこしいいいいいい!
どちらにしても、このまま娘を家に残せば
二重遭難もありえるので一緒に行動したほうがいいのかも〜と割り切り
親子3人で警察まで1.5kmの夜道をヒーヒー言いながら走りました・・・
ああ〜アルコールで目が回る〜
やっと到着すれば、脱獄囚のモモコは婦警さんに機嫌よく抱っこされていました
あ〜ヤレヤレ
しかし困った事にバカ娘3号は婦警さんから
「あのひとが、あなたのパパですか?」と聞かれても
バツがわるいのか首を縦には振らないのです!
「おいおい〜パパやで〜」と声をかけても軽く無視していますので
私は息の上がったタダのヨッパライではありませんか
婦警さんが、少し遅れて到着した長女を指差して
「あの人がおねーちゃんですか?」と問えば
「うん、おねーちゃん!」と嬉しそうに笑い、その長女が私に
「パパ〜、モコが警察につかまっとるで」と言ってくれたので
やっと私が親だとアピールできました・・・
ああ〜ややこしいいいいいい!
三女の足元を見れば次女の長靴を履いています・・・
そうか〜これなら2歳児でも履く事ができたのか!
感動の再会に警察の中をはしゃいで走り回るバカ娘1号2号3号・・・
叱らなくてはならない私は書類にサインをしなければならず
手が放せないまま情けない雰囲気をかみしめておりました
おまわりさんに聞けば、通りがかりの人が保護してくださって
通報を受けたパトカーがすぐ現場に到着
持っていたボールを手がかりにウチへ電話をかけたとの事でした
さすが宮津警察だ〜仕事が速い!
私から点数をすばやく奪ってくださるだけのことはありますな〜
婦警さんや、おまわりさん、そして建物にまで何度もお辞儀して
三女と手をつないで帰りました
帰り道では、いろんなイフが頭をかすめます・・・
モコがボールを持っていなかったなら
そのボールに名前が書いてなかったら
恩人が通りがからなければ
警察の対応が遅かったら
などと考えると恐怖を覚えますが、とにもかくにも無事で何よりでした
約1キロほどトボトボと帰ってきてから、さらに精神が崩壊していくような気分になりました
長女が「モコが片方しかツクをはいてないみたいやけど〜」と言い出したのです
私「ええ〜っ?長靴か〜 いつ脱げたんや?」 姉二人は口をそろえて言うのです
「そんなん〜しら〜ん」
ああああ〜バカな姉妹だな!
暗い夜道の直線を振り返っても、目の届く範囲にはなさそうです
警察から出た直後かも知れん・・・また警察まで引き返さなくては・・・
ああ〜神様お願いします!
もうこれくらいで勘弁してください
ご勘弁といえば・・・
妻への気の利いた言い訳を考え付かないまま、事の次第をそのまま話せば
私はアバラの2〜3本をへし折られると思っておりましたが
帰宅後の妻は蹴りを繰り出す前に私と同じく精神崩壊したようになり
おとがめはほとんどありませんでした
後日、助けてくれた人へ菓子折りを持ってお礼に伺ったのですが
話を聞いてさらにびっくり
三女は車道の真ん中を一人で歩いていたのです!
国道ですよ!R178ですよ!夜ですよ!
命の恩人さんは、いつもより早く仕事が終わって自転車で帰宅途中に
現場付近を通りがかり、まず渋滞しない「波路」の直線道路が妙に渋滞しており
ブレーキランプが頻繁に点灯している事と対向車が大きく迂回するので
これは動物がハネられたのだ思って近づいてよくみてみれば
ヘッドライトに照らされている動物はまだ生きており、よく見ると人間で
しかも幼児だったので、あわてて捕まえて歩道へと抱っこして連れ戻して
そこで通報後しばらく一緒にいて下さった・・・との事でした
ああああ〜聞いているだけで腰が抜ける〜
ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます
しかしモコはよく死ななかったものだ・・・
偶然いい人にみつけてもらったようです
モコを迂回した運転手の皆さん・・・
ご迷惑をおかけしました、ハネてくれなくてありがとう
ああ〜運がいい〜ありがとう恩人さま、ありがとう宮津警察御中
ありがとうお酒の神様
先日、岩滝小学校前の下り坂でネズミトリにやられました・・・13キロオーバーでした
下り坂でアクセルを踏んでないのに、気がつけば63キロ出ていたのです・・・罰金が高い!
「おのれおのれっ!許せん〜」と言いたいところですが
娘の命を助けていただいた京都府下でも比類なき優秀さを誇る、愛してやまない宮津署御中に
この私がハムカウわけがない〜
なんならハムを買って捕まりたいくらいの勢いです
両の手のひらを返して「ネズミトリのお勤めご苦労様であります〜」 と
半笑いで許せてしまうのです
ぜひこれからも違反金をせっせと納めさせていただきたいと、思うわけであります
ああ〜でも・・・これで点数は全て無くなりました!
次からは免停になるので、ここらへんで勘弁していただけませんか?
第104話 手掴みの七鼓 4月9日
動物好きな長女のナナコは昔から犬猫にかぎらず
昆虫や鳥などを、ためらいもなく手掴みします
かまれると意外と痛いオニヤンマ
カマが痛いチョウセンカマキリ
噛まれると、マジで痛いシロスジカミキリ
噛み付いたりする相手には、一度ガブリとやられて動物の怖さを知るのも
人生の勉強になるだろうな〜と考えて
「さわりたかったら、さわれば〜」と無責任に勧めたりしますが
意外とヤツは痛い目にあいませんでした。 不思議なものですな〜
クワガタにもカミキリムシにも野鳥にも噛まれないのです
ウミネコ 新大手橋にて
しかし今では飼い犬のマコに手をガブガブかまれたりしていますが・・・
とりあえず〜毒のあるものには触らないでほしいですな
ハシブトカラスの九郎
家族で神戸・須磨の水族館に行った時に、磯の生き物に触れるタッチプールがありました
見知らぬ子供達が騒いでいましたので見てみると、ナマコがすごいのです
酢の物でたべるとシコシコ美味い15cmほどの「マナマコ」でも充分気持ち悪いのですが
そこで見たのは40cm以上はあろうかという巨大でグロテスクな黒いナマコだったのです
そんなわけで、だれがコレをつかめるかどうか小学6年生のやんちゃそうな男の子と
委員長タイプで背の高いキレイな女の子の2人が盛り上がっていたのです
私と長女はその隣でプールを覗き込んでいましたが
男の子がかなり無理してナマコを掴んで「どうや〜」と女の子に差し出すと
女の子は恐らく平気で触れるくせに 「いや〜キモチワル〜イ」と言いつつも
まんざらでもなさそうな反応です
「ほれほれ〜」
「も〜やめて〜♪」
「さわってみ〜」
「あ〜ほ〜☆」
ご両人のやり取りをオッサンの私は「ああ〜青春やナ〜」と
ほほえましく眺めておりましたが、そこへお子様のナコが割って入ると
「おね〜ちゃん、これは掴んでも大丈夫やで〜毒もないし、怖くないよ〜ホラ」と言って
男の子からナマコを取り上げて女の子に差し出して
安全をアピールしてしまうのでたまりません
「なんで?」
「だれ・・・この子」
「も〜あっち行こ〜」
と一気に冷めて退散してしまったのでした
あちゃ〜これは男女のお約束なのに〜まだナコでは、この微妙な空気を読めないか〜
もう5〜6年もすれば男子の心をしっかり掴めるようになってほしいような、ほしくないような
どうでしょう〜親としては微妙ですな
トゲナナフシ チクチクしていてキモいのに・・・
先輩のHさんと立ち話していて子供の話になりました
最近忘れられない事が2つあったとか
近所のS君が学校帰りに道草をくっていて、なにやら大事そうに持っているので声をかけたら
「エエもんを探しとるんや〜」と言い、誇らしげに四つ葉のクローバーを見せてくれたとのこと
HさんはS君に「それを持っとったら幸せになるらしいで〜」と教えたら
数日後Hさんの車のワイパーに四葉のクローバーがはさんであるのを見つけて
驚いてしまい、心の中になんだか温かいものを感じたよ〜〜という話でした
子供の意外な行動で嬉しい気分にさせられたりすることは、たま〜にありますね
「それで、話はここからや!お前とこのナコちゃんはスゴイな〜」とHさんは続けます
ナコが学校帰りに道草をくっていて、なにやら大事そうに持っているので声をかけたら
「カワイイもんを見つけた〜」と言うので、Hさんは「四葉を見つけたんか〜」と覗き込んだら
長女が目の前に差し出した小さな手に掴んでいたものは大きな蛾だったため
不意をつかれたH先輩は大人なのにカッコ悪く「うわっ!」と声を出し本気で驚いて
飛び上がってしまった〜〜という話でした
先輩は心の中になんだか温かくないものを感じたのでしょう〜
ムシだけに無視できないご様子
「お前の家はどういう教育をしとるんや?」と聞かれたので
「毒のある動物は触るな〜と教えてあるので、ご心配にはおよびませんが」と答えると
H「そういう問題や無いど〜」
私「すみません気がつかなくて、蛾はHさんの車のワイパーにはさむように言っときますから」
H「そういう問題でも無いんやけど〜なんかワシ〜思いだしてしまうやないか!」
いや〜さすがはワシの自慢の娘だ、H先輩の心を小さな手でワシづかみしているとは
その二つ名に恥じぬ「手掴みのナコ」ならではの技でありましょう
最後に申し上げますが、くれぐれも下の画像をクリックなどしてはいけません
追記〜
あまり見慣れない蛾ですし、かなり大きいので急に見せられたら怖いかもしれません
ちなみにこの蛾はスズメガの一種でシモフリスズメ(霜降雀蛾)だと思われます
ナコ的には猫っぽい模様とふわっとした毛並みと鳴き声が超カワイイとのこと・・・
第103話 白鳥 3月15日
先日の飲み会では「トラウマ」の話で盛り上がりました・・・心の傷のことですな
かつて受けたリンチやイジメなどの湿っぽい話から家族の話、病気の話、そして饅頭怖い的な
もてすぎる自分が怖い〜というようなヨタ話が出てくるなかで、陽気な先輩の
Kさんが
思いつめた顔で「オレのトラウマは白鳥や〜」と語りだしたのです
小学校5〜6年の頃に、明石市の明石城公園の池を一人で探検中に白鳥の巣を見つけ
卵やヒナが見たくなってしまい茂みを分け入ると、人が行かない池の向こう側へとたどり着き
巣をのぞこうとした時に白鳥が自分の巣を守るため先輩の前に立ちはだかったのだそうです
本気で語る先輩に 「ほな、スワンのオマルも怖いんですか?」などとチャチャをいれつつも
フォローしたつもりでしたが・・・とにかくそのままご紹介いたします
先「やのちゃ〜ん〜これはマジな話なんやで!みんな白鳥の怖さを知らんからや〜」
私「普通はだれも知らんと思いますよ・・・やさしそうですし」
先「やさしいのはうわべだけや、極悪なんや」
私「ボクもエサをあげるときに意地悪したら、手首を噛まれてミミズ腫れになったことがあります」
先「あまいぞ!白鳥はヤクザより怖いんじゃ!肩をいからせて立ち上がったら2mもあるんや」
私「ボクは2mのヤクザのほうが怖いと思いますけど・・・」
先「うるさい〜ダマって聞け!翼を開いたら3mや!目の前が全部真っ白になるんやど」
私「頭の中が真っ白とちがうんですか? まあ〜当時は大きく見えたんでしょうけど」
先「ちが〜う!ほんまにコワイんはココからや!今までの人生で一番怖かったんやから」
私「一発どつかれて『コラ〜金出せ!』って言われたんでしょ?」
先「ソレのほうがましじゃ〜オレは白鳥にボッコボコにされたんや!許してくれへんかったんや」
私「またまた〜大げさな〜それってやっぱり白いスーツのヤクザやったんでしょ?」
先「信じてくれへんけど、オレは殴られ、蹴られ、引き回されて、ああ〜思い出すのも恐ろしい」
私「ウソでしょ〜そんなヤクザみたいなことを白鳥がしますかね?」
先「ウソなわけないやろ〜タンコブだらけにされて、次の日は全身アザだらけになったんやど!」
私「ハクチョウは何羽です?1羽だけでしょ〜先輩がめっちゃ弱い子供やったとか〜」
先「おまえもあの白いヤツにだまされとる!ごっつい危険な鳥なんや、パンチも出る出る!」
私「パンチ?まさか〜頭を打って夢をみとったんでしょ〜白鳥だけにハクチュウム〜なんて・・・」
先「まだわからんのか?あいつらは大人しそうに見えて、いつでも牙を研いでるんやど〜」
私「あの〜ハクチョウには牙はないんですけど〜」
先「お前〜ボコボコにしてほしそうやな〜白鳥を連れてきて襲わせたろか?死んでもしらんど!」
私「僕は酉年生まれで、鳥には好かれるんで大丈夫です、しかし先輩のほうがヤクザみたい」
先「ダマレ!ヤクザは金で解決できるだけマシなんじゃ!オレのトラウマは白鳥なんじゃ〜!」
先輩の心の叫びで飲み会はお開きになりました。 ああ〜酔っ払った〜酔っ払った〜

伊丹市の昆陽池でのスナップ ハクチョウといえばこんな感じですよね〜
後日、あらためて白鳥について調べて驚きました
オオハクチョウ・コハクチョウ・コブハクチョウ・・・いろいろ種類があります
冬になると宮津市にも飛来するのは、渡り鳥のコハクチョウのようで
このコハクチョウより大きいのは、やはり渡り鳥のオオハクチョウです、このオオハクチョウより
さらに大型なのがおりまして、それこそがヨーロッパから連れて来られて、今では半野生化した
コブハクチョウなのです
公園や池に年中いるのも、このコブハクチョウだそうで、明石城公園の白鳥もそのようです
ネットで画像を見ると、たしかにクチバシから額にかけての黒いふくらみがコブのようです
英語では無音というか無言という意味でミュート・スワンと表記
他の種に比べてあまり大声で啼かないのでしょうな〜フムフム
両翼を広げると3mを超える記録がある? デカっ!
へ〜勉強になるな〜と、いろんなサイトを見ていましたら衝撃的な内容にたどり着きました
コブハクチョウは子育て中に怒り狂うと
翼で張り手をしたり畳んだ翼を使ってヒジウチをする
外国では巣を見ようとした子供の頭を水中に沈めて
窒息死させた事例があるばかりか
ヒナを捕ろうと巣へ近づいた成人男性に助走をつけて飛び掛り
死亡させことがあるらしいのです
アアコワ〜どうやら先輩の話はすべて本当のようです
なるほど〜パンチやキックを疑う以前に
白鳥はエルボーやラリアット、水責めまでやるとはどうやら素人ではなさそうです
目からウロコが落ちました!
私もコブハクチョウにボコボコにされないように、これからは充分に気を付けるとしましょう
おお〜さてはコブハクチョウのコブの由来は、どつきまわした人間にできた「コブ」とかけてある
わけは無いですよね〜〜K先輩・・・すみませんでした!
第102話 特殊能力について 2月27日
嬉しいもので、第77話・85話・88話に登場する「酔った時に発揮できる特殊能力」
についての反響がありましたので、今回は全編が酔っぱらいネタです。 すみません
「空間転移〜テレポート」につきましてモリリン先輩から心温まるメールをいただきました
「また 呑みにいきましょ〜。 私も テレポーテーション、たまに出来ますし」
ありがとうございました〜お酒による超能力は、私だけの力ではないようです
アルコールが人間の持つ不思議な力を覚醒させるのだと言う事がよくわかりました。
先輩〜ぜひまた飲みにいきましょう〜!
そして、他にも嬉しい質問がきました
「店長にはいったい、どんな力がいくつあるのですか?」
なかなか骨のある質問ですな〜シラフでお答えしますが、自分でも思った以上に
つまらないうえに長い話なので、ウイスキーをお湯割りで一気に飲みつつ
ななめに読み飛ばしていただければ幸いです・・・・答えは15以上です
前述の「ドリームダ・ダイヴ」「精神感応〜テレパシー」「予知」「空間転移」
そして「ドランク・ライター」「メモリー消去」の6つ以外にもまだ七つや八つはあるはず・・・
無理に挙げていくと
「マジック・ペイント」 「逆・サイコメトリー」 「逆・読心術」
「兄尊」 「ワンダフルワールド」 「ソロモン・リング」 「サイコ・タクシー」
「エンプティ・ウォレット」 「メタボリック・ウエスト」そして封印中の究極奥義である
「ドリンク・ドライビン」と「ストマック・リバース」など・・・
そのほか小技を含めて口に出すのもはばかれるような数々の力を隠し持っているのです
さて今夜はどれを使うのか楽しみですな〜「フニフニ〜っ!」
(おわり)
〜追記〜
この先は、いつもの3倍長くて何の意味もない有害な文章がエンエンと続きますので
善男善女の皆さんは絶対に読まないほうがいいと思います
第77話で「ドリーム・ダイヴ」を仕掛けた「イタイ後輩のSG君」には
すばらしい兄貴分の「さらにイタイ男・KY君」がおります。
愛すべき後輩のひとりですな
KY君とは娘同士が同級生ということもあり、最近なにかと一緒に飲む事が多く
今夜も会議の後で「ペンギンのいる居酒屋」へ寄って、後輩のTとMの4人で
ゴイゴイ飲んでいるワケなのですが・・・そのKYが私にむかって眉間にしわを寄せて
なにを言い出すのかと思えば
「店長の独り言を読ませてもらいましたけど・・・そこにワシは出てこんのですか?」
おお〜頼もしいヤツだ!自らネタになりたがるとは・・・飛んで火にいるなんとやら
お望みどおりネタにしてあげるために「酔った時に発揮できる特殊能力」で迎え撃ちます
今夜はその中でも、実にくだらない能力「逆・サイコメトリー」と「逆・読心術」を
彼におみまいして、この「店長の独り言」に使わせてもらうとしましょう・・・
「逆・読心術」について
超能力のなかでもポピュラーな技に、人の心を読む力「読心術」というのがあります
この力はテレパシーの一種で、私の場合にはこの反対の「逆・読心術」を使います
「サトラレ」とも基本的には違う能力です。 〜詳細は後ほど
ちなみに話している唇の動きを見て、声が聞こえなくても会話の内容が分かる力は
同じ読みでも「読唇術」で字が違いますね
「逆・サイコメトリー」について
残留思惟を読み取る能力「サイコメトリー」を私は多少使えますが、まだまだ未熟です
あえて言うと国産のニッカウイスキーでも天然水「エビアン」や「ヴォルビック」を使って
水割りにすると、飲むほどに「外国」の気分を味わいとして読み取るくらいはできます
酔っ払って、その気になっているのではなく、水からの情報を感じているわけですな
まちがいありません うう〜んトレビア〜の盆ジョ〜るの〜うぃ〜ウい〜ムッシュううう
失礼いたしました
凄腕のサイコメトラーは遺留品に触れると、持ち主に関する情報を読み取ります
捜査番組などで活躍していますので、一般にもおなじみの力ですな
たとえば、術者がラーメンをすすっていると、次々と真実に近づいてしまうのです
「この麺は・・・ちぢれ系の卵麺・・・小麦は北米・・・ダシは・・むむ・・・トンコツに・・
海のイメージだ・・・・カツオ?ではなくって・・ズルズル・・サバだ!サバ節と・・ズズッ
野菜を煮込んで・・・チャーシューは・・モグモグ・・九州の景色が見える・・・黒ブタ・・
飼育しているオヤジさんは・・・・50代・・・血液型はAB型・・・水虫で・・痛風・・
なになにパチンコで4万円負けて・・・ほうほう・・・ヤケ酒・・・なるほど〜」
などと、あたかも評論家のようですが、このように食材の中に残る思念を
読み出す術はかなり難易度が高いのであります
ところで私の使う「逆・サイコメトリー」と言う力はこの逆で、ある特定のものに
全く別の情報を吹き込むという、なんでもない能力です
そして、これからの話もシラフでは絶対に理解しにくいため
あえてあらすじから先に申し上げますので
各自、湯飲みにいれたウイスキーをさらにもう一杯飲み干してから
心して、読みちらかしていただければ幸いです
KY君のラーメンに「おもしろい」という情報を吹き込むと食べるほどに面白くなる
というそれだけのアホな話なのです
しかし、仕掛ける相手が変態だと大変なことになります・・・
以下、居酒屋でのくだらない会話が、だらだら続きますから変態じゃない人は
絶対の絶対に読んではいけません
気が付けばすでに0時です、今夜も十分に飲みました・・・
キムチがうまかったので、生ビールを飲みすぎてしまい腹がパンパンですな
シメのこってりラーメンをM君が食べているのをKY君が横目で見て
「明日も朝の早うから仕事があるんやさかい〜ええかげんで帰ろ〜や」と言い出しました
M君があわててラーメンをすすり、そろそろおひらきというタイミングでKYが
「でもワシ・・ラーメンたべたいわ〜」と言い出します
「さっき一緒に注文したらよかったのに、空気を読め!」と
クールなT君がツッコミを入れてくれます
いまさらKY君が追加で注文するのかと思えば
KY「つぎは〜チサトでラーメン喰いましょ〜ワシ〜ハラ減って帰られへん・・・」
私「なんで?明日は早いんとちゃうんか?・・・しゃ〜ないな〜付き合うか」
結局4人で次の店へ移動です
「チサト」のラーメンはシメにぴったりなのです
この店は深夜にもかかわらずお客さんが多くてにぎやかでした
「M君はさっき食べたからラーメンは3つでエエかな?」と頼もうとするとKYが
「ここは時間がかかりそうやからイヤや〜」とまたまた勝手な事を言い出すので
「おまえがラーメンたべたいから、ここに居るんやろうが!」と、みんなでツッコミます
とにかく瓶ビール3本とラーメン3つとモツ炒め2つを頼みました
KY「ボクはね〜モツなんか気持ち悪くて食べれませんわ・・・」
私「ええ?コレがうまいのに〜ほんなら、タマネギとピーマンだけを食え!」
KY「野菜なんか喰うてられません・・・それにワシは果物もキライです」
私「おまえ〜偏食すぎるど〜野菜も果物も、絶対うまいで〜」
KY「あんなモンは、女子供の食うモンですワ!・・・ホンマにラーメン遅いな〜」
私「ワガママやとは聞いとったけど、ホンマにワガママやな〜」
KY「ボクはね〜ワガママな人間なんです!コレはほめられたと思っときます!」
ワガママ人間は言い訳も言い方も、一貫してワガママですな〜見事です
確かにラーメンは時間がかかるので、ビールを先にやっつけていると
すっかり飲んで出来上がったのか、お互いどろ〜んとした気分になりました
そうそう・・・ネタにもなるし、ここで使うか・・・特殊能力「逆・サイコメトリ〜」を!
KYのヤツに今こそみせてくれようぞ「フニフニフニ・・・」
ずいぶん飲みましたので体内にみなぎるお酒の「気」を集中させるわけですな
私「フニフニフニ〜〜っ!」
手を怪しく動かして指先に「気」を込め続けます
KY「ちょっと!・・それ・・・なんなんすか?」
私「気にするな〜今から出てくるラーメンな・・・絶対にオモロイラーメンやど!」
KY「意味がわからんわ、やめてくれますか!」
私「ごく普通のラーメンかと思いきや、笑う麺とかいて、ショウメン・・・」
KY「もお〜エエですって・・・矢野さんが変態やいうのはよくわかってますって」
私「ワシの怖さは今からじっくりと教えたるさかい・・・フニフニフニ・・・」
KY「ハイハイ〜ビール追加しましょ〜おね〜さん、こっち〜もう1本ビールね〜」
10分経過・・・・ラーメンが運ばれてきました・・・よし!こっちも出来た
軽く振りかぶってバチっとラーメンを両手で指差して気を放つと同時に
私は哀愁のただよう変な顔で宣言します 「このラーメンは〜オモロ〜イ!」
KY「は〜?・・・フン・・・おもんな・・・なんやそれ・・・」
KY君は待望のラーメンをつまらなさそうに食べていますが、3口ほど食べると
体に異変が起こります・・・普通にむせているだけように思うかもしれませんが
これこそが私の特殊能力の効き目です
KY「ズルズル・・グホ!・・・うううう〜ぃ・・フン・・フン・・あああ〜ぅ」
私「おい、だいじょうぶか?のどにつまったか?むせとるど〜」
YK「だ〜っ・・だ〜いじょうぶですて・・・・・グッ・・ブフ・・」
私「ム・・きたか?・・もう一口くってみ〜」
YK「ズルズル・・・グホ・・グ・・・だっ・・なんか・・・グホ・・・フ・・フフっ?」
私「KY君よ〜鼻水が出とるど〜むせすぎや〜って、フ・・」
KY「大丈夫・グホ!ううううっ、グホグホ・・・オホホ・・ホ?」
私「どや?その麺・・・・ほれほれ〜なんかおもろないか?ハハ」
KY「グホ・・・グ・・うう・・ウハ・・くうう〜ははは」
私「そのラーメンは笑う麺とかいてショーメンなんちて〜」
KY「グハ・・・ググ・・シ・・ショ・・ウウメ、ンひ・・うひ・・ひゃ〜何やこれ?むふふっ」
私「なっ?そのラーメン笑わせてくれるやろ〜ホホホ」
KY「な・・グ・・・・なんで?・・・ふふふっふ・・・ふははは、ちょっとまって〜や〜」
私「このラーメンは最高や!おもろすぎじゃ〜」
KY「うんうん・・・オモロイ・・ひひひひひひひ〜アカン〜とまらん」
またラーメンを変な顔で指さして・私「これは、マジでおもろいラーメンや〜〜!」
KY「どうなっとるんやあ〜おもろて、おもろて・がっはっはっは!(大爆笑)」
私「やめい・・・フフ・・お前!口からラーメンがこぼれとるひっひっひ〜っ」
KY「も〜あかん、とまらんどはははは〜矢野さん、なんで笑うん・・ぶっひゃひゃひゃ〜」
私「オホ・・あれ?わ・・ワシもそのラーメンが、おもろなってしもて・・・ひ〜っひひひ」
KY「矢野さん泣いてますやん、それウソでしょ〜おほっほほほほ・・・ひ〜」
私「あほ〜お前笑いすぎじゃ〜息ができんくなってきた・・ひいいい〜」
KY「く・くるしいいいい〜ふふふふふ〜なんでなん?もおおおおお〜」
私「アカン・・・ひ〜っひっひっ・・笑いすぎで顔がつりそうや〜はははは」
KY「いひひひイタイ〜顔がいたいいひひひや〜泣けるわ〜ははは」
私「はっ、はよう〜そのラーメン喰ってしまえへへへへ、そっ・・その顔やめい」
KY「ひひひひ、なみだが出て・・ガッハッハ・は・肺が・・笑いすぎで、肺が痛い・・・」
私・KY「くっくっくく苦しい〜だれかたすけてくれ〜」
そこでクールなT君が見かねて言います
「あんたら、ナニが面白いんや!エエ加減にしときなよ〜二人とものみすぎや!」
酔えば酔うほどに効き目を増す「逆・サイコメトリー」の恐るべき効き目!
がしか〜し!この技は、相手が、ワガママで変態だとノーマルな私までが
逆に影響を受けてしまうようです・・・コレが欠点です
何も知らずに傍目で見ているホロ酔い程度の人たちから、KY君はともかく
私までもが「バカ丸出しでラーメンをふきだしながら、笑い転げるヨッパライ」
以外には見られていない恐れがあり、これはまことに遺憾であります
繰り返しますが術者の私はいたってノーマルですが、お酒をいただく客として
人間として、まわりに誤解を招くようなことは避けなければなりません
笑い上戸の泥酔したヤバイ客と思われないようにしなければ
これではKYなKY君から「アンタこそ空気を読め!」と言われてしまいそうですな
・・・・失敬失敬
その後のKY君といえば会うたびに半笑いで、酒をこぼしながら訴えます
「に〜やん、いつになったらワシの事が載るんですか?気になるんですわ、読みたいんすわ〜」
読むといえば、この「店長の独り言」ですが今回は「酔っ払いの独り言」のようです
しかし、ここまで読んでしまったアナタも!まだ大丈夫ですか?気はたしかですか?
今、半笑いではありませんでしたか? 私は、おかげさまで酔っていますよ〜
そうです、コレこそが私が酔った時に使える特殊能力「逆・読心術」なのです
相手の心を読むのではなく、相手に私の心を読ませてしまう恐るべき能力
このハタ迷惑な力にやられるとやっかいです!・・・・・・・・もう・・・・・・・・
半笑いで飲むしかないのです〜
ほらね〜読まないほうがよかったでしょ?
第101話 好物 2月10日
昔から私が当たり前のように「コレはうまい!」と思って機嫌よく食べているのに
その話をすると人から意外に思われる好物が「卵レタス」です
小鉢にいれた生卵をしっかりと溶き、ダシ醤油で濃い目に味付けをしたところへ
ちぎったレタスを一枚づつくぐらせて食べる和風のサラダのことでして
料理として何のひねりもございませんが下手なドレッシングよりぜんぜんイケルのです!
私の祖父はしょっちゅう食べていたので、私も普通にうまいと思って食べてきました
卵かけご飯とイメージ的に大差はないと思うのですが、よく気持ち悪がられるのです
レタスにつけるならマヨネーズも中身は生卵と酢ですし・・・
どうなのでしょう?
よく考えると、海外では鶏の卵でさえ食中毒が怖いので「生」では食べないようです
生卵をご飯にかけて喜ぶのは日本人だけなのかな〜? 絶対に美味いのに〜〜
そういう意味ではレタスを生卵につけて食べるのは、ゲテモノ喰いかもしれません
この話を聞いて「卵レタス?普通やん」と言ったのは、後にも先にもツヨシくらいです
変人のツヨシと気が合ってしまうとは・・・
人の軽い不幸というのが何よりの好物という彼と居酒屋で飲んでいたときの話です
安くて美味い好物について話していて、アレは美味いコレも美味いと言いつつ前述の
卵レタスの話をしたのですが 「そんなモンが美味いか?」とけなされると思ったら
「へ〜 それって美味そうやな オレもやってみよかな〜」と言い出したのです
意外に思わないことが意外だったので 「レタスに卵やで?気持ち悪るくないんか?」
と再び聞けば、変人の彼は変な理論を展開してくれました
「それって普通にどっちも食べれるやん、たとえば〜ご飯にアンコのせて食べるか?」
私「たべれんこともないようやけど・・・なんか気持ち悪いな〜」
ツヨシ「考えてみ?コレってボタモチが茶碗に盛ってあるかどうかの違いやろ」
私「なるほど・・・それなら卵レタスはツヨシ的にぜんぜんOKなわけか〜」
私は仲間ができて嬉しくなりビールを飲み干し、日本酒に換えます 「熱燗プリーズ」
さて酒の肴にモズク酢とナマコ酢と迷ってモズクにしましたがコレがいけません
卵レタスで気が合うやないか〜と盛り上がったところなのに
運ばれてきたモズク酢を見て彼は言うのです
「モズクって美味いか?食べる人の気が知れん、なんでそんなモンをたのむんや?」
私は酢の物がスキなのだと、そう答えるのですが彼は首を振っています
ツヨシ「昔な〜風呂からドブへ流す排水溝が詰まった時に中から緑色の藻がついた」
私「こらこら、その先をしゃべるな!」
ツヨシ「想像できるやろ?その小鉢のモズクにそっくりな髪の毛の塊がでてきたんや」
私「何をイメージさせてくれとるんじゃ!指を差すな〜 モズクが食べられへんがな」
ツヨシ「もともと食べられへんモンなんやってソレは・・・髪の毛やもん」
私「ああああ〜うるさうるさい!」
こういう下品なオッサンと一緒に飲むと、好物が減ってしまいます
たぶんナマコを注文していても、結果は同じだったのかもしれませんが・・・
さて、腹が立てば立ったでお酒はすすむので、気を取り直して追加注文をします
私はイカやタコなどの軟体動物も好きなので、オススメ品の黒板から
「イカの一夜干」を注文しました
あぶったイカのアツアツを細くさけば、酒がすすまないワケがないのですが
「そんなにイカって美味いか?なんでそんなモンを注文するんや?」と聞かれ
私はムニムニした食感がスキだと、そう答えるのですが彼は首を振っています
ツヨシ「イカをあぶると、いきなりクルッと丸くなったりして動くやん?死んどるのに」
私「生きとるみたいで気持ち悪いとか言うつもりか!」
ツヨシ「昔な〜近所のむっちゃ怖がりな坊さんが、葬式に行った時の話やけどな」
私「まてまて!どうせイカが食べたくなくなってしまう話とちがうんか?」
ツヨシ「これはおもろい話や、昔は棺桶を埋めずに燃やして弔う村があってな〜」
私「かなり昔の話やな?火葬か・・・土葬よりましやな・・・それで?」
ツヨシ「棺桶を燃やしながら経を読んどる時に、このイカみたいに熱で収縮した」
私「わああああああ〜言うな!うううう〜でも聞きたい」
ツヨシ「そうなんや、かがんだ状態のホトケさんが熱で伸びたんやな」
私「まさか、出てきたんか!」
ツヨシ「さあさあ〜フタを開けてポコっと出てきてしもたんやて〜」
私「そんなことがあるんか!生きとったんとちがうんか?」
ツヨシ「んなわけないけど〜おもろいのは坊さんが、そこから逃げられんわけや」
私「それは役目柄しかたないけど、親族も大騒ぎやな!」
ツヨシ「それが親族は先に皆逃げてしもとったんやって〜」
私「パニック映画みたいやな〜」
ツヨシ「それで山の中の墓場に怖がりの坊さんが一人で残されたんや、おもろいやろ?」
私「それって、たまたま坊さんが怖がりやから面白いだけで、完全に怖い話やないか」
ツヨシ「普段から洗濯モンを幽霊と見間違って腰抜かすくらいの超がつく怖がりでな」
私「コラコラ、怖がり坊主はどうでもエエんじゃ!この後でイカが美味いかどうかや」
ツヨシ「うまいね〜」
私「お、お前の好物はなんや!」
ツヨシ「オレは焼肉が大好きや」
私「ナニ?殺した動物の皮を剥ぎ、切って刻んで、漬けて焼いたモノが美味いか?」
ツヨシ「うまいね〜」
私「ワシ・・・自分で言ってて気分が悪くなってしもたやないか!」
ツヨシ「モグモグ・・・うう〜ん、このイカも案外うまいね〜次は何を頼む?ヤキニク?」
私「ああ〜悪酔いしそうや〜もうそろそろお開きにしよか」
ツヨシ「ああ〜言い忘れとったけど、生卵って鼻水の味がするからオレはキライや〜」
私「ワシはお前がキライや〜」
やはりツヨシは「人の小さな不幸」が何よりの好物のようです・・・
今夜は私が肴にされてまいました
じつは卵レタスは糖尿病だった祖父が勧められた療養食のメニューだったらしく
子供の私にはソレがおじいさんだけの特別(美味い)メニューなのだと勘違いして
少し分けてもらっては「これは美味い」と思っていただけと言う恐るべき事実を
いまさら父から聞かされました
それによると祖父は少しも卵レタスを美味いとは思っていなかったとのこと
なんですと〜!
美味いと思っていたのは私だけだったのか・・・しかも病院食だったとは
ワシだけが・・・ワシだけ・・・ワシ・・・
さあさあ娘達よ〜食卓を注目せよ〜!パパだけが食べられる特別料理の登場だ!
コレが超お手軽で間違いなく美味い、世界定番料理の一つ「卵レタス」だ!
ぜひ覚えておきなさい〜美味そうじゃろ〜
パパは我慢できん〜早速いただこう
うまいわいうまいわい モリモリ喰うで〜
最高やな〜 待て待て!子供はダメじゃ〜
なに?ナコも食べたい? う〜む どうしても?
しょうがないな〜ホレ、どうや
そうか美味いか?そうか〜そうやろ?
もっと喰え〜なんなら卵を追加しよか?
こらトコは待て、横取りするな〜順番じゃ!
ん?モコも食べたいってか〜
分かった分かった 取り合いするほど美味いのか〜
さあ仲良くみんなで食べよう〜この美味い卵レタスを・・・
これで仲間ができたわい グフグフグフグフ・・・
食べ物の好みなんて、家庭環境と勘違いによるところが大きいようですな
第100話 かゆい話 2009年 1月10日
今回で「店長の独り言」は100話目の掲載とあいなりました
これは一重に閲覧していただきました心やさしい美男美女の皆様方のおかげです
ありがとうございます
しかし月日のたつのは早いものですな〜第1話の開始時に3歳だった長女が
現在では小学校3年になっており、次女は1年生に
途中で三女が生まれて先月4歳を迎えました
この6年もの間、薬にも毒にもならない事をダラダラと書き散らかしてまいりましたが
「アホみたいなことをイチイチ書き込むなよ〜おまえは地域の恥じゃ!追放したる〜」とか
「育児の役に立つかと思えば、ほとんど無意味で反面教師にもならんから絶筆せよ!」とか
「店長がイケメンすぎるから、ときめいてしまって困ります!常に覆面をしてください!」とか
「美人の誉れ高き店長夫人の画像をアップしないと、タツミヤを爆破するぞ」などという
過激なご意見やピンポイントなお叱りを受けることが・・・
全くないうちにキリのいい100話で終了しようかな〜
と思っておりましたが「とりあえず続けてみたら〜」と言う
生温かい意見も若干いただきましたので、もうちょっと頑張って
長文かつ駄文をしたためてみたいと思います
100話目を自分で記念しまして、今まで欠番扱いだった初回の「第00話 かゆい話」を
加筆・修正して復活させてみようと思います
その当時は欠番にしたくらいなので読み終わると気分が悪くなるタイプの話です
ご注意ください
デリケートな方は、お手元に洗面器かバケツをご用意ください
デリケートでない方は焼酎のストレートを300mlほどストローで飲んでいただき
人差し指を、のどの奥に深く差し込みながら、じっくりとお読みください
第00話 かゆい話 2003年8月10日 (娘が3歳と1歳頃の話です)
電子蚊取り器をつけて寝ているのに 、ずいぶん蚊に刺されてしまいました
子供たちは、私以上に血を吸われているようで、体に赤い斑点がいっぱいできています
ケムたいけれど蚊取り線香をつかってみようかしら〜 とにかく痒いのです
夕食後にテレビを見ていると、あぐらをかいている足がムズムズしてきたので
裾をペロっとめくってみたのです・・・おやっ?ゴミか・・・
あら?無い・・・気のせいか?
あれ?ワシの腕にこんなホクロがあったかな〜
あ?なくなった・・・なんで?
あれ?・・・反対の足もかゆいな〜
靴下のゴムのあたりか?かぶれたのか・・・
これはゴマ粒か?・・・飛んだ!
・・・こっちで跳ねてる!・・・これってやっぱり
ののののの・NOMI?蚤?ノミ?のみ?・・・なんで?
おい!そっちに行ったぞ!
ほら、そっちや〜! ・・・てな有様で、夕食後のだんらんのひと時は
この小さな虫のために大騒ぎになりました
私はスネを集中的にやられています、靴下の隙間にもぐりこんでいたのです!
1〜2mmくらいなので見つけにくいですしピョンピョンはねて、すばしっこいのです
畳に潜り込もうとしているのをガムテープでくっつけて、やっと捕獲しました
やれやれ・・・一件落着!これでかゆい思いをせずにすむわい
去年まで私は猫を飼っていましたが
蚤にかまれることはほとんどありませんでした
現在は猫がいないために、なんでノミが我が家にいたのかが不思議です・・・
今夜はお酒もほどほどにして寝ようと二階にあがり、電気を消して
オヤスミナサイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う!・・・・・かっ・・・かいい・・・まさかあああああ!
明かりをつけ、布団をめくれば白いシーツの上に小さいゴマ粒のようなものが
ピンピンと数えるのが怖いほど跳ね回っているではありませんか!
「おおお〜ガムテープ!ガムテープ!ノミや!のみやあああ!布団にもおるでえ!」
まさかのまさかで、くっつけてくっつけて10匹にも達し・・・しかも半分は取り逃がしました
もはや軽いショック状態で、少しでもかゆいとノミではないかと思えて寝られません
うかつでした〜ノミは居間の1匹だけで、寝室での痒さの原因を蚊だと思い込んでいました
「あしたはバルサンや!バルサンたいて、ノミを駆逐するんや〜!」と、復讐戦を決意して
とにかく、かゆいので感覚神経が麻痺するまで日本酒を飲んで寝ました
翌朝はノミのおかげですっかり二日酔にさせられた私ですが、ペロペロ状態ながらも
ノミ用のバルサンを探して走り回り、6個も買い込んで家中を2回スモークして
ヤツらをバッチリ駆除したのですが、今でも畳の上の黒いものを見ると顔が引きつります
どうやら屋根裏で野良猫が子供を生んでいて、そこからノミが出張してきていたようです
2〜3日すると子猫の声も気配もしなくなり、それ以降はノミも見かけなくなりました
さて一件落着したはずなのに困ったことが起こりました・・・子供たちです
少しでもかゆいと「ノミや!ノミ!」と、人前で言うのです!保育園の先生やお友達に
「ノミはカイイの!ワタシの血をチュ〜って吸うのよ〜!」などと暴露しまくりなのです
これにはホトホト困ります
めちゃめちゃ恥ずかしいのです
我が家が不衛生だと思われてしまうではありませんか!
「あのカユイ虫はトビムシという名前だったのだ!」と、ウソの情報を教えて
ノミという単語を使わないように指導するのですが、すでに手遅れでした
保母さんから「矢野さんのおうちには、なにかペットを飼っているんですか?」と
なにげに聞かれてしまいました・・・ うわ〜はずかし〜!
お子様がいらっしゃるご家庭でノミが発生することが、もし・・・もしもあれば
その時にはすぐにバルサンすることと
ノミという単語を禁句にすることが大事ですよおおお!
さて、小さな虫ごときに大騒ぎをさせられてから、しばらくたってからの事です
入浴時に次女の背中に小さなホクロがひとつできているのに気がつきました
その翌週に2番目のホクロを今度はエラの部分に見つけました
耳の下といいますか、アゴの脇のくぼんだところにできた
少し膨らんだ感じの黒いホクロだったのです
1週間後には、これが大きくなっていましたので血の塊かと
ゴリゴリ爪でこすってみましたが、やはりホクロです
そして3〜4日たってから、娘を着替えさせている妻に言いました
私「ほれココとココや!お前〜気がついとったか?変なところにホクロができたんや」
妻「え?背中はわかっとったけど、エラにもか? 大きなホクロがいつの間に?」
私「髪の毛で隠れて分からんかったやろ?」
妻「え・・・これは・・・ホクロか?」
私「そうなんや〜ホクロやない感じでな、爪でこすったんやが取れへんで」
妻「ちょっとまち・・・これは〜っ!・・・ダニやな・・・」
私「え〜?これはホクロやって!ダニはノミよりさらに小さい顕微鏡サイズやど〜」
妻「つぶそっ!・・・う〜ん」 親指のつめの先を合わせて力を込めています
私「まてっ!うわっイタタ・・・」(娘に感情移入中)
プチッ!
妻「ほれ、つぶしたで〜!」(満足げ)
私「うわ〜イタイ〜って、あれ?コイツはイタイいわんな〜ホクとロちがうんか?」
妻「ほら取れたで〜むっちゃでっかいダニや!5mmもある・・・どこでもらったんやろ」
私「ぜんぜん分からん〜これがダニなんか?血の入った袋みたいなもんやで?」
妻「よくみたら、足や角が生えとるのがわかるで〜」 (とこちらに差し出す)
私「キモッ!こんなダニが10日もエラにくっついて、ず〜っと血を吸うとったんか・・・」
長女「パパ〜なに?ダニって・・・ムシ?」
妻・私「ちがうで〜何もないで〜忘れなさ〜い!」
恥ずかしながら、その時まで私は肉眼でダニを見たことがなかったのです
よりによって生まれて初めて見たダニが1歳の娘に寄生していたモノとは驚きです
いったいどこでもらったものなのか?
どう見てもホクロだと思っていたのに・・・それ以降ちょっと膨らんだホクロが
すべてダニに見えてしまい、全身がどうにもこうにも、かゆくなるのでした
痒いから、もう一杯だけ日本酒を飲んで寝よっと〜
みなさんのホクロも・・・ノミやダニではないですよね?
アアコワ〜
第99話 サンタ役 〜その3 12月8日
昨年、次女トコが通う幼稚園のクリスマス会でサンタクロースになった時の話です
今回はPTA会長さんが急用とのことで、代役を頼まれての変身でしたから
私としましてはたとえ失敗しても、見ている人は会長さんだと思っているはずなので
ちょっと気楽でした
サンタ役は、これで4回目ですから(8話と32話参照)個人的にも2つこだわりがあり
子供に絶対バレないことと、ある意味でリアルなサンタで心に残ろうと心掛けていますので
その旨を当日司会をされる「美貌のK先生」に簡単なメモでお渡ししておきました
◎基本的にしゃべりません
◎年寄りだからイチイチ聞こえないフリをします
◎三回くらいはボケをかまします
先生も「面白そうですね〜」と話にのってくださいまして、サンタがしゃべらなくてもすむように
マル・ペケの札を用意してくださいました
この札を使って5つくらいの質問に答えるだけなら今回は楽だな〜よかったよかった
transformation
クリスマス会の当日は出番の20分前にはすでに着替えて園長室で待っていました
よりリアルにするためにと、着ていたコートにセーターをくるみ腰に巻きつけて
立派な太鼓腹を作ってから赤い服を着込み、帽子、長靴、メガネ、手袋
マフラーにヒゲもつけ眉毛も目元が分からないように工夫しましたから
鏡を見てもこれならバレないと思っていました
しかし、この格好は大変あったかいため私はすでに汗をかいてしまい
なんだかのぼせ気味です
出番の5分前になってから予定が20分ほど遅れているので
しばらく待機ということになりました・・・そういうことは早く言ってください〜
いつもそうですがナイロンの眉毛やヒゲで顔が痒くなるので困るのです!
ああああ〜あついな〜
結局45分もこの扮装のままで待っておりましたので、すこしヤケクソになっていました
登場するときには銀色の細い杖についた鈴をチリチリ鳴らしながらと言う事でしたが
杖って?どうでしょう サンタに杖は初めてです・・・どういうふうに使ったものか?
歩くときに前方がナイロン眉毛で見えにくいので、まさに杖代わりとして
ちょうどいいかもしれませんな〜 でも座頭市みたいかな?
さ〜て、やっとお呼びがかかり、出番です
本来ならば「ハーイ!」と言いながら元気に手を振って入場するのもいいのですが
ここは長旅で疲れた老人が、やっとの思いで到着しましたよおおお〜と言う感じを出そうと
ゆっくりというか、のっそりと会場に入っていくと・・・
子供達の待っている講堂は暗幕が引いてあり、私の予想と違って中が真っ暗でした
目が慣れるまでよく見えません!しかも登場と同時に赤いスポットライトが当てられたので
ナイロンの眉毛に反射して視界がすべてピンクに染まっています
何にも見えない!
ステージの位置だけは、なんとか分かるのですが、まっすぐ歩けば子供達を踏みそうです
目が慣れるまではボケたフリをして反対に歩こうかと振り返ると怖いものを思い出しました
「風の谷のナウシカ」のワンシーンで、怒った王蟲の群れが赤く目を光らせている場面です
私に向けて赤く点灯しているのは保護者の方々が撮影しているビデオカメラのランプです!
怖いな〜 サンタの格好をしているとはいえ数十人から撮影されるのは予想外でした
これは下手な事はできないと足元を探りながら恐る恐る舞台を目指しますが
ライトがずっと追いかけてくれて周りが見えないままなので、サンタに杖は必要だと感じました
司会のK先生は、いきなりボケをかましてるなと感じたと思いますが、これはマジです
真っ暗な中で自分だけがまぶしく照らされる特殊な状況に、取調べ室を連想していました
この状態で聞かれれば、なんでも本当のことを話してしまいそうです・・・
とりあえずアゴヒゲをさすって、年寄りのフリをしつつ司会の言葉にうなずいていました
5つの質問がはじまると、ようやく気をとりなおして、お約束のボケをはじめます
「サンタさんの好きな色はピンクですか?」
「今日はキリンに乗ってきたの?」などには
途中で居眠りを3連発でやったり、答えの札をワザと間違えてあげたりしましたが
つい調子に乗りすぎて・・・やってしまいました
「サンタさんの好きな食べ物はケーキである・・・マルでしょうかペケでしょうか?」の問いに
お約束の聞こえないフリをしてからボケではなく本気でペケをだしてしまいました
というのも私は、あまりクリスマスケーキが好きではないのです・・・本当のことです
K先生から「ええ?それじゃあ〜サンタさんは何がすきなの?」と聞かれてしまい
しゃべらないようにジェスチャーで、本当の好物をアピールしなければならなくなった私は
あろうことか手酌で酒を飲むフリをしてしまいました・・・
これはイカン!と思った瞬間、さすがは「美貌のK先生」です
白状してしまった私にうまいフォローをしてくださいました
「えええ〜?サンタさん〜お酒がすきなの・・・うわ〜先生と一緒やね〜うれしい〜」
先生もうしわけないっ!そして、ありがとう〜
思わず酒飲み同士の握手をしてしまいました
一部の保護者にはウケていたように思えたのですがブーイングだったのかもしれません
でも・・・酒が好物という設定はまずいですな〜反省しております・・・
会長、すみません〜
今回は熱くて痒くて、冷や汗をかくし、しかもビデオに撮られるしで、出番が長く感じられました
夕食時に次女が長女に言います
トコ「エエこと教えたろか〜サンタはケーキがキライでオサケがすきなんやで〜」
ナコ「ほんまか?初めて聞いたわ、お酒がスキって、なんでや〜」
トコ「今日、サンタが幼稚園に来て言うとったんや、K先生もそうや〜言うとんなった」
ナコ「へ〜ほんなら、そうなんや・・・ケーキがキライで酒がすきって、パパみたいやな」
私 「ほ・・ほんまやな〜」
ナコ「それ、パパやったりして〜?」
さすが長女だ!なかなか鋭いな〜ちょっと驚いてしまったわい・・・
今回は私の演技が娘の心にしっかり残ったようなので
個人的には達成感がありましたが
後日、保護者の方々の意見を小耳に挟みました
「今年のサンタクロースって、なんか〜座頭市みたいで、変やったな〜」
「会長さんではなかったようやし〜変やったさかい・・・多分・・・あれは矢野さんやで」
ハ〜イ!変な私で、すみませんでしたああああああああああああああああああああああ
第98話 ドングリ餅 〜その2 11月16日
まさにどんぐりのような目で、娘たちはこの餅ができあがるのを見守ります
秋の味覚ドングリモチ・・・今年も我が家ではこの団栗餅に挑戦をいたしました
ああ〜なんて不気味なスイーツなのでしょう・・・
ドングリにもいろんな種類があるようですが、普通はクヌギや樫や楢や椎の実のことですな
第61話では裏山で拾ったクヌギを使いフルフルの葛餅タイプに仕上げました
今年はクヌギが不作なのか先にイノシシがたべてしまったのか、ほとんど収穫がないのです
まとまって手に入ったのは小さな小さな「椎」のドングリでした
クヌギと比べるとシイの実はアク抜きの必要がないため、そのままフライパンで軽く炒れば
香ばしくてやめられないくらいにウマイのですが、今回は無理やりにでも
餅にしてからいただくとしましょう。
このままゆでて、丸めて、団子タイプの餅に仕上げたいのですが
粒が小さすぎるので大量に割らなければなりません コレが手間です!
ドングリは天日で乾燥させると小さな亀裂ができて少し割りやすくなるのですが
今回はすぐに食べたいので、私がペンチでバチバチ縦割りにつぶして子供が殻をむきます
長女と次女はヤイヤイ言いながら手伝っていましたが、三女が無口だと思ったら
なんと、自分で渋皮をむき終わった白い実をそのままポリポリ食べてしまっておりました
「おいおいモコよ〜生はアカンやろ?」と言いながら家族で「生シイ」を試食してみると・・・
粉っぽいけれど〜ほのかに甘く・・・けっこうイケるのです!勉強になりました〜
さて、ドングリダンゴの作り方ですが椎の実の殻がむき終わったら、すこしくらい
薄い渋皮が残っていても大丈夫ですので、たっぷりの湯で煮ます。
すると薄い渋皮がめくれて浮いてきますから取り除いていただき、その後1持間ほど
弱火で煮ましたら湯を切り、すり鉢で細かくつぶします。
ここへ片栗粉と砂糖を加えて練り、団子にまるめて約10分蒸したら出来上がりです!
混ぜる割合は子供向けには ドングリ:2 片栗粉:1 砂糖:1 くらいでしょうか
ドングリの量を増やせば素材の味が、よくわかりますが・・・それがおいしいかは微妙です
仕上がったダンゴは、ねちゃ〜っとした舌触りで「むっちゃうまい!」とはいえませんが
子供は喜びますし、めんどうなカラむきの共同作業が家族の団結を強めそうな気がしますな
ああ〜自然の恵みをありがとう〜
私は残しておいたシイの実を炒って、日本酒で秋の幸に乾杯するとしましょうか

蒸しあがりの見た目は悪くても仕上げに黄な粉をまぶせば味も香りも
それなりにいただけますよ

その翌週のこと、子供が拾ったドングリは「樫の木」の実でした
散歩中に三女のモコが保育園の前にたくさん落ちているのを見つけたのです
このドングリはシイの実と同じような色と大きさですが先端がとんがってなくてキレイな
楕円形のドングリです。 かぶっているいるボウシの模様は横縞のボーダー柄ですな
ちなみに「楢の実」のドングリはそっくりですが、こちらのボウシの模様はウロコ柄です

左が椎の実 右は樫の実
よろこんでドングリを拾っているモコと私を、どこかのオバサンがジロジロと横目で
見ていましたが、不審に・・・いや、不思議に思ったのか話しかけてくれるのです
オバサン「なにを拾っとるんや?」
モコ 「どんぐりや〜で〜」
オバサン「それはシイの実やないで」
モコ 「しいのみ?」
私 「あの〜わかってるんです〜、それはカシの実ですよね」
オバサン「なんや、しっとるんかいな〜それはたべられへんのやで」
モコ 「たべた〜い!」
私 「ひろうだけで楽しいやろ?」
オバサン「それはアクをぬかんとたべれへんで」
私 「でも、このドングリのアクはすぐには抜けないんですよ」
オバサン「重曹を入れて炊いてな、昔はモチにして食べたようやけどな」
私 「わかってます、私はドングモチを食べますので」
オバサン「へ〜物好きな人やな〜」
私 「えっ?・・・」
特に意味もなく子供がドングリを拾って喜んでいるのが気になり
結果的に食べさせようとしているかのように思える、このオバサンこそが物好きである!
と言い返すほど私は物好きではないので、あとは黙って適当に拾って帰りましたが
晩酌の途中で、やっぱり食べてみようかと物好きなことを考えてしまいました
私もやっぱりヒマですな〜
さて、この樫の実はドングリとしてはやや小ぶりなので、ペンチ割りも大変なのですが
その後の処理こそが大変なのでした
今回もシイの実のつもりで生で食べた長女は、吐き出すために洗面所へと走り去り
帰ってくるなり「何じゃこりゃ〜!これは食べれるんかいな?」と不安をもらしました
あのオバサンが言いたくなるのもうなずけるほど、このドングリは苦くて渋くて、そして
臭いために、そのままでは絶対に食べることはできません!アクがきつすぎるのです
クヌギのように水にさらしたくらいでは抜けそうもないので、気長にゆでるしかないのです
いつものようにカラをむき、たっぷりの湯で10分もゆでると、すでに鍋の中は真っ黒!
ドングリの量は少ないにもかかわらず墨汁を投入したかのような有様に不安がつのります
しかもこの煮汁は森の地面のニオイがします・・・いわゆる腐葉土っぽいのです
浮いてきた渋皮を除き、30分で水を換えて1時間煮ますと、またしても鍋が真っ黒
水を替えて1時間煮て・・・また換えて、ためしに食べてみると・・・甘くない黒豆?のような
あ・・・でも・・・キタッ!・・・ゲ〜ロ〜渋い!しかもまだ土の臭いが抜けていません
オエっ・・・とりあえず今夜は終了・・・水にさらしておきました
翌日は重曹も入れてゆでましたら、2回目でやっと苦味が抜けました
アクの多いドングリには、たっぷり過ぎるほどの湯で、重曹を使って1時間ゆでて水を替える
と言う作業を繰り返さないと食べれない事が分かりました
やっと煮あがったドングリは、たいへん汚い茶色をしておりましたからダンゴにすると
どうみてもウ●コみたいになりそうなので色や形が表面に出ないほうが良いと判断し
これを細かくつぶして砂糖をたっぷり入れて加熱し、餡を作りましてマンジュウに仕上げました
新たに用意したダンゴ粉を耳たぶくらいの硬さに水で練り
このアンを包んで丸めて約10分蒸します
さてさて、できた饅頭は驚くほどの時間と手間がかかりながらも
さほどうまくないのですが・・・顔をしかめるほどもまずくもなく、意外と普通の味です
手前のふたつは三女の作品です
あのゲロマズの樫の木のドングリが手を加える事で食べれるようになるのは不思議ですな
長女はこれに感動を覚えたらしく「ウチは将来パティシエになろうかな〜」と言い出しました
「ワシも芋焼酎がうまいから、ソムリエになろうかな〜」とふざけてしまう私と
たいした違いはないようにも思えますが、ここは娘の可能性を大事にして
おだてておきましょうか〜
「まずいドングリも、こんなマンジュウになるんやからナナコもパティシエになれるど〜」
そうです、きっかけがドングリだけに・・・芽が出るかも〜
さて、ドングリの背比べと言う言葉がありますが、ドングリの味比べとなると・・・
シイの実・・・うまいが小さい。 ダンゴにして食べるよりも普通に炒るほうがオススメ
クヌギの実・・・粒が大きく、水でアク抜きができるので、でんぷんを分離して葛餅タイプに
カシの実・・・何度もゆでないとアクが全く抜けない・・・ヒマな人はマンジュウにして下さい
ナラの実・・・カシの実よりもアクがあるらしいので、苦労したい人向けです
ちなみにドングリのアクを抜かずに食べてしまうと便秘になれますから
ゆるい人はお試しあれ〜・・・って、本気にしないでくださいよ!
補足・・・裏山でクヌギのドングリが拾えなかったのは、やはりイノシシによるものらしく
我が家から300mの場所に仕掛けられたワナで、なんと16匹も捕まった!と聞きました
しかしイノシシが身近に、これほど大量にいたとは驚きです アアコワ
第97話 運動会 10月25日
秋といえば運動会ですな〜
先日、保育園の運動会が行われまして、娘のためにと張り切り
親子リレーやパン喰い競走に腰痛をこらえながら参加いたしましたが
そのかいあって三女はとても楽しそうに走り回ってくれましたので
逆に癒されてしまいました
雨天ではなかったのですが、屋外のグランドではなくて市民体育館が会場でした
屋内の運動会は初めてなので、親としましては印象に残るのですが
3歳児のモコは親の気持ちとは別で、どうせすぐに忘れてしまうのでしょうな〜
そう言う私自身の一番古い運動会の記憶は幼稚園、つまり5歳です
保育園の3〜4歳の運動会は全く覚えがない・・・普通はそうです、それでいいのです
今回は私が幼稚園の時のお話です・・・
私は年少の赤組さん・・・今は昔、昭和の49年・・・
イケメンの私はクラスで一番背が高くて、無口で大人しい子供でした。
簡単に説明すると、一番ボーっとしている子でしたから、ある意味で
目立っていたのでしょう・・・
しかし目立とうなどとは、まったく考えていませんし、むしろ目立つのはイヤでした
ある日、園から持って帰ってきた運動会のお便りには服装についての注意として
白いTシャツに白のショートパンツに着替える旨がはっきりと記載してありました
運動会の2日前には本番さながらの練習があり、案内どおりの「普通の体操服」
に着替えた友達がほとんどでしたが、中には服を脱いだだけの白い下着姿で
参加している、おちゃめな同級生も10人以上いました・・・
その当時は年少の5クラスだけで100人以上いましたので、1割ほどが
「こどもグンゼ」の肌着のU首のTシャツに、ゆるいブリーフ姿だったのです
今を思えばグンゼ宮津工場の関係者のお子さんだったかもしれません
次の日はおたよりにあった「白いTシャツに白のショートパンツ」で全体練習を
しましたが・・・いまだ下着姿のままの、かわいそうな友達が学年で2人おりました
子供じゃなければ、変態に限りなく近いのです・・・明日は運動会本番
まったく、どうにかしてあげてほしいものですな
帰宅して私はすぐ親に言いました
私「ショートパンツなんやけどな〜まだ2人だけが下着のパンツで練習しとるんや〜」
すると親はこんなことを言ったのです
母「ショートとは短いという意味の英語やろ?だから短いパンツで白かったら
それでエエんや〜家の都合もあるさかいな、間違ってないんやで」
私は「ああ、そうなんか〜」と納得しました
親の言う事は正しいのであります
運動会当日、仕事で忙しかった親が遅れて駆けつけて見たものは
自慢の息子が大いに張り切ってバッチリ目立っている・・・のではなく
背が高くて、ボ〜っとしているのに加えて、たった一人だけ下着のTシャツに
下着のパンツという「ゆるい姿」で周りから浮きまくっている絶望的な場面した
これは、かねてより運動会当日こそは、あえて下着姿で登場して目立ってやろう!
と考えて白い下着を仕込んでいたわけではありませんし、普段からパンツは白です
私はそのような愚行で注目を浴びる事を良しとする大人気ない子供ではありません
しかし担任の先生も驚きのまなざしで私を見てくれていましたし、友達は私を囲み
「なんでおまえは、きょうもフツーのパンツなんや?」と、いちいち聞いてくれます
どうやらまわりは私のことを「アホ」とか「かわいそうなヤツ」だと思ってるようでした
ウチの親はそこではじめて気づいたらしく、あわてて白いTシャツとショートパンツを
買いに走りましたが、運動会プログラムの半分を終えた私は、すでに心が病んでおり
着替えを勧められても 「このパンツでエエんじゃ〜まちがってないんじゃい!」
と言ってスネたのをバッチリ記憶しています
恥ずかしさで自分が自分ではないような、冷たい錯覚を覚えていました。
寒いのです・・・心が凍ってしまったのですな・・・だから私は今でもクールなのです
30年以上経った今でも、母は頭がおかしかったのだと思わざるをえません
子供をバカにしたような当時のイイワケも覚えております
母「あのショートパンツというのがホットパンツのことやったとは知らなんだ!」
はぁ〜?なんだすて?知らなんだ?おかあさん同士で話すやろ?わからんか?
「ショートとは短いという意味や、だから短いパンツで白かったらエエんや」だと?
ウチ以外の全ての保護者には「ショートパンツ」で普通に意味が通じているやないか
前日に2人だけが下着で練習していたと聞けば、そこで気が付くのが当然じゃ〜
そのかわいそうな2人だけが正しい格好やと思っていたのか?ワシも含まれとるんじゃい
服を着替えるのに、ナニが悲しくて下着に着替える必要があるんや?脱ぐだけやないか
「ショートパンツ」は「ショートパンツ」なんじゃい!下着のパンツは含まれてないんじゃ〜!
もしも母の言うとおり、それが「ホットパンツ」ならば意味的に「熱いパンツ」とちゃうんか?
それともなにか?「ショート」の部分を強調しないと、長パッチやステテコ姿で、しかも下に
パンツをはかずに登園しているイタイ園児がいらっしゃるのかしら?
あえて白の指定を無視して派手な色のパンツや柄パンや海パンで運動会に
出てくるようなアホがおるんか?
パンツはかずにフリチンのヤツがおるんか?
どうなんや!ひょっとしてワシが知らんだけで、ショートパンツと言わんと
白いフンドシ締めて参加するイタイ友だちがおるんか?
どうなんや?おしえてくれ〜
どこをどう読み解けば下着の運動会になるんや?
そんなん当日ワシだけやないか!
ワシはグンゼの広告塔なんか?どんな家の都合があったんや?
これはギャグか?ドッキリか?修行か?
最初から運動会をワシだけ下着姿でやる事になっとったんか?
集団いじめかああああ!
おかげさまで、あれ以来ワシだけ下着姿になってしまう寒い夢をみるんじゃ〜!
幼稚園の運動会だけならまだしも、小学校の運動会や通学路で
あるいは中学の修学旅行や高校の卒業式でも、気がつけばワシだけ急に
パンツ一丁で金縛りという悲しすぎる悪夢にワシは襲われるようになったんじゃい!
トラウマなんじゃ〜〜い!
安らかなる夜の眠りとワシの幼稚園の運動会のまともな思い出をかえしてくれええええ!
このような心の叫びを小さな胸の奥底に秘めつつ、今夜も私はクールに酒を飲むのです
うぃ〜
でも、あの時ショートパンツを普通にはかせてもらっていたならば、なにも覚えてないか〜
うぃ〜うぃ〜飲みすぎたわい
そういえば運動会でモコのヤツは入場行進の時に一人だけ、クツをはいていなかったな
うぃ〜
「あの子だけ裸足や〜」と人に言われて、気がついた時には運動会が始まってたし
うぃ〜うぃ〜一人だけっちゅうんはイカン
そうそう、体育館の入り口で上履きをモコにうっかり履かせ忘れて
うぃ〜
しかし、モコの次の出番までにはクツを履かせたから、大丈夫だと思うが
うぃ〜うぃ?・・・まさか・・・ワシのように精神を病んでないだろうか?
どれどれ・・・寝ている娘の布団をめくって見れば、そうそう・・・カワイイ寝顔を
して・・・ないっ! おおっ!モコが苦悶の表情でうめき声を!ヤバイ〜
忘れてくれ〜
ゆるしてくれええええええ!
第96話 伊川谷タートルズ 10月18日
同輩4人でタートルネックのシャツを着てステージへ・・・
懐かしい思い出です、ビートルズをもじってタートルズだったかな?
20〜22歳の頃は酒といえば、もっぱら焼酎でした、銘柄は「純」や「樹氷」です
焼酎を絞ったグレープフルーツジュースで割り、氷を浮かべて、よく飲んだものだ・・・
当時は「スクィーズ」と呼んでいたはず・・・今夜はそれを飲みながら思い出しましょうか
学生時代に同輩の部屋へ行って、これはうらやましいな〜と思った品は
今では特に珍しいものではありませんでした
1「透明なガラスのテーブル」
2「テレビ」
3「CD付きのステレオ」
4「楽器」 でした
そうです、私が19歳の頃にお世話になった下宿先には1〜4の全てがなかったのです
二回生になり、ボロボロのアパートに引っ越してからボチボチ買いそろえました
卒業前にはガラスのテーブルとテレビとステレオと最後に楽器・・・念願はかないました
しかもステレオというのが、プレーヤーはCDとレコードのダブルで、さらにテープデッキも
2連でAとBそれぞれ反転再生できるダブルリバース仕様の超クールなミニコンポでした!
そして卒業まで1年を切った頃に楽器を買うと、部屋の雰囲気がずいぶん変わりました
というか・・・変わらざるを得ないのです
楽器はもちろんエレキがステキですな!クラブの同輩「アヤちゃん」も「ケンちゃん」も
エレキギターを飾っていましたから、とりあえずエレキを!と憧れつつも
ひょんなことから私はエレキではなく、電源要らずで、かといってフォークギターでもなく
とても場所をとる楽器・・・「ドラムセット」が四畳半をドーン占領してくれていたのです
当時から美しかった私は、高校に引きつづき、大学でも美術クラブに在籍しており
絵もまじめに描いており、部長も勤めました
当時は三回生の学園祭での作品展を最後に引退する事になっていましたので
同期の4人で集まって「いまから卒業までの1年ほど暇になるな〜」と話していて
「4人やし、バンドでもしよか?」という案が流行り病のように盛り上がったのです
学生といえば、コンパ・・・つまり飲み会がつきものです
われわれ美術部でも卒業する4回生を送るための「追いだしコンパ」
通称「オイコン」が年度末に催されます
しかし我々は来年の自分達の卒業のときだけ、この「オイコン」の意味をむりやり
卒業生が主催の「追いだされコンサート」に変えてしまおうという
たいへん手の込んだ一年がかりの大茶番を4人でぶちあげたのであります
すでに前述の同輩2人はEギターを持っており、もう一人の無口な会計約の「ヤス」が
ベースをしたいと先に言ったのでエレキがほしかった私ですが、打楽器もアリかなと思い
自動的にドラムス担当になったのでした。
メンバーは美術部の同輩4人
ベースギター・安田英明くん
リードギター・綾高広くん
エアギターとボーカルとオモチャのタンバリン・細田健くん
そしてドラ息子の私です
みんな全くの素人で、好きな音楽ジャンルもマチマチだった為
バンド方向性がなかなか決まらなかったのですが
唯一の共通項として「ビートルズ」が浮かびました
そこで彼らの日本デビュー曲の「抱きしめたい〜 I Want To Hold Your Hand」
を
課題曲と決めて練習を開始したのです
この曲はサビの「アィワナホールドユァハーンド」が空耳で「アホな放尿犯〜」と聞こえる
それはそれはすばらしいエイトビートの名曲です
そのほか「デイトリッパー」や「シーラヴズ・ユー」にも挑戦しましたな・・・
初心者にもそこまで難しくないはずなのですが、練習してもなかな上達せず
卒業までに5曲ほどしか身に付きませんでした・・・トホホ
しかし私たちは無謀にもライブの出来るパブを借りきって演奏をしました
若かったから出来たのでしょうな〜〜そんな恥ずかしい事を
わずか20分ほどでしたが当日のコンパ・・・いやコンサートの緊張感は
いまだに忘れませんな〜もちろんバンドを組んでいる事は極秘でしたしから
「追いコン」に参加した後輩20人は飲み会途中でステージに上がって
いきなりライブをはじめる私たちを見てあっけにとられておりました
・・・演奏の下手さに!・・・
ともかく、それでも成功です!いや〜愉快痛快〜直後にこんな会話がありました
後輩「なんで矢野さんはドラムがたたけるんです?いつからですか?」
私「おう、ワシの心臓の鼓動はエイトビートや!生まれつきたたけるんじゃい!」
などと、かっこよくうそぶいてみましたが、会場は大いに引いてしまいましたな
寒い寒い〜〜でも懐かしい
そうだ、バンドの名前をベースの「ヤス」が学校のそばを流れる川の亀さんたちの
イメージがどうのこうので「伊川谷タートルズ」と名づけるのですが
その名は呼ばれることも使うこともなかったな〜
使うこともないといえば、そのドラムセットも今では倉庫の奥でホコリをかぶっておりますし
ホコリをかぶっているといえば、妻があのステレオを次の粗大ゴミの日に出すというのです
それは困る!
10年前にCDデッキが不調になってから使っていないのですが、捨てられません
さっそく使用可能をアピールるするべく、久しぶりにビートルズのレコードを
大音量でかけてみましたところ、黒い円盤が回って音が出るのが単純で面白いのか
子供たちが変な踊りをはじめたのです
私も面白いのでLPの回転数を上げ33回転から45回転にすると
変な踊りも加速してトランス状態でしたが
3曲目で「パパもうビートルズやめて〜とめて〜」とギブアップです
プレーヤーはOKのようです、次はテープデッキのチェックをしましょう
Aデッキには・・・「大瀧詠一〜ロングバケーション」が入れっぱなしでした
しばらく聞いてみました
ううむ〜〜けだるく透き通ったいい声だなあ〜
曲が終わって録音されていない部分になると自動的に早送が始まります
カッコイイ〜、そしてB面の再生が始まります、よしよし
ポチポチッと3曲プログラム早送り・・・よし!OK、問題なく使える〜エエ音や
そしてこのAデッキが終わると、Bデッキのテープを自動で再生してくれます
ダブルリバースなのでエンドレスで再生も出来るスグレモノのです
おや?Bデッキは再生不良か?・・・テープが伸びてるのか?なんだかノイズが多い
これってビートルズか?「抱きしめたい」のイントロ?ピッチが悪い・・・
やっ!しまった〜
これはまさか・・・われらが「伊川谷タートルズ」ではないか?
そうなのです、学生時代の練習用に録音していたテープが入っていたのです
私的には精神崩壊を起こす狂気の音源です
ここに眠っていたとは!
子供たちも「なにこれ〜へんなの〜だれの歌?」なんて言ってます
お恥ずかしい!おもわず失禁して逐電しそうになります・・・まさに「放尿犯」
若かりし日の失敗作を、現在の失敗作じゃなかった・・・愛娘に聞かれ
今までくすぐられた事が無い部分を、コチョコチョされているような気持ちです
タートルズだけに、甲羅があれば首が引っ込んでしまうところでした
「うわ〜ほんまに変や!下手すぎる〜〜ってパパがドラムたたいとるんじゃい!」
と自虐系のノリツッコミをしながら電源をOFFにして、変な踊りでごまかしつつ逃げました
これは焼酎のスクィーズをがぶ飲みせねばおさまりませんな〜
ひとりでコンパです!
しか〜し〜果汁も氷もない! いつもどおりのお湯割りで・・・ああ〜めんどくさい!
ストレートじゃあああああああ!
うちの娘は3人ともに大鼓の「鼓」の文字が付いてます
長女ナコは「七鼓」
つまりセブンドラムス
次女トコはテンドラムス「十鼓」、三女のモコは「百鼓」なので
え〜っと・・ワンハンドレッドドラ・・・
いつの日にか、娘のだれかが打楽器に目覚めて、倉庫のドラムを叩く日が来る事を
したたかに酔いつぶれながら夢見るとしましょう
第95話 ヘロちゃん 〜その1 9月26日
三女の手を引いて散歩の途中、大手川で珍しい光景を見ました
カワウやアオサギがいるな〜と、小学校前の「中橋」から眺めていると
もう1羽アオサギが飛んできて両岸で対峙しました・・・つがいなのかな?
と思った瞬間に2羽は同じタイミングで川の中央へ飛び込み大きく羽を広げて
求愛するのかと思って見ていましたが、決闘をはじめたのです!
アオサギは、いつもは川辺でジ〜ッとしているか、ボ〜ッとしている大型の鷺で
翼と首を広げればトンビよりでかいので迫力があります
そして、その鋭いクチバシで互いの長い首に噛み付いて水中へ引きずりこむと
首をからませ呼吸を止めようとしています
サギは泳いだり潜ったりしない鳥なので、長い足で川底に踏ん張っており
水面ギリギリで翼を開いてバチャバチャやっていますが2羽とも頭は水中戦です
約1〜2分の死闘に決着がつくと川下へ負けたほうが飛び去りました。
縄張り争いか?鳥の世界も厳しいな〜
後輩のPK君と飲んでいて、こんな感じで鳥の話をしましたらば
「矢野さん〜鳥好きですか?ほな、こんなんはど〜です?」と携帯の画像を見せてくれました
フクロウです!
家にフクロウがいきなり窓ガラスを割り、ブラインドを突き破って乱入したのを
撮影したそうです。 そんなドラマチックなことがあるのですな〜〜うらやまし〜
PK君は格闘の末に捕まえて、カワイイからと腕にとまらせしまうのですが
さすがフクロウですな〜小さくてもギュッとにぎれば、その鋭い爪が彼の腕に
プスプス穴をあけてしまい、これはたまらんと、すぐ山へ放したそうです
「ちょっと見せてほしかったな〜」と言う私に、勘違いした彼は
「ココなんですわ〜」自分の腕を見せてくれました・・・
しかし腕に残る両足分の赤い●印と、深い引っかきキズは予想以上でした
PK「このフクロウはホーホー言わんと、カーッカーッって鳴くんですわ〜それに
頭がクルクル回るし、体はふっくらしてても中身はごっつい細いんです
特に目がウルウルしてて、むっちゃカワイイんですわ〜」
と言って、フクロウにつけられた派手な傷が彼は嬉しそうでした
ホ〜ホ〜勉強になるな〜〜
フクロウを触るときには分厚い皮の長手袋が必要のようです
お気づきかもしれませんが、PK君は「怖がらない人」です
子供の頃は「遊び」で毒蛇(マムシ)を素手で捕まえると、透明なコップを噛ませて
牙から毒液が出てくるのを自慢げに友人に見せてドン引きされるのを楽しむほどの
剛の者ですが、そんな彼でもフクロウは手に余るようでした
あ〜しかし宮津は自然が豊かやな〜!
あの〜今回も全編「鳥話」ですので興味のない方は読まないほうがいいと思いますよ
とりとりとり・・・私は酉年生まれです・・・関係ないとは思いますが鳥は好きです
先日、スズメを拾いました・・・片目でした・・・ウチは片目の鳥に縁があるのか?
あまり動く様子もなかったのですが長女に見せたら、いきなり飛んでいきました
ハイさよなら〜これくらいのドライなお別れがちょうどいいのでしょうな〜バイバ〜イ
鳥を英語で表すともちろんバードですが、スズメはスパロー、ツバメはスワロウ
カラスはクロウで、フクロウはオウルですな
ニワトリはチキン、コマドリはロビンで鳩はピジョン
鶴はクレーン、白鳥はスワン、サギはヘロンと言いますが
シラサギはイーグレットというようです
つまり「白くないサギ」をヘロン・・・と言うらしい〜ホ〜ホ〜勉強になるな〜〜
アオサギは日本語では「蒼鷺」と書きますが、よくみると灰色です
英語ではそのままグレイ・ヘロンと言いますから、漢字のほうがカッコイイですね
ゴイサギもグレイですが夜行性なのでナイト・ヘロン
大きなダイサギは白いのでグレート・イーグレットと言います、えらそうですな〜
同じく白くて小さいコサギはリトル・イーグレット・・・むっちゃカワイイ〜そうそう
アニメ・プリキュアの主人公キュア・イーグレットは白鷺のイメージだったのか〜
でも黒いほうは、キュア・ヘロンではなかったな〜
黒いキュア・ブルームは花のイメージか〜
おっと!話が脱線しましたな
しかし白いイーグレットにくらべると色付きのヘロンでは音的に気が抜けていて
ヘロヘロな感じがしますな〜〜そして、あれ以来・・・そう
漁連の屋根や大手橋のたもとに立派なアオサギを見つけるたび
ついつい思い出してしまうのです・・・
大手橋からのぞくと、いつも裁判所の川辺にいます GREY−HERON
夏休みに始まる日に、帰宅した長女が興奮して言うのには
ナコ「たいへんなんや〜小学校に鳥のヒナが落ちとるで、一緒に見に行こうで〜」
私「学校の先生は、なんて言いなったんや?」
ナコ「野生の鳥は病気をもっとるで、触ったりしたらダメなんやって」
私「なるほど、それも正しい判断やが・・・う〜む・・・気になる・・・とりあえず見にいこか」
ナコ「ママ〜!学校へ言ってくるわ〜パパがヒナを飼いたいらしいで、案内するわ〜」
私をダシにしてホントのことを言いおって〜
ナコめ!おまえも好き者のくせにいいいい
自転車に小さな箱を載せ、汗を拭くタオルを首に巻いて出撃!
蝉時雨の中、小学校に着くと正門の向かって左・北校舎の非常階段そば木の根元に
その灰色の小さなヒナは倒れていて、大手川の改修工事の警備員さんがその様子を
見てくれていました。 このヒナについてたずねると「もう死んだで〜」といわれてしまい
残念でしたが、ここ1時間の説明を聞き、落ちてきたらしい木を見上げると
なんと北校舎三階〜屋上のあたりの高さの枝に小さな巣がかかっています
途中の枝がクッションになったとしても、まづ助かる高さではありませんな
時折フンが落ちてくるのでしばらく見ていると、どうやら親鳥はアオサギです
ヒナはまだ2〜3羽が巣に残っているようでした
私は、この巣のアオサギが先日のバトルの勝者ではないかと考えています
ナコが「まだ生きとる〜」というので見てみると、ぐったりしていますが痙攣しつつ
首を伸ばしました、しかし10mほども落ちたのですから骨折や内臓破裂してたり
脳に障害が出ているかも・・・・よく見れば片目を半分つむった状態です。
また片目?・・・・・先月放した、片目のクロちゃん(カラス)を思い出します
このヒナはヘロヘロですぐに逝ってしまいそうですが、かわいそうなので
結局、箱に入れて帰りました

ヒナといってもアオサギのヒナはヒヨコみたいな愛嬌は皆無でした
目つきが悪く、首が異常に細長くて折れそうで、体が部分的に透けていたり
緑色の足もかなり長く、短い翼はトゲトゲ状態で、腹部以外は骨と皮・・・・
なんともグロテスクで恐竜っぽいのです
親鳥であるアオサギは鶴みたいでキレイな感じはしますが、近くで見るとコワそうです
このキモいヒナが元気に育てば、日に日に大きく怖くなってくるのか・・・それもよかろう
サギのエサは小魚・・・親鳥がヒナには吐き戻してやるのなら、私は魚をすり身にして
クチバシをこじ開けて飲み込ませると、食後は箱に入れて安静にしておきました
こんな事を1日に4〜5回繰り返します
ヒナよがんばってくれ〜!3日後にまだ生きていたら名前をつけてやるぞ
翌日まだ生きていますが、フンに血が混じっているようです・・ヤバイ!
とにかく新鮮な魚をすり身にして、突っ込みます
クチバシは意外と柔らかくて、開口部は横にも広がりペリカンのようです
子供たちは、この子にカワイイ名前をつけようとしますので釘を刺します
私「名前はパパがつけるんじゃい!このコはヘロン・・・ヘロちゃんで決まりなんや」
娘「ひどいな〜死にかけでヘロヘロやからか?そんな名前ではかわいそうやん」
私「アホ!英語でアオサギはヘロンって言うんや〜だからヘロちゃんやないかい!」
娘「もっとカワイイ名前をつけたろうで〜」
私「こないだのクロちゃんは、カラスの英語がクロウやさかいクロちゃんやったやろ?」
娘「え?黒いからクロちゃんやと思っとったわ〜」
私(エラソウに)「バカだね〜おまえたちは、英語を勉強しなさい!」
いささか強引に名前をつけましたが子供は納得しましたし、名付けてしまうと
だんだんかわいくなってしまいます・・・しまった! まだ2日目だというのに
普段は首を折りたたんでます
3日目には、エサを自力でついばむようなしぐさを見せますしエサをせがんで
クエッ・クエッ・クエッ・クエッ・クエッと小声で鳴き、えさを食べれば寝てしまいます
4日目にはティシュの空き箱を巣箱にして日光浴もさせます
基本的にフンをするとき以外はあまり動きません
鳥の必須アミノ酸は・・・小魚だけでOKなのか?いろいろ研究もしました
小学校へ行って、巣に戻す方法はないものかと考えましたが・・・無理かな〜?
おや?アオサギの親も見当たらないし、残っていたはずの2匹のヒナの姿もありません
全滅?この4〜5日でアオサギの巣に何が起こったのでしょうか、一家離散しています
6日目になるとヘロは立ち上がれるようになりました!ヘロヘロですが巣箱からでてきました
歩いてナコの元に行こうとします・・・・ヘロのヤツめ、頭を打ってナコを親だと
思い込んでいるのか?再び刷り込みがあったのか、どうもなついているようです
赤ちゃんにするみたいに、家族みんなで「ヘロちゃんこっちやで〜こっち〜」と
手をたたいても、ナコを目指していますし、指をバクっと食べたりします
噛む力は弱いので痛くはないのですが、 そのままにしておくと、調子に乗って・・・
悪魔顔で第二関節まで飲んでしまいます!
このまま大きくなってくれれば、半年後には翼長180cmの立派な蒼鷺になって
空を悠々と飛び回ってくれそうです!
夢は膨らみますが、エサはどうしよう??
スーパーで小魚が安いとほっとします
7日目は、ふつうに喰っちゃ寝・喰っちゃ寝をしていましたが
8日目の朝にヘロンがぐったりしていました・・・触るといつもより冷たい
苦しそうにクチバシを開いて息をしていましたがその20分後に私の手の中で
あっけなく死んでしまいました・・・
ナニが悪かったのか・・・ずいぶん元気になったのに
ああ悲しい・・・結果的に死ぬのが1週間伸びただけの話か・・・
これでよかったのか・・・
拾ってこなかったほうが・・・などと考えてもむなしいだけです
庭の木の根元を掘って小さなお墓を作りました
子供達は花を摘んできて、飾ってくれました
ヘロちゃんよ〜せめて安らかに眠ってください
その夜のこと、冷蔵庫に残っていた小魚のすり身をヘロちゃんにとお供えしましたら
不思議な事に、お墓の真上へ低く垂れ下がった枝でアブラゼミが羽化をはじめておりました
子供達を呼び、懐中電灯で照らして、セミが茶色い殻から抜け出て白い羽が伸びていく
その神秘的な様子を観察させました
私自身、初めて羽化を見ましたので感動しましたが
あたかも空を飛べなかったヘロの魂が、このセミに宿ったような錯覚をおぼえてしまい
おもわず涙がこぼれそうになりました・・・・・・が!
嬉しそうにセミを見上げている娘たちが
ヘロちゃんのお墓をモロに踏んでいるのに気づき
別の意味でも涙が溢れ出したことは言うまでもございません
合掌
ヘロちゃんにエサのすり身をやるナコ
第94話 クロちゃん 9月6日
三女の手を引いて散歩の途中、大手川で珍しい光景を見ました
カモメやアオサギがいるな〜と「大手橋」から眺めていると上流から「光の弾」が
水面スレスレを飛んできたのです・・・・青く光っています・・・むっちゃ速い!
テニスボールくらいに見えたそれは橋の下を通過し、ロケットのように河口付近へと
消えてしまい「何だ?」と思っているとすぐに、それはまた飛んできました
橋の上を横切る瞬間に今度は赤く輝いた未確認飛行物体を確認したところ鳥です!
大きなくちばしで青緑色の背中で腹部がオレンジ色の小さな美しい鳥といえば
カワセミです!飛行速度が100km/hと図鑑で読みましたが、さもありなん
猛スピードでの急旋回を2度見せたあとで、川上方面へと見えなくなりました
背中が光の反射で水色〜緑色に輝いて見えとてもキレイなので「渓流の宝石」と
呼ばれるわけですが、もともとカワセミの漢字は「翡翠〜ヒスイ」と書きます
ヒスイとはキレイな緑色の宝石と鳥のカワセミの両方の意味でもあるのです
この年になってはじめて見ましたよおおおお〜宮津の街中でも、いるのですな〜
「エエモン見たで〜キレイやったな〜カワセミちゃんは」と三女に言いますが
一瞬の出来事だったので、オヤジが何に興奮しているかを理解できずに
モコは飛んでいるカモメ達のことかと指差しています
娘「あれは〜セミ?」
私「セミちがうで〜あのトリはカモメ〜」
娘「カモミ・・・」
私「もっかい言うで、あれはカ〜モ〜メ!」
娘「カ〜モ〜ミ?」
私「ちがうで、カ〜モ〜メッ!」
娘「カモミほしい〜!」
私「ダ〜ミ〜!・・・・わっ、うつってしもた」
幸せの青い鳥は気が付かないだけで身近にいるものなのでしょうな〜
ああ〜宮津は自然が豊かやな〜!
あの〜今回は全編「鳥話」ですので興味のない方は読まないほうがいいと思いますよ
とりとりとり・・・若い頃2年間ほど鳥取県に住んでいました
当時、鳥取銀行に口座を作る際、住所を間違って「取鳥県」と逆さに書いてしまい
受付でキレイな受付のオネエサンから「間違ってますよ〜」と言われても
全く気がつかなくて恥をかいたことがありましたな〜
どうも小学校のときからずっと間違えていたのです
それゆえに47都道府県で最後まで書けない県が「鳥取」でした・・お恥ずかしい
ちなみに46番目は「岐阜県」で45番目は「愛媛県」でした
もちろん今は全県書けますよ〜
鳥を英語で表すともちろんバードですが
ツバメはスワロウ、スズメはスパロー
カラスはクロウですな。
近所でよく見かけるハシブトガラスは「ジャングルクロウ」と言います
名前にジャングルが付くと、なんだかワイルドでカッチョイイな
ワシはイーグル、フクロウはオウル
カモメはシーガル、キツツキはウッドペッカー
カワセミは魚を取る(釣る)達人と言う意味でキングフィッシャーと言います
これもカッチョイイ〜小鳥なのにキングとは!
ヒタキは羽虫を狙うのでフライキャッチャー・・・これはあまりカッコよくないな〜
「ハエトリ」という意味です
そして、あれ以来・・・そう
燃えるゴミを狙うカラスを見るたび、アホーの鳴き声を聞くたびに私は
ついつい思い出してしまうのです・・・
6月に自宅の近くの路上(国道178)で、カラスを拾いました
ハシブトガラスです、車にはねられたのか仲間にやられたのかひどいケガでした
片目をつむって、くちばしから血を流しており、片足の皮がめくれています
動かないので、すぐに死んでしまうと思いましたが、気になってしまい連れて帰りました
くちばしをこじ開けて水を飲ませ、細切れ肉にサラダ油をまぶして突っ込んで
箱に入れて安静にしておきましたら、3日目にキョロキョロあたりを窺がうようになり
5日目には自力でえさをついばみに、箱から出て近寄ってくるようになり
コップを差し出すと普通に水を飲みました、どうやら元気になりそうなので
カラスのクロウ(九郎)と名づけました
初日 覗き込む三女とまだ動けない九郎
コイツはフンを大量にしますから、部屋に出しておけないのでトイレに箱を移動しました
クロウはいつも洋式便器の後ろに隠れており、家族が用を足していても出てきませんが
名前を呼んで餌を見せると片足ジャンプでピョンピョン廊下まで出てきます。
子供達も「クロちゃ〜ん」と呼んで、エサやりを楽しんでいます
餌と言っても残飯をあさっているくらいなので人間の食べ物でOKですから楽ですな
6日目にクロウの箱の中に1cmほどの茶色の変なものを発見しました・・・
よく見ると動いています!
妻に確認したところダニとのことでした・・・・・うわっ!でっか!キモ!
すぐに処分してクロウの体をくまなく捜すと、もうダニはついていないようでしたが
胸元の羽根をめくると、地肌の広範囲に赤い吸血の痕が・・・私も痒くなってきます
7日目には足の皮が再生しましたが、こちらの足は動かす事ができません
翼は大丈夫そうでしたが、全く鳴きませんし片目はつぶれており見えていないようです
そんな状態なのに、スーパーで買って帰った細切れ肉の入ったパックを見せると
飛びついてきて、くちばしでラップを破って中身をぶちまけようとします・・・なんてヤツだ!
カラスのような品の無さ・・・もとい、生命力を感じます。
森から出てきて町に適応したジャングル・クロウのたくましさと賢さは
なかなかのもののようです
10日目には大好物の魚肉ソーセージを見せると、早くクレと言わんばかりに
私の指ををやさしく噛んだりします
近くで見ると他の鳥よりも目元が愛らしいのには驚きました
白い瞬膜でパチクリパチクリまばたききする丸い目が黒一色の体だけに目立つからです
カラスは黒くて不気味に感じていましたが、なかなかカワイイヤツなのですな
実際はゴミの袋に群がって散らかしたり、畑のトマトをつついたりする害鳥ですから
なんとなく小悪党をかくまっているような微妙な気分にもなったりもします
1週間後 次女と九郎
野鳥を保護するにあたって鳥インフルエンザなどの問題もあり、やめたほうがほうがいい
との声も聞きますし、もっともだとも思うのですが、個人的には死にかけているのを見ると
なんとか助けてあげたいと、ついつい思ってしまうのです〜勘弁してください
ちなみに野生の鳥から人間に直接インフルエンザが感染する事はないようです
今回のクロウは瀕死の状態からは回復できたものの
これ以上我が家にとどめておくのもどうかとも考えます
片目で片足では満足に生きていく事ができないと思いますが空を飛んでこそ鳥です・・・
このまま便所に幽閉されるより、野に放して自由になったほうがクロウには幸せなのかとも思い
13日目に近所の神社に連れて行き娘が階段の上で試しに放すと、一度は地面に落ちたものの
何とか片足での離陸に成功して木の上にとまりました、呼んでも戻って来る様子はありません
さようならクロウ〜1日でも長く生き延びろよ〜・・・でもちょっと寂しいな
7月に、こんな話を寄り合いでしていたところ、後日近所のN先輩から連絡をいただきました
「見たこともないような小鳥が家の前に落ちてるけど、どうしよう?」
私は専門家ではないのですが、とりあえず見せてもらいました
窓ガラスにぶつかったのか意識がはっきりしないその鳥はカワイイ黄色のヒタキです
黄色の眉毛がかわいい
渡り鳥のイエロウ・フライチャッチャー
手に乗せると逃げる様子もないので、今夜はウチで面倒みようかと
思っているところへ、いきなり三女のモコがやってきて
「キャーカワイイ〜」と奇声を上げて小鳥を握ろうとしたのが、よほど怖かったのか
キビタキは驚いて飛んで逃げました・・・
奇襲成功・ミッションコンプリート!すぐに自然に帰ってよかったよかった
空を飛んでこそ鳥です!と言うトコなのですが、もう少しこのキビタキちゃんを
見ていたかったな〜ちょっと残念
8月後半になるというのに、山に行ってもクワガタやカブトムシがいません
娘と一緒にイヌの散歩もかねて裏山へ5回は出撃ましたが、何の戦果もありません
ここ数年は娘でも2〜3匹は大物を捕まえていますが、今年はカナブンだけなのです
裏山には墓地があります(第9話参照) あろうことかお墓には
立派な角をはやしたクワガタの頭部がお供え物のように
コロンとおいてあります・・・墓石の上にですよ!
イタズラにしては惨いな〜
しかも何度もこの首チョンパに遭遇しました・・・
一足違いで大物のまだ新しい首を見つけると、さすがに怒りがこみ上げてきます
私「だれのしわざじゃあああああ!」
私「ハイ、そんなことをするヤツはカラスです」 (しまった!分裂してしもた〜)
きゃつらはオスのクワガタムシを捕まえると、はさまれたら物騒な角をはずすのに
硬い墓石の上に着陸して、首を突いて胴体からはずしてから食べるのでしょう
おかげで、石の上には頭だけが残っている・・・
墓石を断頭台に使うとはかしこい・・・じゃなかった罰当たりなヤツだ!
アホーアホーと、どこかで鳴いていますから石でも投げてやろうかと思いますが
食べにくいクワガタをあえて狙うとはエサに困ってか?
ひょっとしてクロウか?
生きている可能性の低いクロちゃんですが、もしも生きてくれているならば
これも自然の生態系のこと、しょうがないな〜という気がしてきます
娘も、クロちゃんならば・・・と納得します
でも・・・クロウよ〜どうせなら食べやすそうなカナブンを食べてくれへんか?
第93話 アカレンジャーXモモレンジャー 8月4日
幼い頃の思い出を話していて「そんな昔の事を、よく覚えているな〜」
と感心されてしまうことがあります
嬉しい事や普通の事は、いとも簡単に忘れてしまいますが
妙な事や、あまりにも腑に落ちない事は忘れられないのです
幼稚園時代に年少から年長に上がったときに、一人称を
「ボク」から「ワシ」へ変えたのも懐かしい思い出です
その当時は年少組なのに自分のことを「ワシ」と表現すると
年長組から「ナマイキなヤツや!」と言われていたため
年長になったときに自分を「ワシ」というのが、はやったのです
なかには「ワイ」と言い出す友人もおりました
まあ、たわいのないことですな〜
女子も何人かは「ワタシ」から「ウチ」に変えたのを覚えています
そうそう男の子で若干1名・・・Q君だけは「ボク」から「アタシ」に
・・・なんでだ?
ワシは「アタシ」と自分を表現するのが腑に落ちないため、覚えているのです
親にこの事を報告しても
「ガキは自分のことを(ボク)と言っとったらエエんや、(ワシ)なんて言うよりも
Qクンみたいに(ワタシ)と言っているほうがまだマシじゃ」 と驚くべき答えを
返してくれました。 「ワタシ」はともかく「ワシ」と「アタシ」の間では
かなり深〜い意味の違いがあるというのに
さて最近では「ワシ」という一人称を地元の子供でもそれほど使わないようで
幼稚園でも「オレ」と自分を表現する男の子が多いようですな
私の世代では「オレ」と言う言葉はキザに聞こえたのか使いませんでした
いまでも私の会話での一人称は「ワシ」か「ボク」のどちらかです
今だに「オレ」と言う言葉は、ヒーローが使うものだと感じてしまいます
ヒーローといえば「ワシ」が5歳の頃に放映されていた戦隊ヒーローモノの元祖が
ご存知「秘密戦隊ゴレンジャー」でした、すごい人気でしたな〜
幼稚園では男の子はゴレンジャーごっこか、ガッチャマンごっこをしてましたし
女の子にはピンクレディーごっこが人気でした
私はやんちゃではなかったので、あまりみんなでワイワイ遊ばなかったのですが
ある日、苦手な友人のQ君がゴレンジャーごっこをしようと言い出しました
だいたい言い出した子か、やんちゃなヤツが人気のアカとアオ役をとりますので
私などは緑か黄色役でした・・・
まあ、それがおにあいだったのでしょう
しかしQ君に誘われた友達は合計4人で、やんちゃなヤツが入っておらず
Q君はいきなり「アタシ〜モモレンジャ〜とった〜!」と言い出したのです
しかも、あつまったメンバーは大人しいのか変わり者ばかりなのか
緑や黄色を自ら志願してしまい、私は残った赤と青のどちらになるかで迷ったのです
今までに無い嬉しい選択肢だ・・・
お気づきの事と思いますがQ君は変わっています・・・
男の子なのですが、なぜか普段は女子とピンクレディーごっこに興じるツワモノでした
Q君がアカを勧めたので、人気のアオ不在のままアカの私をリーダーに
ごっこ遊びはスタートしましたが、すぐにQ君が仕切り始めたために
モモレンジャーがリーダー格の変な遊びになりました
Q君は「いいわねっ?いくわよ〜!」と言ってイヤリング爆弾を投げまくり
途中からは、こともあろうに仲間の赤・黄・緑の3人を敵に見立てて
「あんたら〜やられないな〜」と言い出してしまうのです
ボクたちは「ホイ〜っ!」「ホイ〜っ!」と御約束の敵のせりふを言わされ
爆死させられました・・・
わけが分からんが、ある意味でオモシロイ
まあ子供の事なので、こんなむちゃくちゃな展開になったのでしょう
普通に遊んでいたのなら、全く記憶に残らなかったはずです
異常だからこそ覚えているのですな
「モモって女がするもんやろ?それにワシが、なんでアカなんや?」
しかしQ君はワガママな子だったな・・・
まあ〜今となっては、酒の肴にするだけです
去年の夏、子ども会の遠足につきそって東映・太秦映画村へ行ってきました
どうせ観光客や、お年寄り、修学旅行生ばかりだろうと思っていましたが
意外な事に10代後半〜20代の特殊な若者達でにぎわっておりました
その日はロケをやってなかったのですが時代劇のセットで、瓦版屋、与力や
中元に扮装したエキストラの役者さんが雰囲気を出していました。
中には、アニメキャラのうずまきナルトもいたりして
最近はいろんな役があるもんだな〜と感心して歩いていると
今度は忍玉乱太郎たち3人とすれ違いました
若い女の子でした・・・バイトかな?面白いな〜!
娘も指差して喜んでいます
でも今日は天気がいいから長袖に頬かむりは熱いやろな〜
おお、あそこにいるのは普通の剣士風だが、頬に赤いペケがしてあるから多分
「るろうに剣心」の緋村剣心か!
あれ?こっちにも・・・あそこにもいる!
剣心が3人?・・・衣装も手作りっぽいし、おたがい仲間ではない様子だ
1人目は若い女の子、2人目は30代のオッサン、3人目はオカマ?・・・キモっ!
なにか変だ・・・暑さのせいか頭がクラクラしてきました
そして、とうとう私は日本橋で衝撃的な女性とすれ違うのです
きりっとした小顔に真っ赤なファイヤーヘアー、そしてハートの形を首と上腕部に
リボンで結び、上が赤で下が黒のぴっちりしたレオタードにブーツ姿のナイスバディ
特に胸が強調されており、これはどうみても往年の「キューティーハニー」です
ああっ!恥ずかしい・・・見てる私が照れますが、コレは現実か?
まさか!ワシはとうとう発狂したのか?
このハニーちゃんは私だけに見えるのでしょうか?
ここは東映の映画村やろ? 江戸の町並みやで〜おかしいんとちゃいますか〜
いやまて、確かキューティーハニーは東映動画のアニメ・・・東映つながりか?
しかし子供の手前目のやり場に困りますな〜念のため「アレ何や?」と聞くと
ナナコは「あのおねえさんはハニーちゃんのものまねをしとんなるんやわ」と即答です
あ〜よかった〜どうやらアル中の幻覚やイロボケ親父の白昼夢では無いようです。
これで安心してビールが飲めるワイ・・・が・しかし・・・なにかが変だなあ〜
さて売店の前ですれ違うのは赤い緋鼠の衣・・・「犬夜叉」か〜
お!あっちにはルパン三世もいるぞ、しかも緑ジャケットだ!・・・次元もいる
五右衛門は〜見当たらないが、ここでは普通の袴姿では逆に目立たないのかも
もはや東映のアニメ作品とちがうな〜関係ないのか? あ〜もう何でもエエ〜!
とりあえずビールを飲もう・・・手渡されたジョッキは白い縦長のちょうちんの形!
「御用」とかいてあります!なんだか面白くなってきたぞ!いろんな意味で〜
ゴクゴク・・・うまいビールだ!このままビールを持って歩けば捕り物中やな〜
なんだか恥ずかし〜、でも映画村だと気持ちイイのかも〜、ウムウム
地元でこんな格好だったら完璧にアブナイおっさんとして通報されるわ〜
自分が御用で御縄を頂戴!間違いないな〜しかし暑いな〜もう一杯飲もう
よくみると、となりのオッサンも、あっちのオネエサンも御用提灯でビールを飲んでます
しかし見慣れたから・・・ゴクゴク
違和感がなくなってきた・・・ゴクゴク
御用提灯で・・・ゴクゴク
ビールを飲むのがなぜかウマイ・・・ゴクゴク
映画村ではこれが普通なんやな・・・ゴクゴク
目の前を通る武士さえも背景に溶け込んで・・・ああ〜!また変なのがキタ〜!
カメラを首からぶら下げて?おや?互いをモデルに写真を撮りあいしてるのか??
そうか!分かった気がする・・・ここは現実とは違う世界なのだと・・・
そうなのです、ここ映画村ではその趣味の人々が仮装を楽しんでいらっしゃるのです
ぶっちゃけて言えばコスプレマニアの皆さんがたくさん集まって御披露目というか
撮影会のような事をしていたのです。
奥に進むと色町・岡場所のセットでは、赤い格子の内で肩や背中を出した
若いおねえさん達が色っぽい女郎をしていますが、これも一般人のコスプレです・・・
紫色の忍者や、着物や帯をひきずっているキチ●イ花魁や女の子ばかりの新撰組に
奇妙な形の槍や矛を持った兵士達、メタリックな衣装の多分SF作品と思われる
よく分からない人々もたくさんいます
化粧もド派手で黒い口紅に白いカラーコンタクトを入れたり、イレズミを施したり
謎の旗印を掲げたり、漢字で背番号が書いてある衣装だったり、さまざまです
私の理解をはるかに超えているヤバイ人も映画村のあちらこちらで見かけます
とにかく、その日の映画村は私にとって異次元空間だったのです。
もはや普通の修学旅行生を見ても、学生服のコスプレ集団に見えるほどです
別の意味で面白い〜うわっはっはっはっは・・・ああ頭イッタ〜イ・日射病か?
え?昼間から飲みすぎ?
屋外の映画セットはこんな調子でしたが、そのほか水戸黄門漫遊の館や
暴れん坊将軍の館など館内の展示も充実しており、半日では回りきれません
なかでも嬉しかったのはスーパーヒーローランドです
そこではオロナミンCを新作の仮面ライダーから、タダで2本もらいました
ライダーありがとう!
そして東映特撮のヒーロー!といえば、そうなのです あの「アカレンジャー」と
出会えたのです。 そこにはゴレンジャーだけでなく歴代の「アカ」のヒーローが
すべて展示してあり、その数30体以上・・・会場はほぼ真っ赤です
私もかつて「アカ」だったと言う事で、思わず嬉しくなって写真を撮りました。
画像はアカレンジャーではなくて、戦隊モノのなかでも
初期の第3〜第6作品のアカの4人です。

私のお気に入りは後列・右のデンジレッド
余談ですが、うちの長女くらいになると「宇宙刑事ギャバン」を見ても
「あれ〜なんでデンジブルーが銀色に変身したんやろ?」とナイスな質問を
してくれますよ〜大葉健二は最高ですな! あ!すみません
マニアックすぎましたね、忘れてください。
そんなこんなで今回は子供より私が思い出にのこる忘れられない遠足になりました
そうそう忘れる事ができないといえば・・・その後Q君はというと
小学4年の時ですが、学級会で男らしく手を上げて言いました
「あのぉ〜みんなが〜アタシのことを〜・・・オカマって呼ぶのでこまりますぅ〜」
クラス全員が吉本新喜劇のように一瞬コケてからワイワイ突っ込みましたがQ君は
クネクネしつつ、「もぉ〜やめてくれる〜アタシ〜キズついとるんやし〜」と言って
両手でカオを覆って泣き出したので、これはややこしいな〜と思った事も
ぜんぜん忘れられません。 そして男子の誰かが先生に正直に訴えます
「男がクネクネしてアタシ〜いうて泣いとるのをオカマとはいわんのですか?」
男子はみんな同意見でしたが女子の半分は擁護していましたな
先生も困ったと思いますが、話し合いの末Q君は少し男らしくなる事を条件にして
「オカマ」という言葉は人を傷つけるから使ってはダメと言うことで
その日からクラスの禁句になりました。
がしかし・・・その後Q君は少しでも男らしくなる・・・ことはなかったなあ〜
今はどうしているのやら〜〜三つ子の魂百までと言いますからな〜
そうだ!映画村でモモレンジャーのコスプレをしているかもしれん!
ああ〜また頭が痛くなってきた
そんなこんなで私は今でもオカマは苦手です。 オサケは好きです
うぃ〜・・・今夜も飲みすぎたわい!
いや〜ん〜もぉ〜みんなぁ〜じっくり読まんといてぇ〜〜(クネクネ)
第92話 断食 7月25日
誰から聞いたのか、本で読んだのか・・・たしか立派な人が言っていました
「断食をすると体にたまった悪いものが抜けて、頭が冴えて、心が強くなる」
序
私は地区対抗市民駅伝大会に、かつて8年連続で出場しました
意外とスポーツマンなのね〜と思われると困ります・・・私は文科系の人間です
中学時代に陸上部だったのを小耳に挟んだ自治会長から、どうしてもと誘わて
当時は、しかたなく走ったものでした・・・
タイムは区間平均よりも、ずいぶん遅いのです
とにかくヘロヘロでは情けないので、迷惑を掛けないように翌年から断わるはずが
一度走るとメンバーに組み入れられてしまいまして
「年に1回だけなんだから〜」とか「優勝するのが目的ではないから〜」と
ひっぱられて8回も・・・私も気が弱すぎです
おかげで宮津市から連続出場の表彰状まで頂きました・・・
私はタバコを吸わないので、まだ走れるほうだと思っていましたが
悲しいかな体重がガリガリだった学生時代から20kgも増えている事と
ギックリ腰がヤバすぎるのです
これでは、まともに走れるわけがありませんね、どうもすみません
そこで大会前に体重だけは減らしておこうと、毎回ダイエットをしました
3日間のゆる〜い断食も3回ほどしましたが、劇的には痩せませんでしたね
ダイエットの基本は、高価なマッサージクリームとブルブル震える機械とサプリメントです!
これらを有効に使えば、宣伝文句のとおりに美しくすっきりやせる・・・
などと考えてしまう甘い気持ちを完全に捨て去ることから、真のダイエットは始まりますよ〜
こんなことをしても絶対にやせないことを私の妻が証明してくれています・・・
確実に痩せるには運動量を増やし代謝を高め、摂取するカロリーは増やさない
この方法以外には、本当はありません・・・あとは「気持ち」ですね
かつて30日で最大8kgのダイエットに成功したこともありますが、不思議なことに
8キロも減らすと体は軽くなるのですが意外と走れません
体重とともに体力も気力も減るのですな
それより消防団の訓練で汗を流しつつ、60日で5kg痩せたほうが体形もきれいで
健康面でも良かったと思います
今では地区対抗駅伝大会が終了して5年がたち、体重はジワジワ増え続けて・・・
そうそうジワジワといえば、なぜかお酒の量も体重に正比例して増えており
健康診断の数値が近年かなりヤバくなってきました。
いわゆるメタボリックですので、このままでは痛風や肝炎なってしまったら困ると
気にしていたところ、妻がダイエット目的のプチ断食するというので
私は健康目的で付き合ってみることにしました。
プチと言う意味を聞けば甘いダイエットドリンクを1日3回と水を2リットル飲むらしく
こんなゆ〜るい断食はぜんぜん楽勝だと思ったのです
半年前のことでした
破
休日の朝、いやな甘味のある茶色いジュースをコップ1杯だけ・・・
昼にまた、このジュース1杯・・・
昨日の夜もこのジュースだけでしたので、さすがにハラペコです
あとは2リットルのペットボトルから、そのつどチビチビと水を飲んでごまかしますが
3時を過ぎるころには、なにもする気がなくなってしまいました
定休日の午後だし、とりあえずビールを飲もうとすると・・・止められました
ああ!そうか〜断食中は、自動的に禁酒となってしまうのか!
これは困るな〜
頭が少し痛くて、ぼ〜っとして、寒気がして、やる気がなくなって
なんだか腹がたつ!
夕食を食べる子供を見ながらイライラしてきます・・・
三女が、よそ見して・・・
・・・また、こぼす・・・好き嫌いするし・・・
時間かかるし・・・お・おのれ〜!
こんなにもおいしそうなご飯を、なんでモモコはパクパクっと食べれんのかな〜?
断食させるぞ〜コラ!
・・・失礼・・・アルコールが飲めないせいか腹が減ったせいなのか・・・両方か?
いつも以上に頭にきます・・・
しかし〜腹へった〜・・・酒が飲めんのはつらいな〜
気晴らしにテレビを見よう・・・料理番組?
・・・これはイカン!ほかのチャンネル
ああっ!主人公が食べてる!・・・なんだ牛丼か〜!ふつうや〜ん・・・でも・・・それ
うわ〜牛丼が食べたい!
ほかのチャンネルは・・・ああ〜また喰っとる!せんべいか〜
うわあ〜せんべいがあ〜・・・あああ〜それも食べたいいいいいい!
いつもなら特に食べたいと思わない食材まで、とにかく目に入るすべてが
捕食対象となって私の食欲中枢をジンジン誘惑してきます
いつからワシはこんなに口が卑しくなったんや? とにかく水や!
まだ1リッター近くあるなゴクゴク・・・
うう〜水では酔わんな〜
夜10時を過ぎて眠たくなるどころか目がさえてきました
子供達は寝ています
ここでお酒を飲んだら今までの苦労が水の泡
とにかく水・・・あと500ml
今夜は酒をのまないぞ!・・・これって自分的にはすごいかも・・・
しかしなぜなのか・・・酒を飲まない自分にも腹が立つ!
そして言わずもがなのことを、口走ってしまいす
私「ああ〜牛丼はどれくらいうまいんやろな?」
妻「アカンで〜よけいなこと考えたら」
私「舞鶴の吉野家まで30kmくらいやし、往復1時間ちょっとか〜ええ感じや」
妻「ハイハイ、あしたは牛丼を作ってあげるで、がまんしない」
私「今夜は、なんかしらんけど舞鶴にドライブに行きたい気分なんや」
妻「コラ、子供はどうするんや?」
私「子供は断食してへんがな」
妻「そういう問題やない・・・急に目が覚めたら、だれが面倒みるんやと」
私「ほな、ワシだけ行ってこよ〜」
妻「こらこら、一人で牛丼食べる気やろ!あきらめて大人しく寝ないよ〜」
私「あきらめんでも、今夜は珍しく酒を飲んでないからワシ運転できるんやで」
妻「そっちの意味やなくて、断食中やないの」
私「断食運転は道路交通法に違反するんか?」
妻「そうそう、違反やで〜あとは寝るだけやろ?だいたいアンタは・・」
私「わかっとる、わかっとるけども、なんかアホなこと言わんと気が狂いそうで」
妻「こまったオッサンやな〜」
私「あ〜寝る!ワシは寝るで〜」
妻「ハイハイおやすみ」
私「おやす・・・・・・・・・・・・・・そうや〜ワシは特盛りって喰うたことないわ〜」
私「寝るんちゃうんか!しつこいな〜」
私「卵は頼む?最初に卵をかける人?ワシは途中から入れる人やて知っとった?」
妻「なんなん?うるさいな〜」
私「赤い紅生姜を一つまみのせたら、きれいやけど〜やっぱりお新香もほしいわな」
妻「目に浮かぶやないの!も〜」
私「うわ〜キタァ〜アカンで、これは間違いなくウマいど!味噌汁もお願いや〜」
妻「怒るよ!あした食べれるやろ」
私「いまのワシには牛丼は3000円くらいの価値があるはずなんや!」
妻「もう知らん、私は寝る・・・」
私「お新香と卵と味噌汁あわせても700円くらいかな?3000円出したら」
妻「わけのわからんこと言わんと、あきらめないや〜」
私「大変や!2300円もおつりがもらえる、どんだけお得なんや〜うれし〜」
妻「アホか〜!あした5時30分にたたき起こして弁当作らすで!(子供の)」
私「そんな早朝に行かんでも、お持ち帰りの弁当を買って来るって(牛丼の)」
妻「あああうるさい〜だいたいアンタは・・・」
私「わかっとる、わかっとるけども、なんかアホなこと言わんと気が狂いそう」
妻「だから水飲めって!」
私「もうないわい!」
妻「え?2リッター飲み干したんか?すごいな〜」
私「水の2リッターや3リッターくらいはワシにかかれ・・・ば・・・あ・・・トイレ行こ」
さすがに2リットルも飲むと、出るわ出るわ・・・あ、失礼いたしました
でも牛丼は明日絶対に食べよう・・・
さて、寝よう・・・・・・・あ〜ねられん・・・
あ・またトイレ・・・近かすぎや〜
・・・眠れん〜・・・ビールの2リッターとは
尿意のタイミングが違うような気が・・・
・・・ウウ〜腹たつな〜なんか食べたい!
私は痩せる目的ではなかったのですが、断食は精神的にこたえます
しかし空腹感があってこそ食欲がわき、いろんな食材においしさを感じるなら
子供達にもさせたほうが、良いと思います・・・
でもこれって虐待になるのかな?
翌朝はカフェオレだけを飲み、昼飯は普通に食べると気持ちは落ち着きました
そして牛丼やせんべいを食べたいとは思わないのです・・・
むしろ食欲は無い!
なんなんでしょう?浅い夢を見ていたように、すべて消えてしまったようです
気の迷いか? しかし今回のプチ断食はヘロヘロになりましたな〜
心が弱くなっているのを実感できました
「駅伝で走る〜地区の代表〜他のメンバーに迷惑を掛けない〜体重を落とす!」
と言うような、なにか強い気持ちが入っていないと、断食はつらいですな
急
先月の健康診断では、私の肝臓はかなりヤバかったようなのですが
それよりもヤバかったのは妻の胃に腫瘍が多数みつかったことです
検査のために病院に行くと「豆をばらまいたかのような腫瘍」らしく
すぐ再検査になったのです。
胃カメラで細胞を採取して検査結果を待ちます
いやな時間が過ぎます・・・
まさか、ガンではないよな〜
もしそうなら考えたくはないですが
事態は深刻です・・・
どうしたらいいのか・・・
すべてが凍りつきます
妻は3人もコブつきの私に次の奥さんが来るかどうかを
半笑いで心配してくれます
リアルな話はやめてください、おねがいします
癌保険のCMやお母さんが他界した設定のドラマなどに目がヒリヒリします
今までが幸せだったのだ、という感覚が具体的になってきます
どうも夜眠れませんし、こんな時に酒ばかり飲んでいいものか・・・
最悪の選択肢の存在に恐怖しつつ10日ほどが過ぎます
ついに検査結果がでました
腫瘍は陰性・・・
悪性の腫瘍ではないようです
ああ〜よかった・・・
まずは安堵の胸をなでおろしました
そして気がつけば、ありがたいことに
なにもしていないのに夫婦そろって3キロづつ痩せてます
やや食欲がなくなっただけなのに・・・気疲れか?
・・・そうか「気」か
しかし世の中うまくいきませんな〜翌月にはお互い元通り以上の体重にリバウンド!
不思議だな〜
これも気持ちのせい・・・「気」のせいか〜なんだかな〜〜
ようするに、もう若くないのでしょうな、体力だけでなく精神力も急な変化に
弱くなっているようです
それでは健康的に痩せて、しかも心を強くするには運動か〜
でも腰が痛いからパス・・・
やはり断食か?
断食は、お酒が飲めないのがつらいな〜
おや?妻はプチ断食のセットをネットで注文しています
うううう〜またあのジュースか・・・
あんなのを飲まなくても・・・そう
酒を飲みながらの断食って、ないものかな?
「アルコール断食」〜酔って痩せて健康的で根性も身に付く奇跡の断食!
まあこんなバカなことを考えているようだと、絶対に痩せませんけどね〜
私は痩身ではなく健康が目的だからべつにいいですけどね〜〜
えっ?そんな考え方こそが不健康ですって・・・なんですと〜すでにアル中?
お酒の神様〜助けて〜!
第91話 四連発 6月10日
3歳を前に三女のイタズラが本格化しました
アホな姉2人と違い、おとなしくて、いつもニコニコして愛想を振りまいていた
あの甘え上手な「微眠の百鼓〜まどろみのモコ〜」 のはずが
とうとう覚醒して暴れだしたのす!
どんどんエスカレートしますが、3人目なので実はあまり気にしません
しかし、そんな私でも、どうにもこうにも気になる事件が4つございました・・・
1発目
モコは、かぜ薬やママのダイエットサプリを
アメやラムネ菓子と勘違いして、すきがあれば口に運ぶので
めったなものは手の届くところに置けません
棚に隠しても、パッケージがちょっとでも見えると指を差して泣いて
あわれな表情で物乞いを続けますから、たしなめておきましょうか〜
軽くしかれば、たじろぐ娘の反応が新鮮で
お酒がすすみほどの余裕です
自分で言うのなんですが、わたしも父親として、かなり安定してきました
晩酌中に、モコが「パパ〜ビール〜」と言いつつ近づき、一口飲んで
「おいしいね〜」と笑います
かわいいヤツ!
ま、二口くらいはいいかな?と
不謹慎な事を考えたりしますが、長女も2歳の頃はこんな感じでしたな・・・
アルコールにほとんど興味が無かった次女は、聞き分けが無い割には利口です
そうか、長女のナコはアルコールでアホになったのかもしれません
私も甘かった!一口だけにしておけばよかった・・・
ん?それも違うか
すでにアホになりつつある三女はビール以外に、日本酒も狙っており
私の手元を伺っています、その際にコップをひっくり返されたりしますが
ママに怒られるのは私なので、2重に困ります・・・
「これは、お酒!ビールと違うよ!からいの〜キツいで〜〜!」と脅かすと
神妙な顔をしてましたが、おつまみを補充に私が台所へ向かった隙に
日本酒をゴクリ、ゴクリと飲んでしまいました
「こら!モコ!ダメやろ!パパのお酒じゃ〜!」
と叱りつけましたが、酔っ払った2歳の娘から「ごめんなさい」ではなく
「パパ〜このお酒はキッツいよ〜〜!」と逆にたしなめられてしまいました
モモコの計算づくのナイスボケ・・・ではなさそうです・・・
マジボケか?
ずいぶんアホになっているようです・・・
とにかく手の届かないところにおかなくては
それに比べれば、ママのダイエットサプリを狙うくらいは、もはやカワイイものですな
2発目
娘達がおやつの取り合いをします
クッキーやせんべいなどは乱闘中に細かく砕けてしまいます
そんなおやつの食べカスが床に落ちていたためか
居間には、いつの間にか小さなアリの行列ができておりました。
アリに噛まれると痛くて痒くて、痒くて痛いので困ります
長女がガムテープに貼り付けて、何度も駆除するのですが
ひとたび道が付いたら、やつらはしつこく侵入してきますな
「アリの巣コロリ」という、巣ごと殲滅できる頼もしい商品を2つも購入して
一気に駆逐するべく、アリの通り道に置いていたのですが
やっぱり三女モコが、ラムネ菓子と間違えて食べようとしてふりまわし
中の顆粒状の薬を撒き散らしたので、たまりません!
すぐ尻を叩いてキツ〜くしかったのですが
掃除機で飛び散った薬を吸い込んでいる最中に
なんと2つ目のアリの巣コロリをぶちまけました・・・
学習能力ゼロ・・・
モモコよ、ひもじいのか?
この薬は床に置かないと効果がなく、置けば三女が、ぶちまけるし
娘がコロリと逝ってしまうと困るので、アリには目をつぶる事にしましょう
それに比べれば、お酒をこぼすくらいは、もはやカワイイものですな
3発目
子供がティッシュを箱から全部出したりするくらいは、カワイイものです
いたずらの定番ですな〜
長女ナコも、次女トコもやってましたので
すでに、私はあきてます・・・が
ティッシュを撒き散らしている三女が口をモグモグさせているのでよ〜く見ると
口から髪の毛が5〜6本はみ出ています
「こりゃ!何をたべとるんや?口から出せ!逃げるな!こりゃ〜〜」
捕まえて無理やり口を開き毛を引き抜くと、こちらの気分が悪くなりました
口から、毛の巻きついたゴミのような、みょうなものが出てきたのです
しかも、あたりに撒き散らしているティッシュは・・・
「使用済み」のようです
「モコ〜!ゴミ箱を、あさるなああああっ!」
三女には、おやつにガムをまだ与えておりません
飲み込んでしまうからです
涙ながらに「チョ〜ダイ!ガムチョ〜ダイ」と繰り返しますが、ダメなのです
知恵の付いてきたモコは、姉が噛み終えたガムを包んで捨てたのを
しっかりおぼえていて、ほかのゴミと一緒にゴミバコからだして
髪の毛や包んで捨てたティッシュなんかも、しっかりくっついた状態で口に運び
満足そうに、ほおばっているのです・・・
ひえ〜!残飯をあさる癖が付いていたとは
なんという娘だ!
食欲魔人とは、こやつの事だ!
これに比べれば、アリの行列などは、もはやカワイイものです
・・・ううう気分ワル〜
4発目
三女とお風呂に入ったら、あまりにも口が臭いのでびっくりしました
吐き気をもよおすほどの口臭に、異常を感じて無理やり口をゆすがせると
ネバーと糸を引いて口から出てきた物体は、たしか次女が3日前にひざに貼っていた
膏薬のついたアンパンマンの柄のバンソウコウでした!
たしか昨日の夜に、はがしたはず・・・
食欲魔人たる三女が風呂のゴミバコをあさり、すっかり腐っているのに口へと運び
クッチャクッチャとガムのようにかんで、味わっていたのでした
うええええ〜食料品以外でも食べるのか?
次女の膿んだ傷口に2日間貼った後、湿ったゴミバコにて24時間熟成された
特別な絆創膏ですので、それはそれは腐敗し、劣化し、変色しているはず
いくら姉妹が貼っていたとはいえ、どこか具合が悪くなりそうです
たとえるなら死んで海岸にうちあがった、魚と海草が腐っているような
そんな臭いでした・・・
しかしモコは、まったく平気なのです
おなかが痛いとも言わず健康を害する事もなく・・・
ま・エエか・・・でも、どうも気分が悪い事件です
わが娘ながら、なんと卑しい口の持ち主なのだ!
コレに比べれば残飯をあさるくらいは、もはやカワイイものです
どうにもこうにも気分が悪いので飲みなおし・飲みなおし〜
「こりゃモコ!だから〜パパのお酒を飲むなって!あ〜あ、お菓子もこぼしとるし〜
あ・・・かゆいっ!・・・アリか?・・・だれか助けてくれええええええ〜!」
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