お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ

                 店長の独り言
  第0話〜40話    第41話〜70話   第71話〜90話   91話〜最新

 
皆様、お世話になっております、 たつみやベビー店長の矢野誠一です

 3人のやんちゃ娘達にいろいろ手を焼く A型 39才の「夢見る中年男」の私が

 ごくたわいもないことをだらだらと月に2回ほど書き込み、気が付いてみると

 はや5年が経ってしまいました・・・・ 私自身、読み返してみても意味不明な

 よた話も多々ございますが 暇つぶしのつもりで読みとばしてださい


       浮輪長女 ナナコ       私      右・次女 トーコ   栗田半島・田井の海岸でのスナップ


第70話  寝ずの番 その1  7月26日

今年もまたイケメンの私に、次女の通う幼稚園の役がまわってきまして

ふたたびPTA副会長として園の行事に、何かと気をもむ事になってしまい

「春の親子てくてく遠足」に続いて、今回は「泊り保育」のお手伝い?を

する事になりました。  そのときのお話です。


お泊り保育とは、年長組が公民館に夕方集まって一泊するだけなのですが

我らPTA役員には「子供にバレないように一緒に泊まってください」との

密命が下っているのであります。 でも具体的に私は何をしたらいいのか

よく分からないので、前年度役員の「モリリン」さんに話を伺ったところ

「そうやな〜甘いカレーをご馳走になったな。まあ〜何かがあった時の為に

とりあえず広間で、ず〜っと待機をするんや、ごっつい退屈なんや」とのこと

「ほな子供が急病の時にボクらが病院まで連れて行くんですな?」と問うと

「いや違う、それは先生がしてくれるで〜役員はとりあえず待機するわけや」

「え?何のための待機です」「それはもしも何かがあった時のための待機や」

ううううむ〜もしも何かあったら・・・って、何があるのだ??

さらに詳しく聞くと、去年は重ねた座布団を敷布団代わりにして、うたたねを

していたとの事なので寝ずの番と言うわけではなく、ちょっとお気楽なようです

ちなみに今年は敷布団が用意してあるとのことで、タオルケットを持参して

いつものジャージ姿で出撃しました。

結局タオルケットは、使うことがなかったのですが・・




そういえば、最近レンタルで見た映画でタイトルがまさに「寝ずの番」という

大変面白い作品でした。話のほとんどが、お通夜と回想シーンで、皆で故人を

偲べば、徐々に盛り上がりすぎてしまい、ついハメを・・・・という傑作です

主演の中井貴一や、木村佳乃の役どころが意外で、すでに故人の中島らも氏の

原作を、映画初監督の津川雅彦が、うまく喜劇にまとめていると思いました。

私は返却する前にもう一度見てしまったほどですので、死ぬほど暇な人は

絶対見るべきです。死ぬのがバカバカしく?思えてきますよ。(敬称略)



さて、その夜は20時に公民館裏に車を停めると、子供達にバレないように

窓から侵入し、16畳の広間の隅っこにPTA会長さんと会計さんと私の

オッサン三人組が、缶詰になりました。 子供達はどうやらシャワーを浴び

キャキャー言いながら2階へ移動して、21時までに布団に入った様子。

でも時々おしっこに降りてくる子がいるようですので、我々はむやみに館内を

うろつく事もできませんし、もちろんアルコールは役目柄飲めませんので

朝まで広間に軽い軟禁状態な訳です。酒飲みの私にはこれがツライのです!

夜食に夕飯の残りである、うわさの超甘口カレーを頂き、お茶をのみながら

テレビをみたり、みなかったりしつつ、だらだらと雑談に興じてしまいました。



テーマはPTA活動や育児について、家族の事などを真面目に語ってましたが

いよいよ12時を越すと、だんだん酒が無いのが物足りなくなってきます

話の内容も自分の若かった頃、事故、台風、防災、エネルギー問題と移り変わり

やっぱり酒がないのが物足りない・・・というか何でないの?ワシはアル中?

そんなこんなで、酒や病気の話で盛り上がり、ふと時計を見れば午前2時

飲まないでいると禁断症状のでる私は、すっかりハイになって、うっかり

深夜の禁則事項である「むっちゃ怖い話」を熱っぽくご披露し、会長さんにも

ぜひ怖い話をお願いしたいと頼んだところ。さすがは会長の大役を引き受ける

だけあって、Kさんは、さらに熱い身振り手振り付きで、ビビりのわたしに

「眠りにくくなるほど怖い話」をたっぷりきかせてくれました。

私の「むっちゃ怖い話」は割愛いたしますが、会長さんの語った怖い部分を

編集して、モノローグ形式でお伝えしますと・・・



「20代の頃な、まだ結婚してへん時で、ワシ大阪におったんや、ほんでな

会社の寮が、なんかあるらしいで〜いう場所なわけや、2階の2人部屋でな

その日は同じ部屋の友人と、酒飲んで寝とったら、夜中にやな、何気なく

窓の外をみたんや、ほんなら・・見えたんや!・・細い柿ノ木の枝が二股にな

分かれたところに・・あったんや! 白い顔が・・・・・

でも2階の窓から見えるっちゅう事は地上から3m以上は浮いとるわけで

もしも人間だとしても、これは不自然や、おかしいやんか!それで隣に寝とる

ツレを呼んで、起こしたわけや〜「オイ!みえるか!窓の外や〜」いうてな

そいつも「顔が見える〜ヤバイ!」いうて、ワシだけやないんやで見えるんが

そんで「おまえカーテン閉めてくれ!」いうて頼んだら、そいつはあっさり

「ムリムリ!」なんて言うもんで「あほ〜ワシもいやじゃ〜」言うたら

「そうやないねん、オレは今・・カナシバリでまったく動かれへんねや〜」

「ええ〜!ほんまか?それならしゃ〜ないな、ほなワシが閉めるわ〜」

「おい!お前、見られとるど〜外の顔と目をあわさんように後ろ向きで閉め〜」

なんてアドバイスをされたりしてコワイわ〜言いながら閉めて、それでも寝て

ま、朝が来るわな、それで、どちらともなく「夕べは窓の外に〜」言うたら

お互い「あれは夢とちゃうんか〜!」「お前もあの顔見とったんか〜」いうて

一人だけで見とったんなら、寝ボケてたんかもしれんけど、2人はマジやろ?

むっちゃ怖いで〜〜それが最初で、次がな・・・」



おおコワ〜やめて〜でもやめないで〜、私の話など消し飛ぶ恐ろしさだ!

その後の二度目、三度目の目撃の話と続きまして、本気で語るK会長は

徐々に青ざめ、腕にはサブイボが現れてきて、当時の怖さをあますとこなく

表現してくれるので、こちらにも、その寒気が押し寄せてきました。

ああこわ〜鳥肌もんや〜! こわいからビールが飲みたい〜

いたずらに飲みすぎたお茶のせいか、眠くない!・・・どうしよう〜



丑三つ時を過ぎると全く静かなもので、この公館には園児と先生を合わせて

40人近くいるはずなのに人の気配が無くて、私は何のためにここに居るのか

分からなくなります。 2階のどこかで寝ている次女のトーコも、よもや父親が

広間で怪談中に鳥肌を出しているとは、夢の中でも思うまい〜ああ〜もう4時

この後もいろいろ怖い話で盛り上がっておりましたが、会計さんがボソッと

「ボクのは幽霊とかそういう怖いのと違うし、ぜんぜんおもろないんやけど」

と言って切り出した話は、「もはや眠れなくなるほど怖い話」だったのです!

その話は、次にとっておきまして、この怖い話がとどめになり、結局眠れず

朝の5時30分に教頭先生が入れてくれたモーニングコーヒーを3人ですすり

ついに「寝ずの番」をしてしまった私達は、子供達が起きる6時より少し前に

こっそりと帰宅しましたが、その日も普段どおりに出勤するのでした。


オールナイトでトークバトルとは・・・徹夜なんて、いったい何年ぶりだろ?

30代になってから初めてか?やはりつらいな〜!フラフラするし妙に愉快だ


そんなこんなで1週間ほど生活リズムを崩しましたが、それはただ単に怖くて

眠れない日が続いたという、そんなことは無いような、あるような・・・

我々のような、正しいオッサンは夜には、余計な事は考えず、気持ちよく

ぐっすり寝ないといけませんな! そうそう、怖い話はいけません

しかしビールがないのは、もっといけません!

夏の夜にビールが無いのは禁則事項ですよおおおおお!


・・・・・・・・・・TO BE CONTENUED AAKOWA〜





第69話  微睡みの百鼓〜まどろみのももこ 7月2日

三人娘の3番目ともなると、ついつい甘やかして育ててしまいそうですが

末娘だからといって、甘い顔をする訳がないと言い切っている、この私が

いきなりデレデレ甘い顔をするくらい、末娘はきゃわいいのであります


なんなんでしょうね〜これで最後だから、かわいがっておきたい気持ちと

長女・次女たちの育て方での失敗を、親が軌道修正しているためか

今のところ、三女のももこは、くせが無くて、明るくて、聞き分けも良くて

とても育てやすいのです

知っている人を見かけると「こににんちわ〜」と挨拶して笑ってもらってます

寝起きにしても、長女と次女の場合は目覚めたら不機嫌で、すぐに泣き出し

私たちはその泣き声で、ああ〜娘が目を覚ましたのか、と分かる毎日でした

目が覚めて側に親がいなければ、寂しくなって泣くのは子供として普通ですが

毎朝、そして昼寝の度に泣かれては、あまりかわいくないですな

そこへくると、三女は寝起きでも機嫌がいいので、とてもかわいいのです


この、まどろみの三女は目が覚めても、ぼーっとして布団にくるまっており

泣いたりしないので、添い寝してやれば、ほほえみながら二度寝、そして

三度寝をします、寝ぼけ癖があるかと?思いながらも特に気にはしません

親が添い寝の途中に、うっかり寝ても、そのままタオルケットをモゾモゾと

触ったりほおずりして、ず〜っとまどろんでいるのです


2才の頃なら、ベビーベッドで育てた長女と次女は、親と寝るよりも

一人で寝ようとすることが多かったですし、ぎゅっと抱きしめたりすると

「はなせ はなせ!」と本気でいやがったりしたものでした

三女は勝手に親の布団に、ニコニコしつつ潜り込んで来ますし、抱きしめても

嬉しそうにします・・・・おおかわいいぞ!この反応こそが愛される娘の仕草だ


三女は好奇心も旺盛のようで、なにか見つけては「これなに〜?これなに?」と

うるさいほど聞いてくれますし、かといって、しっかり答えても納得はせずに

すぐ新たな、どうでもいいような質問を投げかけてくれますので、いささか

もてあましてしぎみで、私も適当に答えてしまうことが、よくありますな

教育上これではいかんのですが・・・



散歩中に、道ばたのタンポポを見つけ摘もうとして私の手を引っ張ります

三女「ぱぱ〜ぱぱ〜ぱぱ〜」

私「なんじゃい?」

三女「ぱぱ、なんじゃい〜!」(とりあえず、まねをする)

私「ももや、なんじゃい〜やないがな、お花を摘む気やろ!」

三女「ぱぱ〜これ〜みて〜」(親を足止めする)

私「あ〜タンポポが咲いとるね」

三女「ぱぱ〜たんぽぽ〜みてみてっ!」(さらに手を引っ張る)

私「あ〜みたみた・・・」

三女「ぱぱ〜あ〜みたみた」(またまねをする)

私「はいはい、みたで、みましたで〜」

三女「ぱぱ〜たんぽぽ〜なに〜」(さらに手を引っ張る)

私「ん?たんぽぽは、お花やな」

三女「ぱぱ〜おはな?どういうこと?」(とりあえずまた聞く)

私「ん?どういうこと言われても・・・・まっ、そういうことや!」

三女「ぱぱ〜たんぽぽ〜そういうこと?」(なぜかうれしそう)

私「そう、そういうことや!」

三女「ぱぱ〜そういうこと〜!」(しゃがんでタンポポの花をつもうとする)

私「こりゃ!摘んだらあかんで、タンポポがいたい〜言うで〜」

三女「ぱぱ、いたい〜って、どういうこと」(こりずに花をつもうとする)

私「こういうこと!」(ぎゅっと手をひっぱる)

三女「いたい〜!ぱぱ〜いたい〜!」

私「そういうこと!」(手をぐいぐい引っぱって、帰宅を促す)

三女「ぱぱ〜そういうこと?そういうこと〜?」

途中から私も、ずいぶんてきとーになってますが、子供としゃべっていて

一番かわいくて、おもしろい時期でしょうな〜、しかしかわいいのであります



先日お出かけの帰りにファミリーレストランで夕飯をとることになり

あとの運転は妻に任せて、私はとりあえずの生ビールを頼みました。

これで何も言うことはなく、私の今日が終わります。

ところが、ほかのメニューはなかなか来ないので、気はひけますが

「ビールが、ぬるくならんうちに〜な〜」と先に口をつけて、なっとくの味

ああ〜ビールがうまい 「しかしうまい〜!」のであります

どうやら好奇心旺盛な三女も飲みたいらしく、かわいくアピールしてきます

「ぱぱ、びーるうまいね、ちょーらい、ももちゃん、び〜る〜ちょ〜らい!」

手を合わせて拝んでいる娘に、アルコールで甘くなった私は

「アワだけやで〜」と、ジョッキをまわせば、いきなり液体部分を

ためらいもなく、ごくごくとのどをならして飲んだ若干2歳の三女は、大声で

「あ〜っ!しかしうまい〜しかしうまい〜!」とオッサンのごとく喜び

ほかのお客さんもいる手前、妻がみるにみかねて登場すると

三女からジョッキを取り上げて、私の前にドン!とおき、横目でにらむと

「モモちゃん飲み過ぎ!パパっ!これどういう事?」と言われてしまい

私より先にモモコがバッチリ答えてくれます

「まま〜!そういうこと〜そういうこと!」





第68話 三段論法  6月20日


「石は重い・・・重いので沈む・・・ゆえに石は沈む」というのは普通です

いわゆる三段論法ですが、変なつなげ方をすると、おもしろく感じます

「石は硬い・・・固いので痛い・・・故に石は痛い」となるとちょっと変ですし

あえて、ねらいを変えると

「娘はクルクルパーだ・・・娘には父親がいる・・・故に父親はクルクルパー」

おおっ!おもしろい論法だ   ま、これは人によりけりですな〜

「クルクルパーは、娘だ・・・娘は漢字だ・・・故にクルクルパーは漢字だ」

そんなことはない・・・変なつなげ方ですと、なんだか楽しいですな〜



先日、子連れで散歩の途中に、同じく子連れの先輩と後輩に出会いました

まず、声をかけられて振り向けば、後輩のJ君でした

彼が一緒に連れている2人の娘さんたちが、思った以上に大きくなっている

のを見て、何年ぶりなのだろうと、考えることがありました。


5分くらいの立ち話をしている間に、子供達は勝手に仲良くなると娘同士で

自己紹介のようなことを言っていましたが、我が家の長女・ナナコが

J君を指さし「この人が、あんたのパパなんか?」と娘のTちゃんに尋ねて

「そうや」の声を聞くと、何を血迷ったのか、うちのバカ娘1号は

「Tちゃんにエエこと教えるわ〜」と得意そうに、父親である私をゆびさせば

「このオッサンはな、変態なんやでえ〜!」と続けたので驚きです

Tちゃんは「ええっ〜?」と固まり、完全にひいています・・・・当然です

後輩Jは「ナナコちゃんは、よくわかっとるな〜感心感心」と笑いながらほめ

すっかり不審者あつかいの私は、まず親権を取り戻すべく

「こら!ナナコ(私のお父さんは、変態なんやで〜)の間違いやろうがっ!」

と訂正を求めるのですが、それもよく考えてみれば、おかしな話です

子供の教育を間違えると、このように会話に「オチ」が付いてしまい

良いタイミングで「ほなさいなら〜」と言えますが、恥もかきますな〜



しばらくしてN先輩を見かけて声をかけると、娘さんは中学3年になっており

こちらでも、子供の成長速度が速いな〜と思いました。 先輩の話では

将来は看護士になりたいので、来春は地元からかなり離れた高校へ進学

したいと言われている、とのことでした。我が家も7年後は、どうなのかしら

と思いながら、しっかり娘のRちゃんに話しかけてみました

「そうか〜自分のやりたいことが見つけられるのは、ええことやな〜」と

普通の会話をすればよかったのですが、先ほど変態オヤジ扱いされた私は

ついアホなことが言いたくなってしまい

私「Rちゃんは、看護婦さんになりたいんやって?まじか??」

R「あ、はい・・希望はそうなんです」

私「いろいろ勉強がムズカシそうやな〜」

R「はい、でも勉強はキライじゃないんで〜ふつうにがんばってます」

私「知らんとは思うけど、わしのな〜嫁はな〜昔、看護婦やったんやで〜」

R「あ、そうなんですか〜」

私「わしは看護婦さんと結婚したんやで!どう思う?」

R「べ、べつに・・・そうなんや〜」

私「べつに〜って?マジで看護婦さんになりたいんやろ?」

R「うん・・え?でも、奥さんが看護婦なんは、私には関係ないやん?」(困)

私「関係ないことないがな〜看護婦さんは、ワシと結婚してしまう訳なんや」

R「何それっ!ぜんぜん意味分からんし!」

私「それでも看護婦になりたいと言うことは、さては、ワシと結婚する気か?」

R「アホか!なに言っとん〜、しんじられへん〜マジでアホや〜」(キレ気味)

私「子供はそんなふうに、すぐむきになって、かわいいな〜アピールか?」

R「もうしゃべるな!おっさんは、バカや、最悪や!しらんわ〜」(ぶち切れ)

私「お!元気が出てきたな〜ワシの事は、もう忘れられんはずやで〜〜」

N先輩「矢野君・・・将来のある相手なんやで、それくらいにしてやってくれ」


先輩に言われては「このくらいにしといたるわ!」と、おちゃらけるのを止め

私「看護婦さんはな〜この百倍はストレスのたまる大変な仕事やで!」

R「は〜?」

私「ワシの、精神攻撃にいちいちキレとったら、看護婦はつとまらへんで〜」

R「・・・・・う、うるさいわ!」(元気無し)

いいタイミングでN先輩が話をうまくまとめます

N先「ま〜これも勉強と言う事やな〜ほな矢野君またな〜奥さんに宜しくな〜」

そしてまだブツブツ言っている将来の美人看護婦長を連れて帰りました。


帰宅後、この話を妻にすると、なぜか私がしかられました。 なにゆえに〜?

妻は元・看護婦さん・・・看護婦さんは優しい・・・・故に妻は元・優しい・・・

元・優しい・・・故に今は優しくない・・・ゆえに妻は怒る・・・怒るので怖い・・・

ゆ〜え〜に〜! 妻が怖いので、酒をたっぷり飲む私〜! おっ できた!



N先輩、出過ぎたまねを、お許し下さい・・・・また飲みに行きましょか〜〜

この先輩の話は、また機会があれば・・・・






第67話 ボケにおける目的格についての考察  その2  5月29日


 路地を歩いていると、前から車が突っ込んできました

2歳の娘が飛び出して、ひかれそうなその瞬間

「早く捕まえて!ひかれる!!」と叫ぶ妻

なのに私は、娘ではなく妻を捕まえてしまいました

妻の愕然とした表情が、すぐに怒りに、そして

娘の運命やいかに・・・そして店長(私)の運命は??



話はいきなり変わりますが

関西人のお約束で、ボケを拾ってから突っ込むという

いわゆる「ノリツッコミ」は一般的ですし、基本ともいえましょう

20代の頃、モロに関西圏の神戸にいたのですが、吉本興業的な会話が

正直うっとおしく感じた事もありました・・悪気は無いのですけれど

よくやりますし、やられますね・・たとえば



退屈そうな2人がコタツでテレビをみており、チャンネルを変えたい場面なら

A「テレビのリモコンとってくれるか?そこにあるやん」

B「あ〜ミカンか?ハイ」と言いつつあえてミカンを渡す
             (反射的な軽いボケ)
 
A「ハイありがと、ちょうど食べたかった・・違う違う!そのリモコンや」
               (お約束のノリツッコミ)

B「はい、もう一個ミカンね」と、さらにミカンを渡す
              (ボケをかぶせる)
 
A「そうそう最近のリモコンはミカンのかたち・・・ってコラ!そっちや」
                (ノリツッコミ2発目)

B「こっちのミカンもどうぞ〜食べ過ぎたら手が黄色くなるで気ぃつけや」
                   (さらにしつこくボケをかぶせる)

A「ほんまや、一日3個までにしとくって、コラ!だからミカン違うって!」
                   (ノリツッコミ3発目)
          
B「そうそうミカンはリモコン違うで、ミカンではチャンネルかえられへん」
                  (ノリツッコミ返し・シビア系)
 
A「わかっとるわ!ワシはチャンネル変えるのにミカン使うほどのアホか?」
                  (ツッコミ返し返し・キレ系)

B「いや?このリモコンを食べるくらいのアホちゃうか?」とリモコンを渡す
           (ナイスなボケでいよいよ最終ノリツッコミを強要)    

A「うわ〜おいしそうなリモコン!って言ってる場合か!!ミカンくれ!!」
        (お約束のエンディング3発目のノリツッコミ+おかわり)



ノリツッコミが上手にできる相手だと上記のパターンになる事もありますが

上級者になればなるほど、このあとも、かぶせたり、オチをつけたりして

話をドンドン膨らませますが正直なところ、もてあますほうが多い気がします

ちなみに「ノリツッコミ」まったくなしでの会話となると・・・・下記のとおりです



退屈そうな2人がコタツでテレビをみており、チャンネルを変えたい場面なら

A「テレビのリモコンとってくれるか?そこにあるやん」

B「あ〜ミカンか?ハイ」と言いつつあえてミカンを渡す
             (反射的な軽いボケ)
 
A「違う違う!リモコンや、これはミカンやで!」(普通の反応)
               
B「はいはいミカンもう一個ね、食べ過ぎたら手が黄色くなるで気ぃつけや」
                   (さらにボケをかぶせる)

A「だからミカンと違うの!リ・モ・コ・ン!」 (つっこみ・・・というか不快感)
                             
B「そうそうミカンはリモコン違うで、ミカンではチャンネルかえられへん」
                     (さらにボケ続ける)
 
A「リモコンをとってくれと言うとるのに、何でまたミカンなんや?!」(怒り)
                  
B「え?このリモコンも、意外とおいしいかな〜なんて?」 とリモコンを渡す
                (こりないボケで、さらにノリツッコミを強要)    

A「リモコンは食べれん、ミカンは食べたない、お前は人の言う事聞いてない!」
       
B「そうか〜ごめんな〜ごめんな〜ごめんな〜」 

最終的には三連続否定の鋭い突っ込みが炸裂してしまいましたが

それを拾った三連続の謝罪で話をしめるのは、少し寂しい感じがいたします

やはり、まったく「ノリ」がないというのも、いまいち会話にテンポが出ませんな



私の妻は、鳥取県の出身なので、基本的にノリツッコミをしません

鳥取県の方にはスミマセン、私は米子市に2年間いましたがノリツッコミを

食らった事がまるで無く、うまくボケてもそのままで会話が終わってしまい

上記のような寂しい思いをしていた記憶があります

・・・・でも鳥取県は好きです


そんな妻にも、ノリツッコミだけでなく、三段オチや妄想系のボケなど

ひととおり憶えるように熱血指導をしてますが、難しいようですな

彼女は関西に来て間もない頃は、やたらボケる人や突っ込んでほしがる人が

まわりに多くて困ったようです。今は私に一番困っているようですが・・・



子供の成長は早いものですな、三女のモモコがすばやく走れるようになり

急に道路へ飛び出したり、いなくなったりで、肝を冷やすことがあるのです

先日も、家族で散歩中に、次女が先頭で私、長女の順でならび

妻は最後尾で三女と手をつないで歩いていると、前方からいきなり

やんちゃなそうな青い自動車がブンブン爆音を立て路地に入ってきたのです

おりしも2歳児モモコが「ぶ〜ぶ〜クルマ!あおい〜ね〜キヤ〜!」

とうれしそうに言いながら妻の手を振り離すと、笑いながら飛び出したので

これはたまりません。妻は追いかけて捕まえようと手を伸ばすのですが

するりと抜けてしまいました・・・妻が必死の形相で

「早く捕まえて!ひかれる!!」と叫んだのです

長女が捕まえようとしましたが、逃げられてしまい、妻の顔がひきつります

しかしクルマが一瞬だけウインカーを出して急ブレーキかけたのです

あいにく妻はそれを見てないらしく「捕まえて!もお〜!」とパニックです

私の位置からはすでに左折することが分かったので私はダッシュをやめました

妻が「危ない捕まえて!」と叫びながら三女に追いつきかけたその時に私は

「あぶないで!飛び出したら!おまえは大人やろ?」とモモコを捕まえずに

妻を捕まえてみました・・・・オチャメなギャクのつもりです

「ちがう!」と怒る暇も無く「モモコが〜!ひかれる〜」と妻が正面を向けば

ブキュッ!と音を立て曲がったクルマはすで視界から消えており

私は「なっ・おもろいやろ?」と聞けば、妻は笑って・・・・・いません


このパターンのボケは、緊急時なのでノリつっこみがでない状態の相手を

ただ怒らせてしまえる瞬間冷凍タイプのボケでして、使い方しだいでは

相手からの信頼を一瞬でゼロにできる大技です。今回見事に決まりましたが

もともと妻はノリツッコミができない人なので、しかける相手を間違えました



妻「あんたは、なにを考えとるんや!もしもの事があるやろ?分からんか」

私「わからんかな?これはギャグやんか・・・」

妻「おもしろないんや、ぜんぜん笑えん、あんたは〜ほんまにアホか!?」

私「ワシがアホなら、おまえは〜ほんまに、アホの嫁か?」

妻「もうええわ!あんたとは、しゃべりたないわ!!」

私「しゃべらんでも、通じ合える仲なわけやな〜夫婦の鏡や」

妻「そんな鏡は無い!たとえあったとしても、すでに割れとるわい!」

パリ〜ン!

どうにもこうにも危険が危ないので、こういうボケは封印するとしましょう

ああこわ





第66話 ヒゲXジャージ その1  4月28日

私が女性からの熱い視線を感じることは、40才に近づくにつれて残念ながら

さすがに少なくなってまいりましたな〜昔は違ったのに〜と思う今日この頃

私もおしゃれに全く気を使わず1年の半分はジャージ姿にサンダル履きです

こんな格好で仕事をしておりますので、口の悪い後輩達からは

「ヒゲでジャージにサンダルは怖いおっさん以外に見えませんよ!」

とほめてくれますが、あまり気にしません。

昔は陸上部でしたので、ジャージ姿は当たり前でしたし、その後も

スポーツはまったくしていなくても普段着にはジャージが私の定番です

たまにスーツにネクタイ姿で登場すると、びっくりされる事すらあるのです

それはちょっと失礼だな・・ジャージも上下そろいなので、ある意味で

立派なスーツなのだと本気で思っていますが、理解されませんな

ちなみに腰痛持ちの私は横になって休む事が多いため

パジャマにもなるような、ゆる〜いジャージが楽で特に好きなのです・・・

赤・黒・白・灰・ベージュ・アイボリー・水色と7着以上は持ってます


楽でいいといえば、こういう風貌で夜に、いかがわしいお店の前を通ると

「おにいさん、イイ子がいますよ〜いかがです〜遊んでいってくださいよ〜」

などと言って、まったく興味のない私を客引きのオヤジが、しつこく誘って

こなくなりました・・・・前を歩いていたほかのオッサン連中には、お約束で

しきりに声をかけているのにもかかわらず・・・・なぜだ?

私の通る直前にイイ子が一人もいなくなってしまったからとは、考えにくいし

もう私は「おにいさん」ではないのは、しょうがないとしても・・・

私とつりあうようなイイ子はいないから、声をかけにくい・・・というのは

どうでしょう? それならすべて納得できるのですが妻は全否定してますな


5年前までは腰痛が慢性化しておらず、普段着はいつも作業着で革靴で

ヒゲはまだ伸ばしていなかった事を考慮すると、考えにくい事ながら

ヒゲでジャージでサンダル履きが、怪しすぎるのでしょうか?

同業者とか、ややこしそうな人間と思われているのでしょうか??

客引きされなくても、イイ子がいてもいなくても、私には問題ないのですが

一般の人間とは思ってもらえてない部分で、やや肌ざむい感じがしますな



・・・さてさて先日こんな事が

ショッピングセンターで、妻の買い物に長時間付き合うのは、疲れるので

ゲームコーナーに行って、UFOキャッチャーで時間つぶしをしました

百円入れて、アームを動かして、ぬいぐるみをつかまえる単純なゲームです

とりやすそうな一番端のヌイグルミをはさんだつもりが、手元が狂い

アームが床面の陳列台に引っかかってしまいました、驚いた事に、いつもなら

ヌイグルミの表面を、むなしくなでている非力なアームがこのときばかりは

やたらに強力で、台ごと景品すべてをななめにグイグイ持ち上げて、そのまま

止まってしまったのです・・・・かといって、一匹もヌイグルミは出てこず

アームが引っかかったままで、ゲーム機自体が使用不能になったため

(なんじゃこりゃ〜!)と思ったその時に、いきなりの展開が

「お客様〜申し訳ございません、どうぞ、これをどうかお持ちくださいませ〜」

ゲームセンターのきれいなお姉さんがペコペコ頭を下げつつゲーム機を開き

ヌイグルミを、お持ち帰り用の袋に、すばやく入れて手渡してくれたのです

「あ?・・・ああ・・ありがと・・」


妻に話せば「あ〜あ、あんた、ヤ○ザにまちがわれたんやわ」

と言うのです、なんだ?ワシは本当に怖いオッサンと間違われたのか?

あんまりうれしくないな・・・赤いジャージを着てるだけなのに

しかし自分の風貌で得をした事は、この事件以外には思い当たりません

「たぶんヒゲをそったら!あんた、ちょとは若返るで!」と妻はいいますが

妻は私より年上に見られる事も多いので、ヒゲをそれば、私は必ず若返るため

そのギャップは広がるばかりではないですか、私のヒゲで、一番得しているのは

妻よ、あなたです・・・・

私の深い愛情が理解できないとは、悲しすぎますな・・・・・ポキポキ





第65話 ボケにおける目的格についての考察  その1  3月20日


近所のオバサンから「今日はサワヤカやね〜」と言われてしまいました

空を見上げても、今にも雨が降り出しそうだったので、ちょっと考えてから

やはり私の事かと自分を指差し、さりげなく 「え?そうでもないですけど」

と答えましたら、オバサンはあっけにとられているような反応でした

私は、ジャージにサンダル、ヒゲ、無愛想と、いつもどおりの自然体でして

いつもどおりのサワヤカ美男子なのに、なんで今日にかぎって、オバサンは

そこを強調してくれるのか・・・オバサンに、なにかイイコトがあったのか?

逆に、体調がすぐれないのかな? 理解に苦しむなあ〜


妻に報告すると、それは(昨日とくらべて今日は、天気がサワヤカかな?)という

ほとんど無意味な挨拶であり、私の容姿をほめたのでは絶対に無いのであると

いちいち翻訳をしてくれました。 なるほど、よくわかった、ありがとう!

しかし、な〜んか、ヤな感じ

「ワシは、このどんより曇った空よりも、さわやかでは無いと言う事なのか?」



幼稚園に子供のお迎えに行った時、見知らぬ女性から上目遣いに

「あの〜今日遊んでもらって、よろしかったでしょうか〜?」

と聞かれましたので、わずか数秒間ですが、すごく驚きました

うっかり「私はごらんのとおり子供もいますが、こんなところで?」

と、マジで答えれば翌日から、娘が遊ぶ約束をしている子供の保護者から

「あの子のお父さんは不倫願望があるらしいで、気をつけないよ〜」との

よからぬウワサがひろがるところでした、子供同士の事だな、あぶないあぶない


帰って妻に報告すると、「アホやな〜あんたが誘われるわけがないやないの」

と、言われてしまいました・・・それはどうだかな・・・な〜んか、ヤな感じ


私は、英語の文法で言うところの目的格主語の受けとめ方が、変らしいのです

いまさら、なおすこともないだろう・・・いまから嫁をもらうわけではないからな・・

ん?これかっ?ま〜変なら変でかまわんわい!理解されなくて結構!上等だ〜

開き直った私は、ことあるごとに目的格を自分勝手に解釈してしまい

おもに妻を相手にボケたおします



帰宅すると妻が台所で、30kgの米袋を持ち上げようとしていました

「ああ、ちょうど良かったわ、持ち上げて〜」というので

妻の背後に回りこんで

私「ワシは〜腰が悪いし、持ち上がるかな?ダイエットしとるんか?」

妻「え?コラコラ〜」

私「よいしょっと、これは重そうだ!ムリムリ〜お姫様抱っこは夢やね」

妻「まてまて、だれが私を持ち上げてくれとたのんだんや?」

私「さっきお前がな、ああ〜ちょうど良かったわ、持ち上げて〜言うてな」

妻「米や、米っ!見て気がつかんか??」

私「お〜そっちか、米な〜、それならそうと最初から言ってくれれば」

妻「ああああ〜うるさい!この米の!袋を!さっさと!運びないや!」

私「それが人に物を頼む態度か!セクシーにクネクネしながら言い直せ!」

妻「あああわかった〜もうたのまん〜向こうへ行け!子供とテレビ見とれ!」



いやいや〜腰が悪く、子煩悩な私をさりげなく気遣って、あえて米を運ばせず

すぐに子供と触れ合わせるとは、さすがは我が妻、ココロニクイ演出ですな

やっぱり気がきいてます〜ありがとう!

しかし愛する妻だけに、このまま「理解されなくて結構!」というのも水臭い

ワシの「サワヤカさ」をふくめて、じっくりと教えてあげましょう 

上等だ!  ポキポキ




第64話 チョコレート爆弾    2月20日

バレンタインと聞いても、さて2月のいつだったかな?と考えてしまいます

もはやオッサンの私には、年々その印象が薄くなってきておるのですな

もっとも結婚して10年もたてば盛り上がる事はないのですが、なぜか妻は

ネットでチョコを探し「自慢のご主人様に美味しい品を食べてもらいたい!」

と言うチョコざいなウマイ口実で、気になるチョコをいろいろ買い込むと

たっぷりと味見をしてから、これはウマイと思った品を私に

1箱だけチョコっとプレゼントしてくれます・・・


キライなわけではないのですが、私はあまりパクパクとは食べないので

結局は妻と娘達が「アレ?チョコ残ってるデ?こんな美味しいものを・・・」

と言いながら「もったいないわ〜〜」とたいらげてしまうのです

お〜い!バレンタインの意味を、何かまちがえてはいませんか〜?

チョコは本当に私のためだったのかえ??


かしこい次女は「パパはお酒をあげたら喜ぶんやで!」と本当の事を言いますが

今年のバレンタインも、一度聞いてもおぼえられない名前のチョコでした

ちなみに私ごのみのチョコといえば〜定番品ばかりです

ピーナッツたっぷりのペコちゃん・ハートチョコや、森永っチョッコフレ〜ク♪

サクサクのロッテ・クランキーに、グリコならカプリコ(イチゴ味)です

そしてイチゴと言えば明治アポロもウマイ!やはり100円で買える味こそが

美味いチョコとして、記憶されているのです・・・甘い記憶か〜そうそう

かつてのバレンタインの思い出を、ご披露するとしましょうか

アレは中学3年生のことでしょうか・・・



当時の私といえば、生徒会の中でも超真面目な硬派として名を轟かせており

陸上部で短距離と高飛びを得意としながらも、絵画と音楽をこよなく愛する

ややかげのある長身の二枚目で、体脂肪率15%以下で、声質はテノールで

性格はクールかつセクシー・・・・ようするに、ちょっぴりスケベな小心者

という事にしておいてください・・そんな私がおりしも2月14日の授業中に

何気なく引き出しを見ると、みしらぬカワイイ紙袋を発見したのです


ウブな私は、すっかり体中の血が逆流したのを今でも忘れられませんな〜〜

技術と家庭科の授業で男女が別のクラスになった時に女子が入れたのでしょう

「おっしゃ〜チョコきたで〜!」という気持ちを抑えつつ、平静を装いまして

手探りで紙袋をさわってみるものの、意外と大きい!板チョコか?なんだ?

柔らかい・・・手袋とか?・・中に本が?・・これはまさか交換日記か!!

わけがわからん!ただのチョコではないような気がする・・・いやいや!

ひょっとして間違いだった時のために心の保険を用意せねば!そうそう

席を間違えて入れてしまったわ〜〜とか、悪質なイタズラだった、とか・・・

いろいろ考えれば考えるほどに、のぼせあがってしまい、なにがなんだか

よく分からないまま授業の終りが近づきました。思い切って確かめねば!

起立がかかると同時に、いきなり振り向いてみると、数人の女子とバッチリ

目が合うではありませんか!・・・・冷静に考えると、いきなり振り向けば

誰でも注目されてしまうわけなのですが、こっちものぼせておりますので

「おお〜やっぱりそうか、そうなのか〜うんうん、どの子や?」と納得し

どうやってほかの男子に見つからないようにもって帰ろうかな〜と心配したり

まづは、誰も見てないところで中身が見たい!と期待に胸が膨らんでみたり

まてまて、もしもヤな女子だったら、どうすればええんや?と不安になったり

仲のいいツレには、自慢してみたろか?いやいやよからぬウワサが飛ぶか?

我ながら、かわいいもんですな、そんなこんなで考えてあぐねておりますと

まさにその時「ちょっと!」と女子の声。ここは落ち着かなければなりません

「なにか?」とクールに振り向けば、そこにはとてもカワユイ女の子が


というよりも、スカート丈が妙に長く、パーマがとてもお似合いでイカツイ感じ

そして眼光鋭く、かすかに香るタバコの香り、薄くつぶれたペッタンコのカバン

まさにスケバンと言ってしまっても、まったくさしさわりのない女子約1名が

仁王立ちですわ・・・そして「な〜矢野君よ〜!」と私の名を口にしています

しかも「その机の中やけどな」とまゆをひそめて指をさしたので驚きです

私の頭はパニックです・・・これはキツイわ・・・間違いであってほしい!

しらを切って「え?机がなんですかいね〜」というのが精一杯でした

落ち着け〜落ち着け〜どういうことや?どういうことや?どういうことや?

スケバンさんは「紙袋やで、私のや、入ってへんか?」と距離を縮めてきます

(OH!神様、私を助けてあげて〜!)思わぬ急展開にマジでビビりながらも

「ん?ああ〜これかいな」と気持ちをしっかり持って、引き出してみせれば

「そうそうそれやで〜中はもう見てしまったんか?」と言うのです!ヒェ〜!

すぐに紙袋を渡し「み、みてへんけど、なんなん?これ」と逆に尋ねてみれば

「これか?家庭科の宿題や、ヘタクソやさかいに見られたらヤバいやんか!」

「は?そうなん?で、ヤバい宿題が、なんでワシの席に、はいっとるんや?」

「3時間目な、家庭科やんか、ウチはいつも矢野君の席に座っとるんや〜」

「あ、そう〜そういうことか〜なるほど・・なるほど・・」(よかった〜)

どうやら私へのプレゼントではなく、ただの忘れ物なら話が終ってますな

スケバンは「ほな!」と言って、あっさり立ち去りました・・しらなんだな

家庭科の授業では、私の席にスケバン様が鎮座ましますのか・・・

これって出席順できまるのか?・・・自由に選べるんかな?・・もおエエわ〜

それ以外には考えんとこ・・・も〜頭痛いわ・・・ワシはアホやあああああ〜

精神が分裂するかのような時間は、あっけなく終わり私は開放されましたが

一瞬とはいえ、甘いはずのチョコが爆弾のようにイメージされましたな

ああ〜コワイコワイ、まかり間違って告白でもされようものなら即自爆でした

実際はチョコでもなく、告白もなく、何もない、いつもどおりなのですが、2月は、

この14日だけは、いけません、バレンタインデーに、忘れモンなんかしてくれたら

大いに困ります!私の頭の回路が変なつながり方をしてしまうではないですか

女子の皆さんには、声を大にして、スケバンにはさらに大きな声で言いたい!

「忘れ物をしたらダメという事を忘れてもらっては困ると言う事を忘れないで」


結果的に心の保険も効きまして、もはや落ち込むことなく、ヤな女子からも

そう、誰からもチョコを一切もらわなかった私はもう悩まずにすんだのだと

そして、しゃべった事のないスケバン女子にも「矢野君よ〜」と名前を覚えて

いただいており、さらに呼び捨てではなく「くん」付けで呼ばれたことが

よかった事なのかな〜と、そのように平和的に考えて自己完結いたしました。

スケバンでもヘタクソな宿題とやらを見られるとヤバイのか・・・意外と

かわいいところがあるモンや・・でも中を見たらヤバかったのはワシやな


その後の私は「スケバンの忘れ物事件」の後遺症なのでしょうか分裂気味で

チョコをもらうあてもないのに「もらってしまったら困るわ、どうしよう?」

などと考えて無駄に悩むようになり、それに応じて心の保険は充実しまして

2月14日の夜には「今年もチョコをもらえなくて、ホントによかった〜!」

と常に逆に考えられるようになってしまっておりました。 めでたしめでたし


さてさて、今年の話に戻りますが愛する妻は義理チョコを配りそこねたのか

今も冷蔵庫にチョコの小箱がまだ5〜6個あります、先週より減ってますな

すこしでも配る可能性のある最大数を購入しておいてから適当にあまらせ

自分で責任もって処分する姿は、自分へのご褒美としか考えられません



最近すっかりスリムになったご近所の奥さんから、妻はとても耳寄りな情報

「もやしダイエット驚きの効果」を聞き、何度目かの「最終ヤセマス宣言」を

ぶちあげてしまった矢先だけに、この先が思いやられますな・・・でも

「逆に、妻がやせてしまったらどうしよう?」と考える・・・ことはないわな





第63話 育児マヒ 2007年 1月12日


5年も前のこと、我が家に二人目の赤ちゃんが生まれて間もないころです

飲み会にて隣に座っていたK先輩がナント5人の子持ちということでしたので

子だくさん子育てとは何ぞや?と伺ってみましたらば・・・ちょっと意外でした

先輩「ああ〜1人目はしんどいな〜2人目はもっとしんどいな〜まいるわな」

私「三人目になると、もうしんどすぎて、わからんくらいでしたでしょ〜?」

先輩「そうなんや三人目からわからんようになってな!後は4人も5人も!」

私「苦労の連続にとうとう頭がマヒしてしまったんすか?苦労してますね〜」

先輩「アホか!1人も5人も、結局は、同じくらいの苦労なんやと思うで」

私「えぇ?そんなモンですかね〜?苦労は絶対に5倍以上でしょう?」

先輩「三人目からは結果的に楽やったんや、あんまり苦労した気がせんのや」

私「ほんまですか?すでに記憶障害になってしもたんとちゃいますか?」

先輩「アホッ!、いつかお前にもわかる時がくるわい!よ〜く記憶しとけ」


それから5年が経って、ああこの事だったのかと感じる今日この頃です

子供が2人になって、苦労は2倍ではなく1.5倍くらいな感じでした

3人になると、1人の時の3倍ではなくて、2倍弱・・・くらいかな〜と思います

4〜5人になっても、年長の兄弟が赤ちゃんの面倒見てさえくれれば

先輩のように苦労はしても、実感として1人も5人もあまり変わらない気が

してしまうのかもしれませんな。 


三女のモモコと近所の教会でのスナップ


長女が赤ちゃんの頃を思い出しますと、娘が何をしてても心配したり

いちいちびっくりして病院へ行ったほうがいいのではと、オロオロしましたが

3人目ともなると、経験上あまり動じなくなり、なにをしてても、ただ単に

面白いとかカワイイ・・・としか感じなくなったのです。


長女の場合にはちょっと転んでも泣くので、私がそばへ寄って行って

ケガをしてないかひざをなでたり「強い子は泣かへんで〜かしこいで〜」と

なだめたりしましたが、これが次女のころになると、ただ見るだけで

「大丈夫や血は出てへんで〜、泣くなよ〜」でおしまいになり

三女ともなると、ちょっと振りむいて「はよ〜来い!」で終わりです

冷たいようですが、きたえられた三女は、転んだぐらいでは泣かないのです


娘が3人おなじ失敗をやらかしても、もうぜんぜん平気です。

たとえば子供は刺身の皿にのっているワザビやショウガをなぜか

おいしいものと勘違いしてパクっと盗み食いしてしますな

「食べるな、辛いよ、おいしいもんちゃうで」といくら口で言っても聞きません

長女が2歳のころならば、カライカライといってむせ返って泣いていると

胃ケイレンしたり、ショックで食欲不振にならないかと(心配)しました

「大丈夫か?どうしよう」と思わず声が出ます

これが次女が2歳の時には

「こら!勝手に食べたバチがあたったんじゃ〜!泣くな」と(叱り)ます

三女がわさびを食べるのはあえてとめもせず、ただ見守ります

「わっはっは!むせとる、泣いとる、こっちまで涙が出てきたがな〜」

おなじ現場なのに(面白い)のです・・ウケまくりなのです

不謹慎なようですが、ぜんぜん面白く感じてしまうのですな

育児マヒでしょうか?ある意味でストレス対策かもしれませんな

4人目や、5人目になると、家族で大爆笑もありえそうです


私もまだまだ経験不足なのでそのことをもっとよく分かるために

「4人目をつくろか〜」と持ちかけますが、妻は

「私を殺す気か?どうやって生活するのよ!」と本気で怒り出しました

おお〜!やはり妻は3倍の苦労をしているご様子。。。すみません

私は育児にずいぶん協力的なオヤジのつもりでしたが

どうやらマヒしていただけなのかもしれませんな・あちゃ〜〜



PS・K先輩の子供さんが遊びに来たので、兄弟が多いと楽しいかと聞けば

「家が狭いし、うっとおしいし、とくに兄貴は最悪や!おもんない」との答え

「ほな、おとうちゃんは、こわいか?やさしいか?」とつづけて聞けば

その愛のある答えに、子供はやはり分かっているものだなと深く感心して

思わずクールな私でさえ、涙が出そうになりましたのでご紹介いたします・・

「え?オトーか?オトーはこわないで〜ちょっとやさしいけどな・アホなんや〜」


やはりK先輩も育児マヒの疑いありと確信しました・・・・・・アアコワ





第62話 バトルロイヤル  12月22日

注意*今回はアニメに興味のない人は読まないほうがいいと思います

あしからず


子供のころは、とにかくアニメが大好きで、よく見てましたが

社会人になって、さすがに見る機会はなくなっておりました

キライになったわけではないですが・・・大人になったと申しましょうか

もともとドラマはあまり見ないですし、テレビを見ない日もあるほどでした

しかし子供ができ、物心ついてきて幼児向けの番組を一緒に見ていると

「やっぱりおもろいがな!」と考えなおしました

スカイパーフェクTVをつけても、毎日見るのはアニメチャンネルです

33歳ころから徐々に子供に戻ってしまい

37歳の今では、すっかり「でっかいガキんちょ」状態ですな

サザエさん、ドラエもん、宇宙船艦ヤマト、ガンダム、ルパン三世、北斗の拳

キャンディーキャンディー、セーラームーン、新世紀エヴァンゲリオン等の

定番の超有名どころには、私からなにも申し上げることはございませんが

個人的に、これはすごいと思って気になり続けた作品が下記の10作品です


@ジャイアントロボ・ジ・アニメーション〜地球が静止する日〜

@銀河英雄伝説

 伝説巨神イデオン 

 無敵超人ザンボット3

 魔女っ子メグちゃん

 魔法のプリンセス ミンキーモモ(旧)

 ななこSOS

*キューティーハニー(旧)

*デビルマン(旧)


@マークの2作品は妻もこれは面白いと言って、何度も見ておりますので

もしも見ていない方がいらっしゃるのならば、一度こっそり見てみてください


*マークの2作品は妻から子供には見せないで、と言われておりますので

妻がいない時に子供と見ていますが、やはり子供は喜びますな・・・

一度こっそり見てみてください



さて年末に同級生と飲みに出て、2次会がカラオケBOXだと長期戦突入です

なにしろ年が一緒なので、その当時の唄で盛り上がらないわけがないのです

男同士でさえ、松田聖子のデビュー曲を誰かがうたえば、おのずと中森明菜の

「スローモーション」や「少女A」で対抗する奴が現れます、頼もしいですな

それに負けじと誰かが「赤いスイートピー」を入れると「青い珊瑚礁」の予約が。

ちなみに聖子ソングなら「白いパラソル」が私はお気に入りです

そうこうしているうちに、誰からともなくアニメや特撮ヒーロー物が入ります

「ウルトラセブンには、仮面ライダーV3でお返しじゃ!」などと、かぶせます

ゲッターロボにはマジンガーZてな具合でみんなで普通に盛り上がってますが

あしたのジョーで一度燃え尽き、バカボンあたりからさらにバカになってきます

 「これで〜いいのだ〜♪」から元祖天才のしぶいエンディングテーマを経て

手塚治虫や藤子不二雄の作品や女の子向けの曲へと変化していくのです・・・

およそオッサンには向かない、ある意味ディープな世界になってきます

私も嫌いじゃないので、ここはあえてガンガン行きます

満を持してキューティーハニーのエンディング「夜霧のハニー」を私が歌えば

ライバルのダニーはなんと、同じ前川陽子の魔女っ子メグちゃんエンディング

「ひとりぼっちのメグ」を熱唱するではありませんか、上手い!これはヤバイ!

すこし趣向を変えてうる星やつらOP「ラムのラブソング」で迎撃開始です

自分でも恥ずかしくって、気を失いかけますが酔っているので唄えるのですな

なのにやつはTHEかぼちゃワインOPを気持ちよさそうに大声で歌い上げます

これはまずい!ダニーの「エルはラブリー」に勝てる迷曲、いや名曲はないか?

よし!ミンキーステッキ・ドリミンパで勝負だ!というところで、終了の電話が

いや〜盛り上がれば時間がたつのは、ほんとうに早いものですな

最後に入っていた曲はマッハバロンです、知る人ぞ知る名曲です、激しいです

これでみんなガンガンに盛り上がって、ジョーのように真っ白に燃え尽きて

カラオケバトルロイヤルの忘年会は、お開きとなりました

う〜むダニーのやつめ、ますます腕をあげているな、おぼえていろよ!



普通の方には今回の話のどこが、なんなのかさっぱり分からないと思いますが

これでいいのだ!






第61話 どんぐりもち  11月15日

まさにどんぐりのような目で、娘たちはこの餅ができあがるのを見守ります

秋の味覚・・・といってもなじみのない人がほとんどでしょうな

今年、我が家では2回も、この団栗餅に挑戦をいたしました


団栗餅・・・・それはアクのある苦い味、きたない茶色でデロデロの食感が

ゲテモノ喰いの方々の舌をきっと満足させるであろう不気味なスイーツ

ワラビもちや、葛餅を大失敗したような恐怖のおやつなのか

決して一人で食べてはいけません、笑えませんから

・・・・うそです・・・がしかし

1年生の娘は、この怪しいデザートを見て「これは糞尿や!」と形容しました

フンニョウとは・・・なかなか学があるではないかと、私は感心しましたが

それ以外には見えなくなってしまい、その後は食べる気がうせてしまいました

実は、作り方が悪かったせいなのです


上手に作れば、薄くグレーに透き通った、フルッフルの食感と

かすかに香ばしいような、素朴な純和風のお菓子が完成します

ぜひみなさんもお試しください! 失敗するのも案外楽しいですよ!

丁寧に処理をして、アク抜きにたっぷり時間をかけて作れば難しくないです

基本的に黄粉と蜜で、味のほとんどを決めますので、失敗は少ないのですが

初回の失敗は、まだアクで濁った汁のまま煮て仕上げた事と、水分が多くて

うまく固まらず、やわらかすぎたのです。 一度失敗したら、もうバッチリです

お好みで作り方を工夫していただき、秋を満喫していただければと思う私です


第2回戦は大成功でした!! まずはドングリをたくさん拾いにいきます

数を集めるのに苦労しますが・・・子供はこれだけで喜びますな

妻も喜びましたし、気がつけば子供より夢中で拾いまくっておりました

クヌギのどんぐりが大きくてアクが少なくベストです、500gは欲しいです

注意1・水に浮いてしまう団栗は捨てましょう・・・・中に虫がいますから


ペンチでどんぐりの殻を割って中身を取り出し、ミキサーにかけ粉々にし

布袋に入れて、バケツに張った大量の水の中で根気よくもみだします

でんぷん質だけを分離するわけですな、このとき、こげ茶色の汁がでますが

これがアクです、めちゃめちゃ渋いのです、これをほとんど除くのが肝ですな

4〜5時間ほどするとバケツの底に、白っぽいデンプンがたまっています

このでんぷんをこぼさないように、ゆっくりと9割の水を捨てると

再度キレイな水をいれてかき混ぜて4〜5時間・・・と言う事を繰り返します

底にたまっているデンプンこそが、大事なのです

4回くらいでOKと思います、それゆえ2日間かかってしまうわけですな

このデンプンをナベに移し、水を約500ml入れて混ぜながら中火で煮ます

焦げないようにしゃもじでかき混ぜていると、火が通りだしてしばらくすれば

いきなり手ごたえが重たくなってきますので、それからしばらくフルパワーで

混ぜに混ぜて、ある程度の透明感と粘りがでてきましたら、火を止めて

バットかボールに流し込んで冷まします。 ゼリー作りと思ってください

冷えれば意外にもテロンテロンに固まった、どんぐりモチを包丁で縦横に

スパスパと一口大に切り、黒蜜とお好みで黄粉をかけて出来上がりです。

冷蔵庫でよ〜く冷やしても、すこしあったかいままでも、どちらもいけます

熱〜いお茶をすすりながら、じっくりいただきますと・・・・至福の時・・

おもわず目をつむってしまいますな

苦労した分だけ、おいしくて、どこにも売っていない味わいに満足を感じます


今回はどんぐりをペンチで割りまくってくれたナナコはひとくち食べて

思った以上、それ以上に美味しいとびっくりしましたが、ふたくち目には

「でも、どんぐりもち屋さんは、たいへんやな〜」とつぶやきました

商売として団栗餅を作るとなると、タダとはいえ秋にしか原料を調達できず

結果的に見るとコストがべらぼうに高く採算が合わない!と言う意味では

もちろんなく、納得のいく団栗餅を作るには時間と手間がずいぶんかかる

という事を、幼いながらに感じ取ってくれたわけです

親子ともども良い勉強になりました

来年の秋もがんばって作ろう!!





第60話 サンポ 10月20日

三女のモモコはサンポが好きで、退屈になると手を引っ張りに来て

外へ行きたいという身振りで、ニコニコ笑顔で誘ってきます

まだ2歳になっていないので500mくらい歩くと納得して帰宅します

かわいいものですな

三女の手を引いて、ぼんやり、そしてゆっくりサンポしているときのことです


小学生がワイワイ言いながらやってきますので、すれ違い時によく聞けば

「ハギ〜 キキョウ〜え〜 ナデシコ〜 オミナエシ〜なんかぬけたで〜」

「 フジバカマと何やったっけ?」「 フジバカマってバカなん?」

「アホか〜ハカマやんか〜」「それから変な名前の・・・仏のなんか」

「ええ〜っと、セリ・ナズナ〜ゴギョウにハコなんやったかいな〜」

「ハコベラ、スズナ、スズシロやな」

「スズシロは大根なんやて、草やないで、野菜やん」 とか言ってました

私は「おまえたち春の七草に変わっとるぞ!」と言いたいのをガマンして

その突っ込みどころの多さに頭の中が、すこしかゆくなりました

子供達の七草を唱えながらの下校に日本の平和を感じます

私は三女に話しかけます「な〜モモコや、平和やな〜〜かわいいな〜」



女子高生が二人乗りでチンタラチンタラ蛇行しながらやってきますと

私たちの隣のベンチに座って、軽い感じで話し始めました。

A子ちゃんの一方通行な話を見事にスカシまくるB子ちゃんのツッコミは

下記のようなシュールな漫才のようでした


A「あんな〜鼻の骨ってな〜ビコツ(鼻骨)やんか〜」

B「それで〜」

A「で〜、お尻の骨ってのもビコツ(尾骨)っていうやんか〜」

B「それで」

A「先生にな〜聞いたんよ〜どっちがビコツなんですか〜って」

B「・・それで」

A「ほしたらな、先生はどっちもビコツや〜いうてな〜」

「それで?」

「どう思う〜?なんか、おかしいやんか〜」

B「おかしいんは、あんたちゃうん」

A「え〜?鼻の骨はビ骨でお尻の骨もビ骨ってことちゃうん?絶対おかしいで」

B「それで」

A「だからな、ややこしいやんか〜鼻のほねはな〜」

B「ややこしいんはあんたちゃうん?」

A「ちがうって、ビ骨が痛い〜いうたらどっちの骨やわからへんやんか〜」

「それで」

A「やっぱりこまるって〜」

B「こまるんは、あんただけちゃうん?」

A「え〜?もっぺん、いうで〜ビコツやで〜」

B「それで〜っ!」


私は三女に話しかけます「な〜モモコや、平和やな〜〜かわいいな〜」



子連れで信号待ちをしていると、横断歩道の向こうには

杖を持ったおばあさんが一人だけ、そして私の後ろから女子中学生2人が来て

私たちの隣に並んでおりましたが、セーラー服姿なのにどうも感じが悪いのです

だみ声で、つばでも飛ばしてそうな乱暴な口調が聞こえてきましたので

何気にチラッと横目で見れば、意外にもしっかりした美人顔のカワイイ2人!

どんなんかな〜と話をきけば


「ほれほれ隣の組のC子な、はらたつやん」

「お〜お〜あいつな、ふざけとるで」

「あほやろ?、で、そのC子にくっついとる奴がなキモイんじゃ〜」

「D子やな、もっとむかつくやつやん」

「そうやろ?むっちゃムカツクやん!しばかなアカンで!」

「ほんまや、いっかい呼んで、しばきまわしたろか」

「ええな〜」

「やろやろ!みんなでボッコボコにしたったらええんや」

「ほかの子ら〜も、よ〜やったよ〜やったって言うで!」

「それが逆にD子のためでもあるわな」

「C子がせなあかんところをウチらがするわけやでな」

「感謝してもらわなあかんで、これは」

凶悪な話におもわず「えええ〜っ?!!」と声が出そうになります

信号が青になり、まだその話で盛り上がりながら、2人は私の前を早足で

横断歩道を渡っていきましたが、前方から来たおばあさんとすれ違いざま

おばさんは財布をポケットから、ポロッと落としてしまいました

おばあさんは気がついていないので、私が教えてあげようとするのですが

それより早く女の子達が2人ともに振り返ると、財布をすばやく拾ったので

私は一瞬(盗むのでは?)と考えましたが、その凶悪な2人は

こちらに小走りで戻ってきて、おばあさん目線まで少ししゃがむと

こちらが見とれるほどの素敵な笑顔と、びっくりするほどカワイイ口調で

「あの〜おばあ〜ちゃん、ほら、財布落としとったんやで〜」

「大事なモンやし〜き〜つけて〜よ〜」と言って財布をやさしく手渡すと

お礼を言うおばあさんに、明るく手を振って走り去ったのです!


さっきまで、D子の公開リンチ計画で鼻息の荒かった女子中学生は幻か?

狐につままれた・・といいますか、白昼夢のような出来事でしたな

「な〜モモコや、かわいいね〜・・・・・・え?いや?チョットこわっ!!」






第59話  夫婦の絆 9月15日

風呂に子供を入れるのは私のお役目です、子供はかわいいので苦になりません

3人はちょっと大変ですが女の子ばかりですので、ちょっとしたハーレムです

長女と次女の洗髪が終わったころに、ドアをドンドンとたたくと1歳の三女を

妻が連れてくる・・毎晩そんな段取りです

今回は三女がウンチをしていたらしく、連れて来るのが遅れてしまったようで

私は手持ちぶたさに、目に付いた軽石で足の裏をかなり念入りにこすって

暇つぶししてみました。 足の裏はいろんなツボがあるらしく、ゴシゴシこすれば

くすぐったいし、なんだか頭がすっきりして、いい感じですな〜


やがて妻が三女を脱がせて風呂場に連れて来ましたが「え?」と聞こえたので

振り返って見上げると、妻は不機嫌な顔で驚くべき発言を続けたのです

「やめて!私の軽石なんやで!勝手につかわんといてくれる!も〜!!」

「なんや?ワシにも貸してくれや、たまには気持ちがエエモンやな〜」

「何言っとるんや、絶対にイヤ、いままでも使っとったんやな!かなんわ」

「ええやん、へるもんやないし・・・あ・軽石はつこたらへるかな」

「そういう問題やない、分からんかな?いくら夫婦でもそれだけはダメや!」

「え?でもこの軽石以外には、ないやん、わしら家族はどうなるんや?」

「どうもならん!!も〜ショックや、まさか軽石を勝手に使われとるなんて」

「ワシもショックや、軽石やで、何でや?夫婦なんやで?ワシは汚いんか?」

「知らん!も〜」 風呂場から立ち去る妻。妙な気配を察する娘たち・・・

「かっ軽石やで・・石やん・・」三女を抱きしめつつ、ひとりごちる私。


上の娘2人に聞いてみる

「パパは軽石を使って、ママにしかられてしもたで、どうしたらええんや?」

長女「たぶん〜ママに〜新しい軽石を〜買うたげたらええんやわ、そうやで」

次女「たぶんそうや」

私「くうう〜やはりママの肩をもつか・・そういう問題ではないんやけどな」

三女を洗い終えると大きな深呼吸をして大人気なく風呂に潜ってしまう私

・・・・今夜の残り湯はショッパイぞ!



後日、追い討ちをかける発言を耳にします

就寝前に歯ブラシを探すのですが、いつものところに見当たりません

妻に声をかけてみたものの、洗面台の下に見つけたので使おうとしましたら

妻がやってきて「その歯ブラシは汚い物用に使ったから、もう使わんといて」

というではありませんか「なに?」と軽く驚きましたが、気を取り直して

「で、何につこたんや?」と聞けば

「タイルの目地をこすったんや、もう汚いからあえて隠しといたんや」

「ほな、ワシはどの歯ブラシをつこたらええんや?」

「あ・・ないわ、あした買っとくし、ガマンして」との答え・・・

(おうおう、ワシをナメとったらアカンど!はりたおすど!えっワ〜レ〜!)

と言いたいのを、ギリギリの精神力でこらえつつ

「まあエエ、お前のを借りるし」と、おだやかに言ってみたのですが

「イヤや!絶対にイヤっ!やめて、も〜」

「おいおい?まさか本気で嫌がってるんか?」

「本気や」

「本気?」

「何で?」

「いや、何で??」

「無理やん!」

「ワシはお前の歯ブラシ使えるけど・・・」

「いや!キモっ」

「キモって?ええ?お前はワシの歯ブラシ使えんのか」

「とうぜんや!」

「・・・・汚いんか?」

「そうは言わんけど、いくら夫婦でもそれだけはダメ!」

その瞬間、私の後頭部で張り詰めた何かが、プチっと音を立てて切れました

「ワシの口はタイルの目地なんか?おっ?え?え?え?えっワ〜レ〜!」



夫婦とは、何か・・・オヤスミ前に考えさせられるハミガキタイム

軽石につづき・・・歯ブラシもか・・・なんだか腹が立つぞおおおおお

寝られない・・・なんだ?なんなんだ?・これが酒を飲まずにおられますか?

うう・・こんな日に限って酒がもうない!

壊れた私は、月末まで神棚にお供えしておくはずの日本酒に手を着け独り言

「汚いワシは汚らしく盗み飲みじゃ〜!!神様はわかってくれるんじゃ〜!」






第58話 転倒  8月17日

去年の8月16日は、ひどい目にあいました・・しかも大勢の前で・・


毎年消防団ではお盆の花火大会の警備に出動いたします。人ごみの中を

いつもの長袖の紺服上下、帽子に長靴、軍手といういでたちに

懐中電灯と無線とロープや浮き輪を持って、しばらくウロウロするのです

みんな楽しそうな中を暑苦しい格好で夜回りをする・・・今は慣れましたが

新入団のころには蒸し暑くて気が狂いそうになったものでした


花火が終わって車庫に帰り着けば、任務完了ですが交通渋滞が終わるまでは

こちらもすぐに帰宅できないので慰労をかねて、ビールを飲みます

暑さに耐えた4時間の後だけに、しびれるほどにうまいのです

ついつい飲みすぎてしまいますな

今の若い団員はクルマで参集したり、もともとお酒を飲まなかったりで

用意したビールが余ってしまうことも最近は多いです

私の若いころには「酒の一滴は血の一滴」と教わり、少なからず実行しました


さて、去年の話ですが・・・同じく花火の警戒が終了して夜も更けて

10時過ぎたころに、今回余ったビールは各自持ち帰ることで解散になり

ほろ酔いの私は自転車にまたがり、子供の座席にビールを4本積んで

蛇行しながら家路に着くと駅へと続く人の流れに合流する直前に

無灯火だったのに気がつきました・・・・・これがいけない

あわてて発電機のスイッチを足でコンコンつつくのですが

長靴のヨッパライには、これが意外と難しくて、うまくできません

「おかしいな?エイ!」と力を入れた瞬間に「イタタタタ!」つま先が痛い

なんと長靴が自転車のスポークにからめとられてしまい、前輪が動かなくなり

つま先でブレーキをかけているそんな状態・・・足が折れると思うより早く

後輪が持ち上がり私は前のめりで顔面から地面に叩きつけられてしまいます

しかも背後から自転車が荷台のビールをすべてぶちまけながら私に乗っかり

後頭部を痛打・ドンガラガッシャンとあたかもコントのような派手なコケ具合

さらにビール缶が破裂して転がって散り、それぞれに泡を吹き出す惨状

もちろん私は無事ですむわけがなく、右頬と、両手、両膝をすりむいています

消防から支給された紺色の長ズボンが、両膝カギ裂きに破れてボロボロです

慢性の腰痛もちの私が、半泣きで自転車を支えに起き上がっても、悲しいかな

自転車は前輪が変形して動かないので、もはや乗っては帰れません

大勢の人前で泡の出続けているビールを集めて荷台に積み前輪を持ち上げて

人気のない暗い路地を目指して、驚くほどに痛む足で最後の力を振り絞る私

たくさんの人が輪になった中央で消防団員が自爆している様は哀れです

市民を守る消防団なのに・・・大炎上

誰も助けてくれぬまま・・・恥ずかしすぎる・・・ミジメ・・・

おや?足が冷たい・・・・ビールか・・・いや違うな

おっ血や・・・ひざ小僧から、たくさん血が出て足首まで湿っているのです

寒気がする・・・これは自力で帰宅できへん・・・

携帯で家族に助けを求めて保護してもらいました・トホホ


キズは思ったより大げさで、アスファルトで膝頭がこすり取られておりました

でもなんだか恥ずかしいので病院にもいかず適当に処置しましたら

なんと、半年にわたって両膝が化膿して出血を続ける事になりました

もちろん現在も傷跡が消えず、はっきり残っております

皆さんも飲酒運転は自転車といえども大事故につながりますので

くれぐれもお気をつけください。 無灯火運転も、たいへん危険ですが

飲酒で無灯火運転は、もってのほかですよ!






第57話 運転中  7月15日

当家では缶ジュース等を、まわし飲む場合には順番があります

何でも一番に私、2番目に妻、三番目に長女で、次女という感じで

「ハイ」といって、次の人にスムーズに回していくのです

少し行儀が悪いのですが、これも家族の絆つくりの一環です

次女は、三女がうまれて自分の順番が早くなったと勘違いして、喜んでました

・・・そうでもないのにな・・・

これを決めてから、誰が先に飲むかで姉妹げんかが始まる事は

ほぼなくなりました、めでたしめでたし・・・

しかし私が一番に口をつけるからといっても、時と場合によりますな


ドライブの最中に、のどが渇いた妻が炭酸飲料を自動販売機で買って

我が家の愛車、幌をオープンにしたダイハツ・ロッキー乗り込んできました。

カ○ディアンドライ・ジンジャーエールでした、これは大人向きの味わいです

発車してすぐに缶をプシッとあけたとたんに、予想以上の圧力で勢いよく泡が

吹き出したのですが、うろたえた愚妻は何を思ったのか、いつものように

「ハイ!」といって私に手渡そうとしたのでたまりません

運転中にダッシュボードからハンドル、私の左ひざにしっかり放水されて

べっちょり・・「なにをしてくれるんじゃ〜!」と思わず叫んでしまいますが

そんな事はおかまいなしで私に泡をぶっかけた本人の妻が、半笑いで

「うわ!びっくりした、なに!も〜っ」と私に言ったのには本当に驚きました

こういう場合には窓の外か、噴出す泡を自分で飲もうとしてほしいものです

まっ、オープンにしているので、すぐ乾きますけど〜〜

悪気はないらしいのですが・・・な〜んでそうなるかな〜〜?

妻よしっかりしてくれよおおおおお!



高速道路のいつもの料金所が見えてきますとウインドーを下げつつ

減速すると、妻からいいタイミングで「はい」と500円を手渡されて

いつものクールな表情で、おじさんに料金を差し出すと

意外にもヤな顔をされました。

ムッとして、さらに身を乗り出し気味で500円玉を渡そうと、よく見れば

私は10円玉をつまんでいるではないですか・・・「え?なんで??」

おじさんも「でしょ?」と言わんばかりですな・・・490円も足りません

おはずかしい!

あわてて妻に「おい!これは10円やないかい!」と言うと

こともあろうに愚妻は笑っているではありませんか!おのれっおのれっ!

「うわ〜あんた、はずかし〜!」とまで言ってくれたのには2度びっくりです

こんどこそ500円玉を渡してくれましたが、なぜに大きさも色も違う硬貨を

間違えられるのか不思議です・・・目は大丈夫か?・・・・頭か??

とにかく、しっかりしてくれよおおお!


あ・もしかして、いじめられてるのか??・・・コワ!





第56話 こどもみこし 6月12日

先月、地元のお祭りがあり私の腰痛もなんとか治まってきましたので

歩くだけならばと子供のお神輿の付き添い役をさせていただきました

体操服にハッピに鉢巻姿の小学4年生〜中学2年生男女混合で50人ほどが

半日かけて町内の隣組の役付の家を巡って練り歩きます

いまどきの子供が重たいお神輿をすすんで担ぎにきてくれる訳ではなく

こちらが頼んで参加してもらっており、図書券やお菓子がもらえることと

学校を休めるので子供たちはとりあえず参加してやっていると言う状態です

そんな子供たちが素直に言う事を聞くわけでもなくて

「疲れた〜」「重たいな〜」「何でせなあかんの〜」「休めるんちゃうん?」

と言うような言葉をことあるごとに言いますので、こちらもあきれ気味ですが

ボイコットされてはたまらないので、なだめてすかして適当に励まします

10分くらいで担ぎ手を交代させますが、それでもヘロヘロになってくると

お神輿の四隅をオッサン連中が支えて歩きますが、これが腰にも精神的にも

とてもキツイので、昼間からでもビール飲まなければやってられませんな・・・

おまつりだからいいのです、すでに午前中で3本も飲んじゃいました



子供らは疲れたふりをしながらも休憩中には元気で、お菓子はバクバク食べ

ジュースをゴクゴクよく飲むので、ついうっかり我が子に言っているように

「ジュースを飲んでばっかりやと、おしっこが近くなるで、気をつけぃ!」

と言うと、女の子たちはヤな感じで目配せすると、私を横目でみて言うのには

「おっさん、それってエロい事考えとるんとちゃうん〜?やめて〜変態や!」

すっかりセクハラオヤジにされてしまいブチ切れ気味の私はビールをのみのみ

「おまえら〜うるさいんじゃ!だまって担げ!おと〜ちゃんに報告するぞ!」

と男らしく一喝してやりましたが一瞬の沈黙の後でその中の一人が

「・・私・・お父さんおらへんもん・・・」と言い出したのでビックリです

ほかの子達には「ひっど〜大人のくせに、ろくなこと言わんな!」と非難され

すっかり血の気が引きました・・スミマセン・・・うかつな事はいえませんな

アアコワ

その後休憩中に女の子たちが、私にお菓子を持ってきてくれましたので

「ワシにくれるんか?悪いな〜、いただいとくわ〜うまいうまい」と答えつつ

意外と可愛いところもあるではないか・・・と思い、ほっとしていると

しばらくして私を後ろに見ながら話している声が小さく聞こえてきました

「あのヒゲのおっさんに落ちた菓子をやったら、なんも知らんと喰とったで」

「うまいらしいわ〜落ちとる菓子が」「マジ?アホやな〜」「ほんまアホやで」


ああ、神様〜この小娘達を張りたおしてはいけないのでしょうか?神様〜

イジメや学級崩壊の断片を一瞬垣間見た、そんな薄ら寒いお祭りでした

我が娘たちには、まっすぐエエ子に育ってほしいと祈りつつ考えるのです

もしも娘が大人を軽んじるクソ生意気な仕草をみせようものなら、ワシは〜

ワシは、すぐに娘のパンツをずらし、お尻にバッチンバッチン平手をみまう!


えっ? それこそがまさにセクハラオヤジ??まじか!!ヤバ!

スミマセン・・・勉強になりました





第55話  リハビリ 5月10日

私は腰痛持ちです・・・年に1〜2回はギックリで動けなくなるのです

今回のギックリ腰は長引いてしまい、1月以上も断続的に腰痛に悩まされて

整形外科へ何度も通いました。 治療といいましても慣れれば気持ちのよい

「ピクピクするデンキ」と眠くなるよな「あったかいデンキ」を各10分ほど

おじいさんやおばあさん達にまじって一緒にリハビリをする?だけなのです

「このおっさん、まだ若いのに気の毒なやっちゃ〜」という視線を待合室でも

かなり感じますが、腰痛がチョットでも楽になるのなら、へのかっぱですな

病院の帰りにはスーパーでビールと晩酌のおつまみも買います

腰痛に酒は悪いのでは?というご意見もいただきますが、へのかっぱです

そんなこんなで今回はレジの清算待ちでならんでいたときのお話



私の前に並んでいたのは時々リハビリでいっしょになるおばあさんで

動きがずいぶんゆっくりで、どうやら目か耳が不自由らしくて

レジの清算に、かなり時間がかかりました、後ろから何気に見ておりますと

おばあさんは財布を広げると、うまく話せないのでレジのおねえさんに

そのままあずけてしまいます、それをおねえさんは大きな声で

金額を読み上げながら財布からお金を出して支払いを済ませているのです

商品をビニール袋にも入れてあげているのを見て・・・なんというのか

「障害のある人に優しい」光景をみましたが、最後におねえさんは

「おばあちゃん、今日はポイントカードもってる?」とたずね

おばあさんは、カードをゆっくり差し出しましたが

それは整形外科の緑色の診察券でしたので「それと違うで〜」と言われ

おばあさんは無言のままゆっくりとほかの色のカードを差し出します・・

「それも病院の診察券やで、おばあちゃん?この青いカードは持ってない?」

おばあちゃんはカードの色がよく見えないのでしょうな、結局はおねえさんに

また財布ごと渡してカードを探してもらうのですが見当たらないようです

・・・・おばあさん悲しそう・・・・私も待ちくたびれ気味です・・・

レジには私の後ろに3人も待っていてイライラムードが徐々に漂います

お姉さんは「おうちにあるはずやで、また探して持ってきてよ〜」と言います

職務上、ポイントカードの事を無視するわけにもいかないのは承知ですが

なにかが少し残念な気がしますな・・・・


さて、私の会計になり1200円くらいだろうと予想して

言われるより先に財布から千円札とポイントカードをだして

手元の小銭を数えはじめているとレジのおねえさんから不意に

「あ!そのカードも違うよ!」とぶっきらぼうに言われてしまい

「なに?」と、手元をみると私が手に持っていたのも

同じ病院の緑の診察券だったのです・・・ワシとした事がやってしもうたっ!

うひょ〜お恥ずかしい!!

「このおっさんはまだ若いのに気の毒なやっちゃな〜」という視線を感じます

腰痛よりもある意味でイタイ瞬間です、おもわず気を失いかけた私は

腰痛にもかかわらずレジを済ますと足早に店を出ました・・・・

なんだか滅入ってしまいましたが

こんなときにこそ気合を入れて、へのかっぱパワーで

お酒をガンガン飲みますよおおおおおお〜






第54話 ギックリ腰  4月25日

あ〜考えてみれば早いもので私が市の消防団に入って13年がたちました

今年は熱い熱い「男達のスポーツ」消防操法大会の開かれる年であります

といっても西暦で偶数年にあるわけなので2年に1回ですな・・・しかし今回

出場予定の後輩が訓練期間中にのっぴきならない用事で抜けるため

なんと旧繰法要員の私が6年ぶりに現役復帰を命ぜられました

うれしいのですが、すっかり老け込んだ私にはキツイ訓練にビビり気味

そして訓練2日目になり昔の勘を取り戻しかけたその時に、なにやら筋肉痛

ではない痛み・・なんだか腰のあたりに寒いヤ〜な感じが・・・あああ・・

腰が砕けそうなのです!!・・・恐る恐る消防車に乗り込んだときに腰骨が

ヌルリと横滑りしたような感覚と同時にびっくりするような痛みが襲いました

・・・もう動けません・・訓練中断

この痛みをギックリ未経験な幸せ者に、お伝えするのは難しいですが

骨がずれてしまった体がコンニャクのように力が入らず不安定でして

ぐにゃっとするたびに100万ボルトの電流が脊髄でスパークするのです

あたかも雷に打たれたかのようなミジメな様子を我々専門家は、かっこよく

ラクライコンニャク〜落雷蒟蒻〜と呼びます・・・なに?分かりにくい??

あなたは腰痛持ちではないのでしょうな、この幸せ者め!!


結局ほかの後輩に交代してもらうことになりました、私はクビです・・・

動いても座っても何をしていても痛みがバッチリ襲ってきますので

そまま立ち尽くして1時間ほど痛みに耐えておりましたが

痛みがなくなることはなく結局この後1月近く寝込むことになりました

とにかく痛むので、階段の上り下りやトイレ、車に乗り込むのが一苦労です

基本的に、しゃがみこむ動作とスムーズな腰の曲げ伸ばしができないのです


4月は、まだまだ夜になれば寒いですな・・冷れば腰に悪くていけません

寒いので日本酒を熱燗にしようか、焼酎のお湯割りにしよか・・・つまみは

「落雷蒟蒻炒め」が自虐的でいいかもしれません・・・・その恐怖レシピは!

板コンニャクを男らしくグーでボコボコに殴り、無造作に手で一口大に

ひきちぎってフライパンで炒め、唐辛子で辛味をきかせ、ごま油とダシ醤油で

味を整えてやっつけます。 これを肴に深酒すると、いつのまにか、お酒から

冷たいビールが飲みたくなり2本3本と飲むほどに、腰の痛みが徐々に

和らいでくる・・・・・といいのですが結局、トイレの回数が増えてしまい

さらに夜中にもトイレに起きることになってしまいます。

そとつど無駄な腰の曲げ伸ばしに悲鳴を上げ痛くてたまらず眠れないので

また酒を飲みまたトイレへ。 結局自分が困る事になる恐怖のレシピでした!


腰が痛むなら飲まなければいいではないか!というご意見には、一言・・・

「これが飲まずには耐えられないほどの痛みなのですっ!」
 





第53話 ヒヤリング 3月1日

娘二人がそろってカタカナが読めるようになったと喜んでいたのですが


先日、夕食後にレーザーディスクでアニメ・デビルマンを見ながら

おもちゃで遊んでいた次女トーコが「レモンのレ」と絵文字の書いてある

積み木を1つ長女のナナコにもってきて言うのには

トーコ「オネーチャン、これはデビルマンのレ!」

ナナコ「トーコはアホやな〜デビルマンは「デ」や、それは「レ」や!」

トーコ「でもレ・リ・ル・マンやで!」

私「おいおい、いままでレリルマンやと思ってたんか?ナナコ教えてやれ!」

するとナナコはヘリコプターの「へ」の絵文字積み木をもってくると

ナナコ「あのなデビルマンのデは、この「ヘ」にテンテンがあるやつや!」

トーコ「ちがうで!それは「ベ」やで!デビルマンのデとちがう!」

ナナコ「え〜?そうかな〜」

ナナコ・トーコおたがいに「ちがうって、ちがうって」と言い合うので

私「お前たちよく聞け!デビルマンに変身するときに、明君はどういうんや」

子供たち「デッビィ〜〜〜〜ルや!」

私「な、レッリ〜〜ルなんて言わへんやろ?それに「へ」にテンテンは「ベ」や」

ナナコ「やっぱりデはテにテンテンなんか、トーコおぼえときなよ!」

私「お前もじゃ! ちょっと考えてみ!ベビ〜ル言うて変身したらどうや?」

トーコ「ちがう!そんなんでは変身せん!」

私「変身したとせ〜や、なんかちっちゃくなってしまいそうやろがっ!」

子供たち「わ〜ほんまや、ほんまや〜」と、うれしそうにつつきあってますが

どうもバカ姉妹には「聞き取り」の能力がまだまだのようです

英語教育でもいえることですが、意外と忘れているのがこの聞き取り方

いわゆるヒアリングですな

よく聞き間違いをする、おちゃめな人がいますが

ひょっとすると耳が聞こえにくいからでなくて、聞き取り能力が低いから

なのかもしれません

音感の鋭い人は、お茶碗を箸でたたいても

「Fか、いやG♯かな?」と真顔で言いますが聞き取り能力を極めれば

こうなるものなのかと感心する事がありました。私はオンチではないですが

1音だけ聞いてそれが「ド」なのか「レ」「ミ」なのか昔からかわかりません

それにコードなんてまったく分かりません、子供のころにやってないと

大人になってなかなか聞き分ける事ができないらしいので

3人の娘たちのうち、1人は耳のイイ子に育ててみようかと思います

五感のうち、それぞれ違う部分が特化しているというのも面白いですな〜

絵の得意なナナコは目がイイ子となれば、トーコを耳がイイ子に・・・・

どうかな???


(ブリッ!)おもむろに屁を放つ父が真顔で3人娘に問うて

父「ナナコよ今のは何の音じゃ?」

娘1「おならです」

父「ちが〜う・・音の話じゃ」

娘1「 う〜んBかな?おならだけにBURI・・・・」

父「もうよい!つぎ、トーコどうじゃ?」

娘2「いまの明るい感じはCでございます」

父「よくできた!つぎモモコはどうじゃ?」

娘3「・・・・・」

父「しまった!モモコは鼻がよかった・・・」





第52話 流感+水疱瘡 その2  2月10日

前回、病気で実家へ娘たちを順番で隔離したお話をしましたが

その結果いい事がありました


保育園から無口な次女をつれて帰る時に信号待ちしていると

トーコ「パパ・・・ボイラ・・」

私「あ?・・なんやて?」

トーコ「ボ・・ボイラ!」

私「ボイラーって何かしっとるんか?」

トーコ「ん・・・パパ、グンゼ」

私「え、グンゼ?」

トーコ「ん・・・ゼネラル」

私「グンゼ・ゼ・ゼネラル?しりとりか??」

トーコ「・・・コスモ」

私「ガソリンか??おお〜っ!さてはトーコ、カタカナの看板がよめるんか」

トーコ「うん・・よめる」

私「そうか、すごいな〜、ジーさんバーさんに教えてもらったんか!」

トーコ「うん」

私「トーコは水疱瘡になったおかげで、かしこなったがな!ええこっちゃ!」


ひらがなは4歳で何とか読めればいいかなと思っておりましたので

3才でひらがなに加えてカタカナまで読めれば、もう充分です

もちろん書くほうはまだまだですが、いろいろ教えるきっかけができました


ありがたいことに姉のナナコも、病気前にはひらがなが何とか読めるかな

くらいだったのを同じくカタカナが完璧に読めるようになって帰ってきました

こちらは5歳ですが、いままでナナコは字に興味がなく、私は読み書きよりも

絵画を重要視しておりましたので、落書きはうまいけれど

ひらがなは読むのも怪しいところでした

この調子ですと幼稚園卒業までにはカタカナの書き方も完璧に

なりそうではないですか!これぞ怪我の功名というところでしょうか


わたしは親として教育を考えるよりも、夜には反面教師となるべく

あえてお酒をのんでは、ヘベレケのふりをしてゴロ寝しているか

機嫌のいいときは子供の長所をのばすべく

いっしょになって落書きして、喜んでいることが多いので

じっくりカタカナ等の読み書きを教える事は、なかったですな・反省・・・

そんなに勉強をがんばらなくても子供は子供らしいのが一番だと

そう思っておりましたし、うちの子はちょっとアホや・・・とあきらめもあり

なにか一芸に秀でてさえいればそれでOKという考えでした

子供は、集中さえすれば吸収能力が、めちゃめちゃあるようです

やはり「アホ」よりは「カシコ」のほうが好ましいので

教育熱心にならない程度に勉強を教えてみようかなと、マジで考える

今日この頃です





第51話 流感+水疱瘡 2006年1月20日

カゼをひくと大変ですな・・・赤ちゃんや子供にうつさないために

最後に風呂に入ったり家族と違う部屋で寝たり、いろいろ気を使います

逆に子供の症状がひどい場合は隔離作戦を取る場合もあり、さらに大変です

インフルエンザなどは大人でも怖いので、去年はわたしも予防接種を受けました

しかしA型の予防接種をしてもらったその日から、なんだか体調が悪く

軽い風邪をひいような状態が1週間ほど続きました

どうも予防接種がデリケートな私の体には合わなかったようですな

その半月後、驚いたことにインフルエンザを発病してしまいヘロヘロでした

病院で診てもらったところナント予防したはずのA型でした・・・・無念!

流行っているB型ならば、あきらめがつきますがA型ではいったい何のために

イタイ注射を我慢したのか分かりません・・A型にもいろいろあるようなのです

今年は男らしく、潔く、インフルエンザの予防を私はうけません!!

病は気からと言うではないですか

キツイお酒をグイっと飲んで気力を高めてさえいれば、きっと

お酒の好きな神様が守ってくれて、お酒嫌いのバイキンから嫌われるはずです

まちがいありません


さて今年は私を除いた家族、つまり3人娘とママがインフルエンザと水疱瘡に

リレー式に順番でやられてしまい半月ほど実家へやっかいになりました

実家といっても2kmしか離れていないので行き来しやすいですし

うちのジジババも、あまり子供を甘やかさないタイプなので安心です


まずトーコが水疱瘡になり、それからママがインフルエンザを発病したので

とりあえずモモコを実家に預かってもらうことにしましたが、時すでに遅く

モモコはまだ赤ちゃんなのに水疱瘡になってしまいました、その後3〜4日で

ママのインフルエンザが治ったので、モモコを戻してトーコを実家へ移動

しかし隔離しなかったナナコにママのインフルエンザがうつっていたらしく

最後に発病したため、水疱瘡のおちついてきたトーコを戻して、ナナコを隔離

ややこ